大学生におすすめの資格10選

大学を卒業して社会人になると、仕事や生活が忙しくなり、資格の勉強にまとまった時間を使うのが難しくなることがあります。

そのため、比較的時間に余裕を作りやすい大学在学中に、将来に役立つ資格へチャレンジしておくのはとてもおすすめです。資格を取得しておくことで、就職活動の自己PRにつながったり、志望業界への関心を示せたり、社会人になる前に必要な知識を身につけたりできます。

もちろん、資格を持っているだけで必ず就職が有利になるわけではありません。しかし、資格取得に向けて努力した経験や、早い段階から将来を見据えて行動していた姿勢は、面接でもアピールしやすいポイントになります。

特に、TOEIC、日商簿記、ITパスポート、FP、MOSなどは、業界を問わず役立ちやすく、大学生にも人気の高い資格です。文系・理系を問わず活かしやすい資格も多いため、自分の志望業界や将来の働き方に合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、就職活動を控える大学生に向けて、在学中に取得しておきたいおすすめ資格を紹介します。
「就活でアピールできる資格がほしい」「社会人になる前にスキルを身につけたい」「何から勉強すればいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

大学生にお勧めの資格を10個集めてみた

1.自動車運転免許

自動車運転免許は、大学生のうちに取得しておきたい代表的な資格・免許のひとつです。

就職活動では、求人票の応募条件や歓迎条件に「普通自動車運転免許」と記載されていることがあります。特に営業職、販売職、福祉・介護職、建設・不動産関係、地方勤務の仕事などでは、車で移動する機会が多いため、運転免許を持っていることが前提になる場合もあります。

また、仕事で日常的に車を使わない事務職であっても、取引先への訪問、荷物の運搬、上司やお客様の送迎など、車を使う場面がまったくないとは限りません。特に地方では公共交通機関だけでは移動しにくい地域も多いため、運転免許があるだけで応募できる求人の幅が広がります。

自動車運転免許は、車を運転できるようになるだけでなく、身分証明書として使いやすい点も大きなメリットです。社会人になると、本人確認が必要な手続きも増えるため、運転免許証を持っていると何かと便利です。

大学生のうちは、社会人になってからよりも教習所に通う時間を確保しやすいです。卒業後に取得しようと思っても、仕事が忙しくてなかなか通えないこともあります。そのため、時間に余裕がある在学中に取得しておくのがおすすめです。

もちろん、都心部に住んでいて普段車に乗らない人にとっては、すぐに必要性を感じにくいかもしれません。しかし、就職先や配属先、将来の転職、引っ越しによって必要になる可能性は十分あります。

持っていて損をする免許ではないため、大学生のうちに取得しておくと安心です。就職活動だけでなく、社会人生活全体を考えても、普通自動車運転免許は実用性の高い資格といえるでしょう。

2.TOEIC

TOEICは、大学生のうちに取得しておきたい定番の英語資格です。

グローバル化が進む今の社会では、英語を使える人材は多くの企業で重宝されます。特にTOEICは、就職活動や社内評価で活用されることが多く、英語力をスコアで分かりやすく示せる点が大きな特徴です。

「英語はある程度できます」と口で伝えるだけでは、実際にどのくらいの力があるのか相手には伝わりにくいものです。その点、TOEICのスコアがあれば、自分の英語力を客観的な数字としてアピールできます。履歴書やエントリーシートにも書きやすく、面接でも話題にしやすい資格です。

英検が級で英語力を示す資格であるのに対し、TOEICはスコアで細かく実力を示せます。そのため、企業の採用や昇進、海外部門への配属などで参考にされることもあります。特に商社、メーカー、航空、ホテル、旅行、外資系企業、IT企業など、英語を使う可能性がある業界を目指す大学生にはおすすめです。

ただし、TOEIC L&Rは主に「聞く力」と「読む力」を測る試験であり、英会話力そのものを直接証明する試験ではありません。英語を話す力までアピールしたい場合は、TOEIC Speaking & Writingや英会話経験と組み合わせると、より説得力が増します。

