TOBIS(ビジネス通訳検定)の難易度は?1級取得に必要な通訳レベルとは

TOBIS(ビジネス通訳検定)は、ビジネスの現場で求められる通訳スキルを評価する検定試験です。一般的な英語力だけでなく、会議や商談などを想定した実践的な通訳能力が問われます。

試験には逐次通訳試験と同時通訳試験があり、評価によって級が認定されます。特に1級は高い同時通訳能力が求められるため、英語が得意というだけでは取得が難しい資格です。この記事では、TOBISの難易度や各級のレベル、1級取得に必要な通訳力などを解説します。

目次

基本情報

資格種別
民間資格
資格区分
1級・2級・3級・4級
受験資格
1級:過去2年以内に2級を取得した者
2級~4級:逐次通訳試験
試験日
年2回(7月・12月)
試験方法
2級~4級:逐次通訳試験
1級:同時通訳試験
試験内容
1級:ビジネス場面を想定した同時通訳試験。発言を聞きながら即座に通訳する高度な技術を評価します。
2級~4級:ビジネス場面を想定した逐次通訳試験。英語と日本語の間で、発言内容を正確かつ適切に伝える能力を評価します。
合格点・合格基準
固定の合格点は非公表。試験成績に応じて1級~4級を判定
免除科目
なし
試験場所
オンライン
受験料
逐次通訳試験:20,000円
同時通訳試験:25,000円
登録・更新
なし
問い合わせ特定非営利活動法人 通訳技能向上センター

合格率・受験者数

2020年の逐次通訳試験における取得級別割合は、2級が2%、3級が17%、4級が47%、不合格が34%でした。これは各級の合格率ではありません。なお、1級は別試験となります。

難易度

TOBISは、英語力だけでなく、ビジネスの知識や実践的な通訳技術が問われる難易度の高い検定です。
最上位の1級では、逐次通訳に加えて同時通訳やウィスパリングにも対応できる高度な技術が求められます。2級は実務でまとまった内容を正確に逐次通訳できるレベル、3級は短い区切りでの逐次通訳や要点を伝える技術が必要です。
4級は外国人との会話や接客などをサポートできるレベルですが、一般的な英語試験とは異なり、聞いた内容をその場で別の言語に置き換える能力が必要になります。

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級別評価と実務での活用

TOBISの特徴は、英語の知識だけでなく、実際のビジネス現場で通訳できる能力を評価する点です。単なる級の違いにとどまらず、どの程度の通訳業務に対応できるのかまで示されているため、取得級と実務能力の関係を理解することが重要です。

1級から4級までの評価基準と対応できる業務

級求められる能力・業務の目安
1級逐次通訳・ウィスパリング・同時通訳に柔軟に対応できる高度な能力
2級まとまった長さの発言を正確に逐次通訳できる能力
3級社内会議などで短い区切りの逐次通訳や要点の通訳ができる能力
4級商談会や外国人接客などで英語によるコミュニケーションを補助できる能力

これは単純な英語力のランキングではなく、通訳者としての実践力を評価する区分です。特に2級以上では、ビジネス用語や背景知識を理解し、情報を正確に伝える技術が重視されます。

2級・3級・4級を別々に受験する必要がない

TOBISの逐次通訳試験は、受験者が2級・3級・4級を個別に選んで申し込む仕組みではありません。

同じ試験を受け、その結果に応じて取得級が決定されます。

試験は3つのパートで構成され、会話形式と短文形式で基礎的な通訳能力を評価したうえで、3級の基準に達した受験者についてはスピーチ形式の課題によって2級を判定します。

そのため、最初から2級を目指して受験することも可能です。ただし、4級の基準に達しなければ不合格となります。

1級は誰でも受験できるわけではない

TOBISの1級は同時通訳試験で判定され、原則として過去2年以内に2級を取得していることが受験条件です。

ただし、以前に2級を取得した人については、逐次通訳試験と同時通訳試験を同日に受験できる特例が案内された回もあります。この場合、逐次通訳試験で3級以下の判定になると、同時通訳試験が採点されず不合格となる条件があります。

過去に2級を取得していても、受験回によって条件を確認する必要があります。

合否だけでなく弱点を把握できる

TOBISでは、試験後に通訳能力の評価結果がフィードバックされます。

評価対象には、内容の理解力、ビジネス知識、英語の表現力などが含まれます。自分の通訳がどの部分で不足しているのかを確認できるため、級の取得だけでなく、今後の学習方針を考える材料としても活用できます。

また、取得した級には有効期限がなく、4級以上の取得者にはデジタル証明書であるオープンバッジが発行されます。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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