看護師

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看護師試験とは

厚生労働大臣が管轄する国家資格の一つで、病院や診療所などの医療機関で、患者の世話や診療の補助を行う役割を担っている業務独占資格になります。
受験者数は、毎年5万人を超えており、医療資格の中では最も人気のある資格になります。その背景として、病院内でも、医師に次いで重宝される存在で、看護師に関しては、半永久売り手市場と言われており、看護師の資格を持っていると就職・転職に困ることが無いからです。
患者の命を預かる仕事になりますので、適切な処置をできる知識や技能はもちろん、瞬発的な判断力、患者に対する誠実な対応により精神的な支えなど、全てのスキルにおいてプロフェッショナルでないと勤まりません。
試験自体はそれほど難易度の高い試験ではなく、合格率は毎年90%程ありますので、看護学校などで真面目に講義を受けていれば難なく合格することが可能です。但し、看護学校の入試が難関になりますので、それなりの覚悟が必要です。
看護師は、業務独占資格になりますので、看護師の免許を持っていなければ、看護師としての業務を行うことができません。

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目次

看護師試験の基本情報

資格種別国家資格(業務独占資格)
ジャンル医療・心理
資格区分なし
受験資格下記参照
試験日程2月中旬(年1回)
試験方法筆記試験
免除科目
試験場所北海道、青森県、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
受験料5,400円
登録・更新
主な対象者
小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他
問い合わせ厚生労働省 医政局医事課試験免許室

【総合評価】

人気 :将来性:
就転職:難易度:

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看護師試験の試験日

2019年度試験(第109回)

試験日申込期間合格発表
2020年2月16日(日)11月15日~16月6日3月19日

看護師試験の受験資格

  1. 文部科学大臣の指定した学校教育法に基づく大学において、看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者、その他3年以上当該学科を修めた者
  2. 文部科学大臣の指定した学校において3年以上看護師になるのに必要な学科を修めた者
  3. 厚生労働大臣の指定した看護師養成所を卒業した者
  4. 免許を得た後3年以上業務に従事している准看護師又は学校教育法に基づく高等学校若しくは中等教育学校を卒業している准看護師であって、指定大学、指定学校又は指定養成所において2年以上修業したもの
  5. 外国の保健師助産師看護師法第5条に規定する業務に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国において看護師免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が1から3までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めたもの

など・・・この他にもありますが、対象者がほぼいないので、割愛しています。

簡潔に言うと

上記で書かれている受験資格は、厚生労働省が定義している受験資格から抜粋したものになりますが、正直分かりにくいですよね・・・なので、分かりやすく簡潔して書くと、この様になります。

  1. 看護師等養成課程を要する大学(短大)で3年間勉強する
  2. 看護師等養成課程を要する専門学校で3年間勉強する
  3. 看護師学校養成所を卒業
  4. 准看護師として3年以上働いた人で、大学や専門学校、養成所で2年以上勉強する
  5. 外国の看護学校を卒業して看護知識を要する

一般的には、看護科のある大学や専門学校に通って受験資格を得る人が多いです。ただ、金銭面で問題のある人などは、准看護師として働きながら受験資格を得る人もいます。

看護師試験の試験内容

出題範囲

人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、在宅看護論、看護の統合と実践

合格点

非公開

看護師試験の受験者数・合格率

年度受験者数合格率
2018年度63,603人89.3%
2017年度64,488人91.0%
2016年度62,534人88.5%
2015年度62,154人89.4%
2014年度60,947人90.0%
2013年度59,725人89.6%
2012年度56,530人88.8%
2011年度53,702人90.1%
2010年度54,138人91.8%

看護師試験の難易度

受験者数は、毎年5万人以上が受験しており、医療系資格の中で最も受験者が多い資格になります。

合格率は、2013年から過去10年間の平均が90.2%になりますので、「看護師試験って簡単なのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決して簡単な試験ではありません。

看護師試験を受けるには、一部条件を除いて、ほとんどの人が看護学校を通わなければいけません。

まず、その看護学校に入学する為に何倍、もしくは何十倍もの入試試験に合格しなければいけません。

学校に入学しても、その後に、様々なカリキュラムをこなして試験対策をした人のみが、ようやう受験資格を得ることができるのです。

受験資格を得るために数々のふるいをかけられて、それでも生き残った人のみが受験できるので、これだけ合格率が高くなるんです。

ですので、合格率が高いからと言って、看護知識の無い人がちょこっと勉強すれば簡単に合格できる資格では無いと言いうことを覚えておいて下さい。

看護師試験の勉強法

看護学校で勉強することになります。

看護師試験の勉強法

看護師試験のテキストを探す

資格を活かせる仕事

看護師の就職先として真っ先に挙げられるのは、病院や診療所、クリニックなどの医療機関になります。就業場所としては、外来の患者さんと接する「外来業務」、よくテレビドラマ等での舞台になる「病棟業務」、手術室での医師をサポートする「手術室業務」、救急で運ばれてきた重症患者さんに対して処置をすつ「ICU業務」などがあります。仕事の難易度が上がるほど、収入は上がります。

医療機関の他にも、高齢化に伴い、老人福祉施設や介護保健施設などでの業務の需要も増えてきています。また、一部ではありますが、企業や教育機関に就職している人もいます。

雇用形態も、正職員(正社員)の他、職員(契約社員)やアルバイトなど、自分のライフスタイルによって働くことが可能なので、子供を出産して一度辞めた人も、簡単に社会復帰できる環境にあります。

この様に、看護師の免許を取得することができれば、職場に困るこはほぼ無いと言っていいでしょう。これほど需要と供給のバランスが崩れている職種はあまり見当たりません。この状況は、この先も続く可能性が極めて高いと言っていいでしょう。

看護師の収入

2012年度における、看護師の平均年収が約480万円になり、新卒の初任給でも平均25万円程支給されます。看護師の9割以上が女性になることを考えると、他の職種に比べてもかなり高い水準になります。

但し、業務は多忙で、一日中立ちっぱなしのルーティーンワークを始め、夜勤や深夜勤などによる不規則な生活によるに肉体的負担、患者の命を預かる立場としての精神的負担が、他の職種に比べて重く圧し掛かってきますので離職率は高いです。

交代制のあるような過酷な職場だと、収入は上がりますし、看護主任や看護師長の役職を貰えれば、更に収入はグンと上がります。

看護師の平均データ(2014年)
  • 平均年齢:38.9歳
  • 勤続年数:7.7年
  • 月労働時間:164時間
  • 年収:4,729,800円
  • 月収:329,000円
  • 賞与:781,800円
  • 平均時給:2,006円

※資料出所 厚生労働省「賃金構造基本統計調査

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