TEAP(Test of English for Academic Purposes)は、大学での学習や研究に必要な英語力を測定する試験です。上智大学と日本英語検定協会が共同開発し、Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能を評価します。
主に高校生を対象としており、取得したスコアは大学入試で出願資格・得点換算・加点・合否判定の優遇などに利用される場合があります。
TEAP試験の基本情報
| 資格区分 | なし |
|---|---|
| 受験資格 | 高校1年生以上 |
| 試験日程 | 年3回 |
| 試験方法 | Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 全国の指定会場 |
| 受験料 | 4技能:15,000円/2技能:6,000円(税込) |
| 登録・更新 | なし |
| 問い合わせ | 公益財団法人 日本英語検定協会 TEAP運営事務局 |
TEAP試験の申込方法
TEAPの申し込みはインターネットから行います。初めて受験する場合は、最初に「TEAP ID」の登録が必要です。英検IDは利用できないため注意してください。
申し込みの流れは以下の通りです。
- TEAP IDを登録する
氏名・生年月日・メールアドレスなどを入力し、顔写真を登録します。顔写真はJPEG形式、最大500KB、縦横比4:3などの規定があります。 - TEAP IDでログインする
登録したTEAP IDとパスワードを使って申し込みページにログインします。 - 試験日・受験地域・受験パターンを選択する
希望する試験日と地域、4技能または2技能の受験パターンを選択します。 - 試験会場を選択する
希望する会場を選びます。会場には定員があり、満席になると申込期間中でも受付が終了します。 - 受験料を支払う
支払い方法は**クレジットカード、コンビニ現金払い、郵便局ATM(Pay-easy)**から選択できます。コンビニ・郵便局ATMはクレジットカードより申込締切が早く設定されています。 - 受験票を印刷する
受験票は郵送されません。試験前にTEAPのサイトへログインし、A4サイズで自分で印刷して試験当日に持参します。
TEAPの申込先
申し込みやTEAP IDの新規登録は、日本英語検定協会の公式ページから行えます。
なお、受験料を支払った時点で申し込み完了となり、支払い後は原則としてキャンセルや返金はできません。希望会場が満席になる場合もあるため、受験日が決まっている場合は早めに申し込んでおくとよいでしょう。
TEAP試験の試験日程
TEAPは年3回実施されています。2026年度の日程は以下の通りです。
| 回 | 試験日 | 申し込み期間(クレジットカード) |
|---|---|---|
| 第1回 | 2026年7月19日(日) | 5月18日~6月19日 |
| 第2回 | 2026年9月13日(日) | 7月13日~8月12日 |
| 第3回 | 2026年11月22日(日) | 9月18日~10月21日 |
コンビニ・郵便局ATMで支払う場合は締め切りが早く、第3回は10月15日(木)までです。また、会場には定員があり、満席になると申し込み期間中でも受付終了となる場合があります。
なお、開催地域によって実施されない回もあるため、受験する地域の開催日を事前に確認しておきましょう。
TEAP試験の試験内容
TEAPは、大学での学習に必要な英語力をReading・Listening・Writing・Speakingの4技能で測定します。
| 技能 | 試験時間 | 内容 |
|---|---|---|
| Reading | 70分 | 語彙・英文読解など |
| Listening | 約50分 | 会話・講義などの聞き取り |
| Writing | 70分 | 要約・エッセイ |
| Speaking | 約10分 | 試験官との面接 |
Reading・Listeningのみを受験する2技能パターンと、Writing・Speakingを加えた4技能パターンがあります。
結果は合否ではなく、各技能20~100点、4技能合計80~400点のスコアで評価されます。
TEAP試験の難易度
TEAPは、主に高校生を対象として、大学での学習に必要な英語力を測る試験です。英検のような級ごとの合否はなく、4技能合計80~400点のスコアで評価されます。