仕事で活用することを考えるなら、まずは600点以上を目標にし、英語力をしっかりアピールしたい場合は650点以上を目指したいところです。さらに、外資系企業や英語を使う部署を狙うなら、700点以上あるとより評価されやすくなります。

大学生のうちは、社会人になってからよりも勉強時間を確保しやすい時期です。就職活動が本格化する前にTOEICを受験し、自分のスコアを把握しておくと、志望業界を選ぶうえでも役立ちます。英語を武器にしたい大学生にとって、TOEICはぜひ挑戦しておきたい資格です。

3.日本漢字能力検定

日本漢字能力検定、いわゆる漢検は、社会人として必要な日本語力や語彙力を証明しやすい資格です。

就職活動では、英語力やパソコンスキルが注目されやすいですが、実は正しい日本語を使える力もとても大切です。社会に出ると、メール作成、報告書、企画書、社内文書、取引先とのやり取りなど、文章を書く場面が多くあります。そのときに漢字の読み書きや言葉の意味を正しく理解していないと、思わぬミスにつながることもあります。

近年はスマートフォンやパソコンで文字を変換する機会が多く、漢字を手書きする機会は減っています。そのため、企業側も「基本的な漢字が読めるか」「正しい言葉遣いができるか」「文章をきちんと理解できるか」を気にすることがあります。漢検を取得していれば、そうした日本語力を客観的に示す材料になります。

特に大学生が履歴書に書くのであれば、目標にしたいのは2級以上です。漢検2級は高校卒業・大学・一般程度のレベルとされており、常用漢字を中心に、読み書きだけでなく熟語の意味や同音・同訓異字、四字熟語なども出題されます。取得していれば、基礎的な国語力だけでなく、語彙力や文章理解力をしっかり身につけている印象を与えやすくなります。

もちろん、漢検だけで就職が大きく有利になるわけではありません。しかし、一般常識や日本語力をアピールできる資格として、事務職、営業職、教育関係、出版・広告、接客業など、幅広い仕事で役立ちます。

大学卒業までに取得を目指すなら、まずは準2級から挑戦し、最終的に2級合格を目標にするとよいでしょう。社会人として恥ずかしくない日本語力を身につけたい大学生にとって、漢検は取得しておいて損のない資格です。

4.日商簿記検定

日商簿記検定は、大学生のうちに取得しておきたい実用性の高い資格です。

商業高校出身の方にとっては、高校時代から学ぶ機会が多い定番資格ですが、普通科出身の大学生にとっては、自分から勉強しなければなかなか身につかない知識です。だからこそ、大学在学中に取得しておくと、就職活動で「お金の流れや会計の基礎を理解している人」としてアピールしやすくなります。

特に事務職や経理職を希望する場合、簿記の知識は大きな武器になります。求人によっては「日商簿記3級以上歓迎」「簿記2級以上優遇」と記載されていることもあり、経理・会計に関わる仕事では評価されやすい資格です。もちろん、簿記がないと事務職に就けないというわけではありませんが、持っていることで応募できる求人の幅が広がる可能性があります。

日商簿記では、売上、仕入、経費、利益、資産、負債など、会社のお金の動きを学びます。これは経理職だけでなく、営業職、販売職、総務職、将来の副業や起業にも役立つ知識です。社会に出ると、数字に強い人はどの職場でも重宝されやすくなります。

まずは3級から挑戦し、事務職や経理職を本格的に目指すなら2級まで取得しておくと、より強いアピール材料になります。社会人になってからでも取得は可能ですが、仕事をしながら勉強時間を確保するのは意外と大変です。

大学時代に取得しておけば、新卒の就職活動だけでなく、将来の転職、パート勤務、再就職などにも活かしやすくなります。長い目で見ても、日商簿記検定は取得しておいて損のない資格といえるでしょう。

