証券アナリスト試験 – 難易度・合格率・試験日など

目次

証券アナリスト試験とは

証券投資や企業分析、資産運用に関する専門知識を評価する資格試験です。株式や債券などの金融商品を分析し、企業価値や投資判断に役立つ情報を整理する力を身につけられるため、金融・証券・資産運用業界で活用しやすい資格です。

資格取得には、協会の講座受講、試験合格、実務経験などが関係します。単なる知識試験ではなく、財務分析、証券分析、ポートフォリオ、経済、職業倫理などを体系的に学ぶ点が特徴です。

証券会社、銀行、資産運用会社、保険会社、投資顧問会社、企業の財務・IR部門などで働く人に向いています。投資や金融商品の分析力を高めたい人、金融業界で専門性を示したい人に役立つ資格といえるでしょう。

証券アナリスト試験の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル金融・会計・簿記
資格区分なし
受験資格第1次試験は第1次レベル講座の受講者。第2次試験は第1次試験3科目合格後、第2次レベル講座の受講者
試験日程第1次試験は年2回、例年春・秋。第2次試験は年1回、例年6月頃
試験方法第1次試験は科目別試験、マークシート方式中心。第2次試験は記述式の総合試験
免除科目第1次試験は科目合格制。第2次試験の受験には第1次3科目合格が必要
試験場所国内主要都市、海外会場など
受験料第2次試験:17,500円/第1次試験:科目Ⅰ 7,400円、科目Ⅱ 3,700円、科目Ⅲ 3,700円
登録・更新第2次試験合格後、実務経験などの要件を満たして検定会員に登録
問い合わせ公益社団法人 日本証券アナリスト協会
関連資格証券外務員
日経TEST
ファイナンシャル・プランニング技能士

証券アナリスト試験の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
第1次春試験:4月26日(日)2月6日~3月5日6月中旬頃
第2次試験:6月7日(日)3月15日~4月14日試験実施日の約2か月後
第1次秋試験:9月27日(日)公式ページで確認11月中旬頃

証券アナリスト試験の試験内容

第2次試験は、第1次レベル講座を含めた全学習ポイントを範囲として、証券分析・ポートフォリオ、財務分析、コーポレート・ファイナンス、市場と経済、数量分析、職業倫理などを総合的に問う内容です。単なる知識確認ではなく、投資価値の分析、リスクとリターンの評価、企業財務の理解、経済・市場環境の読み取りなどを組み合わせて解答する力が求められます。

第1次試験は、第1次レベル講座の受講者を対象に実施されます。証券分析、財務分析、経済、職業倫理など、証券アナリストとして必要な基礎知識を科目別に確認する内容です。3科目すべてに合格すると、第2次レベル講座を受講できるようになります。

出題範囲

第2次試験

証券分析とポートフォリオ・マネジメント、財務分析、コーポレート・ファイナンス、市場と経済の分析、数量分析、職業倫理・行為基準などが出題範囲です。第1次レベルの内容も含めて問われるため、各分野を個別に理解するだけでなく、投資判断や分析業務に結びつけて整理する必要があります。

第1次試験

証券分析とポートフォリオ・マネジメント、財務分析、コーポレート・ファイナンス、市場と経済の分析、数量分析、確率・統計、職業倫理・行為基準などが中心です。科目ごとに合否が判定され、すべての科目に合格することで第2次レベルへ進むことができます。

試験科目と出題数

第2次試験は、午前と午後に分かれて実施されます。出題範囲は第1次レベル講座を含めたすべての学習ポイントで、記述式を含む総合問題により、分析力や判断力が問われます。

第1次試験は、科目別に実施されます。受験資格は第1次レベル講座の受講者に限られ、講座を受講せずに試験だけを受けることはできません。受講年度の翌年から、原則として3年間の受験可能期間内に受験します。

合格基準

第2次試験は、午前と午後の総得点をもとに合否が判定されます。ただし、総得点が合格最低点以上であっても、「職業倫理・行為基準」の得点が一定水準に達しない場合は不合格になります。

第1次試験も、科目ごとに合否が判定されます。科目Ⅲでは、得点が合格最低点を上回っていても、「職業倫理・行為基準」の得点が一定水準に達していない場合は不合格となります。