出題内容は大学生活や授業を意識したものが多く、一般的な日常英語だけではなく、講義を聞く、資料を読む、自分の意見を書く・話すといったアカデミックな英語力が求められるのが特徴です。
TEAPのスコアと難易度の目安
TEAPでは、スコアによってCEFRとの対応が示されています。
| TEAPスコア | CEFR | 難易度の目安 |
|---|---|---|
| 375~400点 | C1 | 非常に高い |
| 309~374点 | B2 | 高い |
| 225~308点 | B1 | 中程度 |
| 135~224点 | A2 | 基礎~中程度 |
| 80~134点 | A1 | 基礎レベル |
特に300点前後から難易度が高くなり、309点以上はCEFR B2に相当します。大学入試では大学・学部によって必要なスコアが異なるため、「何点取れば合格」という共通の基準はありません。
4技能をバランスよく伸ばす必要がある
TEAPの難しい点は、Reading・Listeningだけでなく、WritingとSpeakingも含めて評価されることです。
Writingでは英文の要約や自分の意見を書く力、Speakingでは試験官とのやり取りを通して、その場で考えて英語で伝える力が求められます。
英単語や文法の知識だけで高得点を狙うのは難しく、大学入試で高いスコアを目指す場合は、「読む・聞く・書く・話す」をバランスよく対策する必要がある試験といえるでしょう。
TEAP試験のおすすめテキスト・問題集
TEAP実践問題集
4技能の問題を本番形式で練習できる総合問題集です。見本問題が2セット収録されており、まず試験全体の形式を把握したい人におすすめです。
TEAP技能別問題集 リーディング/リスニング
Reading・Listeningを重点的に対策できる問題集です。2技能受験を予定している人にも向いています。
TEAP技能別問題集 ライティング/スピーキング
独学では対策しにくいWriting・Speakingに特化した問題集です。4技能で高いスコアを目指す人におすすめです。
TEAPはどの大学の入試で使える?
TEAPは、国公立大学・私立大学の大学入試で幅広く活用されています。利用方法は大学・学部によって異なり、出願資格、英語試験の得点換算、加点などに使われます。
公式では、筑波大学・千葉大学・上智大学・明治大学・立教大学・早稲田大学・同志社大学・関西大学・関西学院大学など、多くの大学での活用例が紹介されています。
ただし、必要なスコアや対象となる入試方式は大学ごとに異なるため、志望大学の最新募集要項を確認する必要があります。
TEAPは高校1年生でも受験する意味がある?
TEAPは高校1年生以上が受験対象です。
大学入試で利用することを考えている場合、高校1・2年生のうちに受験して現在の英語力を確認しておくメリットがあります。TEAPは年に複数回受験できるため、早い段階から試験形式に慣れておくこともできます。
ただし、大学によっては利用できるスコアの取得時期などに条件が設けられる場合があるため、実際に出願する際は募集要項を確認しましょう。
TEAPは4技能と2技能のどちらを受験すればいい?
TEAPには、Reading・Listeningのみの2技能と、Writing・Speakingを加えた4技能の2つの受験パターンがあります。
大学入試で利用する場合は、志望大学が求める技能数に合わせて選ぶのが基本です。
4技能のスコアを条件としている大学・学部を受験する可能性があるなら4技能、Reading・Listeningのみで利用できる場合は2技能でも問題ありません。
進路がまだ決まっていない場合は、利用できる入試方式の幅を広げやすい4技能を受験しておく方が無難です。
TEAPで大学入試の英語試験が免除されることはある?
あります。
大学によってはTEAPの一定スコアを取得していることで、英語試験を免除したり、英語の得点として換算したり、加点したりする入試方式があります。TEAP公式でも、大学入試の「英語外部検定利用方式」で活用されていると案内しています。
ただし、すべての大学で英語試験が免除されるわけではありません。出願資格として使うだけの大学、得点換算する大学、独自試験と併用する大学など利用方法はさまざまなので、志望大学ごとに確認する必要があります。
