朗読検定の難易度や試験内容など

朗読検定は、文章を声に出して読み、聞き手に内容や感情を伝えるための技術を評価する民間検定です。一般社団法人日本朗読検定協会が実施しており、発声・発音・滑舌などの基本技術から、文学作品の解釈、抑揚や間の取り方、表現力まで幅広く評価します。

一般向けの試験は4級から1級までの6段階に分かれています。下位級では正確で聞き取りやすい朗読が中心ですが、上位級になると作品の意図を理解し、自分なりの表現を組み立てる力が求められます。

準2級以下は、自宅で録音した朗読音声や筆記課題を提出する方式で、2級以上では対面実技試験が行われます。また、上位級の認定には朗読コンテストでの成績が関係するものもあります。

朗読を趣味として楽しむ人だけでなく、読み聞かせや朗読ボランティア、教育活動などに関心のある人にも適した検定です。

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目次

基本情報

資格種別
民間資格
資格区分
1級、準1級、2級、準2級、3級、4級
受験資格
なし
試験日
  • 4級~2級:年4期(冬期・春期・夏期・秋期)
  • 1級・準1級:朗読コンテストに連動して実施
試験方法
会場・自宅オンライン
試験内容
発声や発音、滑舌、アクセントなどの基本技術に加え、文学作品の正確な読み取り、抑揚、間の取り方、読む速度、感情表現などが評価されます。
下位級では筆記課題と録音した朗読音声を提出し、上位級では作品の内容を踏まえた表現計画や、聞き手に伝わる朗読の完成度が問われます。
1級・準1級では、朗読コンテストを通して特に高度な表現力が評価されます。
合格点・合格基準
  • 2級・準2級・3級・4級:筆記・実技それぞれ50点満点中40点以上(80%以上)
  • 準1級:青空文庫朗読コンテストで金賞・銀賞・銅賞のいずれかを受賞
  • 1級:青空文庫朗読コンテストですべての審査員の持ち点の90%以上を獲得し、金賞を受賞
免除科目
認定講師による所定の実技指導を受ける合格サポートプランでは、筆記試験の免除制度が設けられています。
試験場所
  • 4級~準2級:自宅など、録音や筆記課題の作成が可能な場所
  • 2級:自宅など、Zoomを利用できる場所
  • 1級・準1級:青空文庫朗読コンテストの指定会場
受験料
1級・準1級:各3,300円(コンテスト参加料)、2級:A・B各13,200円、準2級:A・B各8,800円、3級:6,600円、4級:4,400円
問い合わせ一般社団法人 日本朗読検定協会
おすすめ対象者
中学生・高校生大学生・専門学生社会人全般

試験日程

2026年度

試験区分試験日申込期間
冬期(第158回・第159回/4級~準2級)2月15日・3月15日・4月15日(提出期限)1月1日~3月31日
冬期(2級)3月13日~15日1月1日~2月28日
春期(第160回・第161回/4級~準2級)5月15日・6月15日・7月15日(提出期限)4月1日~6月30日
春期(2級)6月12日~14日4月1日~5月31日
夏期(第162回・第163回/4級~準2級)8月15日・9月15日・10月15日(提出期限)7月1日~9月29日
夏期(2級)9月11日~13日7月1日~8月31日
秋期(第164回・第165回/4級~準2級)11月15日・12月15日・2027年1月15日(提出期限)10月1日~12月25日
秋期(2級)12月11日~13日10月1日~11月30日
1級・準1級(青空文庫朗読コンテスト)コンテストの開催日程に準ずる部門ごとに異なる

難易度

朗読検定は、文章を正確に読む基礎的な技能から、文学作品を深く理解して表現する高度な技術まで、級によって求められる能力が異なります。4級では発声や発音、滑舌、アクセントなどが中心となり、聞き取りやすい声で文章を読む練習が重要です。3級では文章の意味を踏まえ、語りと台詞の違いや強調する部分を意識する必要があります。

準2級になると、作品全体の構成を理解し、場面に合わせて抑揚や間、読む速度を調整する力が求められます。声を出して読むだけでなく、どのように表現すれば内容が伝わるかを考えることが大切です。

2級ではリアルタイムの実技試験が行われるため、録音のように何度も取り直すことはできません。緊張する場面でも発声や表現を安定させる必要があり、実際に人前で朗読する経験が役立ちます。

準1級・1級は朗読コンテストでの入賞や高い審査評価が認定条件となるため、難易度は非常に高くなります。特に1級は金賞に加えて厳しい得点条件もあり、単に滑らかに読めるだけでは到達できません。作品の解釈を自分の声で表現する力を継続的に磨くことが必要です。

1級
★★★☆☆
約500時間
準1級
★★★☆☆
約350時間
2級
★★☆☆☆
約200時間
準2級
★★☆☆☆
約120時間
3級
★★☆☆☆
約60時間
4級
★☆☆☆☆
約30時間

※勉強時間は、関連する知識や実務経験がない方が、合格を目指して学習する場合のおおよその目安です。学習経験や理解度、学習方法などによって必要な時間は異なります。

おすすめテキスト・参考書

朗読の教科書

日本朗読検定協会公認の教材です。発声や発音、文章の読み取り方、強調表現など、朗読に必要な基本技術を体系的に学べます。文章の内容を理解してから声に出すまでの手順が解説されており、聞き手に伝わる朗読を身につけたい人に適しています。付属CDで実際の読み方を確認できるため、初級から上位級までの基礎学習に役立ちます。

著:渡辺知明
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はじめての朗読レッスン

朗読を初めて学ぶ人に向けて、発声・発音の基礎から実践的な練習方法までを紹介した一冊です。アクセントや滑舌の練習、自然な声の出し方などを学びながら、文章を正確に読み上げる力を身につけられます。特に4級・3級の対策や、朗読の基本を見直したい人に向いています。

著:川和 孝
¥660 (2026/10/26 20:43時点 | Amazon調べ)

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