証券アナリスト試験の受験者数・合格率

2025年6月実施・第2次試験

区分受験者数合格者数合格率
第2次試験2,522名1,121名44.4%

2024年6月実施・第2次試験

区分受験者数合格者数合格率
第2次試験2,556名1,139名44.6%

2023年6月実施・第2次試験

区分受験者数合格者数合格率
第2次試験2,548名1,189名46.7%

2025年秋実施・第1次試験

科目受験者数合格者数合格率
科目Ⅰ1,598名844名52.8%
科目Ⅱ1,569名853名54.4%
科目Ⅲ1,558名795名51.0%
合計4,725名2,492名52.7%

2025年春実施・第1次試験

科目受験者数合格者数合格率
科目Ⅰ1,994名943名47.3%
科目Ⅱ2,409名1,192名49.5%
科目Ⅲ2,178名1,048名48.1%
合計6,581名3,183名48.4%

2024年秋実施・第1次試験

科目受験者数合格者数合格率
科目Ⅰ1,677名846名50.4%
科目Ⅱ1,613名821名50.9%
科目Ⅲ1,607名777名48.4%
合計4,897名2,444名49.9%

証券アナリスト試験の難易度

金融・投資・企業分析に関する専門知識を問う資格なので、金融業界で働いている人や、証券・資産運用・財務分析に関心がある人であれば学習しやすい試験です。ただし、一般的なビジネス資格と比べると専門性は高く、初学者が短期間で簡単に合格できる資格ではありません。

第1次レベルは、証券分析や財務分析、経済、数量分析などの基礎を幅広く学ぶ段階です。簿記や経済、金融商品の知識がある人であれば理解しやすい部分もありますが、初めて学ぶ人にとっては専門用語や計算問題でつまずきやすいでしょう。

第2次レベルになると、難易度はさらに上がります。知識を覚えているだけでなく、企業や市場を分析し、投資判断につなげる応用力が求められます。そのため、金融実務に近い考え方や、複数の知識を組み合わせて判断する力が必要になります。

総合的に見ると、証券アナリスト試験は、金融系資格の中でもしっかりした対策が必要な資格です。公認会計士や税理士のような最難関資格ほどではありませんが、金融・投資分野の専門知識を体系的に学ぶ必要があり、特に第2次レベルまで目指す場合は計画的な学習が欠かせない試験といえるでしょう。

証券アナリスト試験の勉強法

第1次試験では、証券分析、ポートフォリオ、財務分析、コーポレート・ファイナンス、市場と経済、数量分析、職業倫理などを幅広く学びます。講座テキストの内容が試験対象になるため、まずはテキストを読み込み、章末問題や練習問題で理解度を確認しましょう。

勉強を進める際は、計算問題と理論問題の両方に慣れておくことが大切です。特に、証券分析や財務分析、数量分析は、公式や考え方を覚えるだけでなく、実際に手を動かして問題を解く練習が必要になります。

第2次レベルでは、より応用的な内容が問われます。講座テキストに加えて、過去の試験問題と解答例も教材として提供されるため、過去問を使って出題形式や答案の作り方に慣れておくとよいでしょう。

独学形式で進められる試験ですが、範囲が広いため計画的な学習が欠かせません。基本的には、講座テキストで基礎を固め、練習問題と過去問を繰り返し、苦手分野を重点的に復習する勉強法がおすすめです。

資格を活かせる仕事

証券アナリストは、証券投資の分野に於いて、専門知識と分析技術を用いて投資価値の評価を行い、助言や投資管理サービスを提供するのが仕事です。

資本主義の高度化に伴い、証券アナリストの業務は拡大・専門化する一方です。証券会社や資産運用会社等では、企業調査を基に個別証券の分析・評価を行います。

又、証券会社や銀行、保険会社等の機関投資家には、投資目的に合わせた証券を組み合せて資産運用を総合的に行います。

現在は金融業務の規制緩和、投資理論の発展に伴って資産運用ビジネスは拡大しています。それに従い証券アナリストにも投資の決定に必要な幅広い知識やスキルを身に着ける事が必要不可欠となっています。

今や証券アナリストの需要は金融界に留まらず、様々なビジネス分野で高まっています。

当資格は業界内でも認知度は高く、取得を義務付けている企業もあるので、就職や転職活動で大いに活用することができます。

資格侍

景気の読み取りなど、難しい面もありますが、大変遣り甲斐のある仕事です。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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