証券外務員試験の難易度・合格率・試験日など

目次

証券外務員試験とは

証券会社や銀行などで、株式・債券・投資信託などの金融商品を扱うために必要な資格試験です。外務員として登録を受けることで、金融商品の説明や勧誘、販売などの業務に携わることができます。

資格は主に一種外務員資格二種外務員資格に分かれています。二種は現物株式などの基本的な金融商品を扱う資格で、一種はその上位資格として、信用取引やデリバティブ取引を含む幅広い商品を扱うことができます。

試験に合格しただけでは、すぐに外務員として営業活動ができるわけではありません。実際に業務を行うには、金融商品取引業者などを通じて外務員登録を受ける必要があります。

証券会社、銀行、保険会社、金融商品仲介業などで働きたい人に向いている資格です。金融商品の販売や顧客対応に関わる仕事では、実務に直結しやすい資格といえるでしょう。

証券外務員試験の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル金融・会計・簿記
資格区分一種外務員資格、二種外務員資格
受験資格なし
試験日程通年実施
試験方法CBT方式。○×方式・五肢選択方式
免除科目なし
試験場所全国のプロメトリック試験会場
受験料一種・二種ともに12,169円(税込)
登録・更新資格自体の更新制度なし。外務員として業務を行うには所属金融機関を通じた外務員登録が必要
問い合わせ日本証券業協会
関連資格証券アナリスト
日経TEST
ファイナンシャル・プランニング技能士
DCプランナー

証券外務員試験の試験内容

一種外務員資格試験と二種外務員資格試験に分かれています。上位区分である一種では、二種の範囲に加えて、信用取引やデリバティブ取引なども含めた幅広い金融商品取引業務の知識が問われます。

試験問題は、直近の法令・諸規則等に基づいて出題されます。出題形式は、○×方式と五肢選択方式で、パソコン上で解答するCBT方式です。

出題範囲

一種外務員資格試験

金融商品取引法、金融商品の勧誘・販売に関係する法律、協会定款・諸規則、取引所定款・諸規則などの法令・諸規則が出題されます。

商品業務では、株式業務、債券業務、投資信託・投資法人に関する業務、付随業務、デリバティブ取引などが対象です。

関連科目として、証券市場の基礎知識、株式会社法概論、経済・金融・財政の常識、財務諸表と企業分析、証券税制、セールス業務なども出題範囲に含まれます。

二種外務員資格試験

株式、債券、投資信託など、金融商品取引業務の基本的な商品知識と、外務員として必要な法令・諸規則が問われます。

一種と比べると、デリバティブ取引などの高度な商品業務は範囲が限定されますが、金融商品取引法、協会規則、セールス業務、証券税制、証券市場の基礎知識などは重要な出題範囲です。

試験科目と出題数

一種外務員資格試験は、○×方式70問、五肢選択方式30問の合計100問です。試験時間は2時間40分、配点は440点満点です。

二種外務員資格試験は、○×方式50問、五肢選択方式20問の合計70問です。試験時間は2時間、配点は300点満点です。

一般受験は、プロメトリックのテストセンターで通年実施されています。一種外務員資格試験は160分、二種外務員資格試験は120分で実施されます。

合格基準

一種外務員資格試験は、440点満点の7割である308点以上が合格基準です。
二種外務員資格試験は、300点満点の7割である210点以上が合格基準です。

証券外務員試験の受験者数・合格率

合格率は50%程(一種、二種)

証券外務員試験の難易度

二種は、証券会社や金融機関で働く人が最初に取得を目指しやすい資格で、金融商品の基礎知識や証券取引に関する基本的なルールを理解していれば対応しやすい試験です。金融業界の経験がない人でも、用語や仕組みを一つずつ整理して学習すれば、十分合格を目指せるレベルといえます。

一種は、二種よりも扱える業務範囲が広がるため、難易度も上がります。証券取引に関する基礎知識だけでなく、より専門的な金融商品についても理解する必要があるため、初学者にとってはやや難しく感じるでしょう。

ただし、証券外務員試験は、金融系資格の中では極端に難しい試験ではありません。記述式や論述式のような対策しにくい試験ではなく、基本事項を丁寧に押さえれば独学でも十分合格を狙える資格です。

総合的に見ると、証券外務員試験は、金融業界で働くうえでの基本資格として取り組みやすい試験です。二種は入門資格としてチャレンジしやすく、一種は少し専門性が上がるものの、計画的に学習すれば初学者でも合格を目指せるレベルといえるでしょう。

証券外務員試験の勉強法

日本証券業協会では、外務員として必要な法令・諸規則や商品業務を学ぶ資料として「外務員必携」を作成しています。試験対策では、市販のテキストや問題集とあわせて、こうした基本資料の内容を意識して学ぶと理解しやすくなります。

勉強法としては、テキストを一通り読んだあと、問題集を繰り返し解く流れがおすすめです。証券外務員試験は出題パターンに慣れることが大切なので、答えを覚えるだけでなく、なぜその選択肢が正しいのかまで確認しましょう。

一種を受験する場合は、二種の範囲に加えて信用取引やデリバティブ取引なども出題されます。特に計算問題や商品ごとのリスク、法令上の禁止行為などは間違えやすいため、重点的に復習しておくと安心です。

独学でも十分に合格を目指せますが、金融知識がほとんどない方は、初心者向けのテキストで基礎を固めてから問題演習に入るとよいでしょう。基本的には、問題集を何度も解き、頻出分野と計算問題に慣れることが合格への近道です。

証券外務員試験のお勧めテキスト

2026-2027 証券外務員学習テキスト 一種・二種対応

一種・二種の両方に対応した学習テキストです。重要ポイントが整理されており、証券市場、株式、債券、投資信託、デリバティブ、法令などを体系的に学べます。これから一種まで視野に入れて学習したい人に使いやすい一冊です。

著:みずほインベスター・リレーションズ株式会社
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うかる!証券外務員一種 必修問題集 2025-2026年版

一種の問題演習を重視したい人におすすめの問題集です。外務員資格試験のうち「一種外務員」試験をカバーしており、知識の確認や出題形式への慣れに役立ちます。テキスト学習後の仕上げ教材として使いやすい一冊です。

編集:フィナンシャルバンクインスティチュート
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資格を活かせる仕事

証券会社の営業職、銀行の資産運用相談、信用金庫の窓口・渉外担当、保険会社の金融商品販売、金融機関のコールセンター、投資信託や債券を扱う事務職、IFA、金融商品仲介業などがあります。特に、顧客に投資信託や株式、債券などを案内する仕事では、資格で学んだ知識を直接活かすことができます。

金融機関では、入社後に証券外務員資格の取得を求められるケースも多く、配属先によっては必須に近い資格です。金融商品を扱う仕事を目指す人にとっては、取得しておくことで業界への関心や基礎知識を示しやすくなります。

一方で、証券外務員試験に合格しただけで金融機関への就職・転職が決まるわけではありません。採用では、営業力、顧客対応力、金融知識、コンプライアンス意識、実務経験なども重視されます。特に社会人の転職では、資格だけでなく金融機関での勤務経験や営業実績が評価されやすいです。

証券外務員試験は、金融業界の中でも証券・投資信託・資産運用に関わる仕事では実用性の高い資格です。銀行、証券会社、保険会社などで金融商品を扱いたい人は、FPや銀行業務検定などとあわせて取得すると、より仕事に活かしやすくなるでしょう。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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