5.危険物取扱者

危険物取扱者は、ガソリンや灯油、軽油、薬品など、火災や爆発の危険性がある物質を安全に取り扱うための国家資格です。

工業高校出身の方の中には、高校在学中に取得している人も多い資格です。特に人気が高いのは乙種第4類、いわゆる乙4で、ガソリンスタンドや工場、化学メーカー、ビル管理、物流、製造業など、さまざまな現場で活かせます。

「危険物取扱者はガソリンスタンドで働く人だけに必要な資格」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。会社によっては、燃料・薬品・塗料・溶剤などを扱う部署があり、事務職や総務職であっても、業務の幅を広げるために取得をすすめられることがあります。資格を持っていることで、職場内で任せてもらえる仕事が増える可能性もあります。

社会人になってから会社の指示で取得する人もいますが、仕事をしながら勉強時間を確保するのは意外と大変です。その点、大学生のうちであれば比較的時間を作りやすく、集中して勉強しやすいでしょう。

危険物取扱者は理系や工業系のイメージが強い資格ですが、文系の大学生でも挑戦できます。特に乙4は受験者数も多く、テキストや問題集も豊富なので、独学でも対策しやすい資格です。

将来、製造業、化学系企業、エネルギー業界、ビルメンテナンス、物流、ガソリンスタンド、設備管理などの仕事に興味がある方にはおすすめです。直接その業界に進まない場合でも、国家資格に挑戦した経験や、専門知識を身につけようとした姿勢は、就職活動でのアピール材料になります。

6.医療事務管理士

医療事務管理士は、特に女性に人気が高く、将来を見据えて取得しておきたい資格のひとつです。

医療事務の仕事は、病院やクリニックでの受付、会計、カルテ管理、診療報酬明細書の作成など、医療機関を支える大切な役割を担います。医師や看護師のように医療行為を行う仕事ではありませんが、患者さんと医療機関をつなぐ窓口として欠かせない仕事です。

この資格の魅力は、働き方の選択肢が広いことです。正社員として働くことはもちろん、結婚や出産後に社会復帰したいとき、パートや時短勤務で働きやすい職場を探しやすい点も大きなメリットです。病院やクリニックは全国にあるため、引っ越し後や子育てが落ち着いた後にも仕事を探しやすい資格といえます。

特に午前診・午後診に分かれているクリニックでは、半日勤務や扶養内勤務の求人が見つかることもあります。そのため、家庭と仕事を両立したい女性にとって、医療事務は現実的に選びやすい仕事のひとつです。

また、医療事務は専門学校に通って学ぶ人もいますが、医療事務管理士は独学でも取得を目指せる資格です。テキストや問題集を使って、医療保険制度や診療報酬、レセプト作成の基本を学べば、未経験の方でもチャレンジしやすいでしょう。

もちろん、資格を持っていれば必ず採用されるわけではありませんが、未経験から医療事務を目指す場合には「基礎知識を学んでいる」という安心材料になります。大学生のうちに取得しておけば、新卒の就職活動だけでなく、将来の再就職やパート勤務にも活かしやすい資格です。

長く使える実用的な資格を探している方、医療機関で安定して働きたい方、将来のライフステージの変化に備えたい女性には、取得しておいて損のない資格といえるでしょう。

7.秘書技能検定

秘書技能検定は、女性におすすめしやすい資格のひとつです。

「秘書」という仕事に憧れを持つ方は多いですが、実際に秘書職を目指す場合、事務経験だけではなく、ビジネスマナーや言葉遣い、気配り、スケジュール管理、文書作成など、幅広い知識と対応力が求められます。そのため、未経験から秘書や事務系の仕事を目指す方にとって、秘書技能検定は自分の基礎力を示しやすい資格です。

この資格は、医療事務管理士などと同じく、専門学校に通わなければ取得できない資格ではありません。市販のテキストや問題集を使って勉強すれば、独学でも十分に合格を目指せます。特に3級や2級であれば、社会人経験がない大学生でも取り組みやすく、就職活動前の準備としてもおすすめです。

秘書技能検定で学べる内容は、秘書職だけに限られません。電話応対、来客対応、敬語の使い方、上司や取引先への配慮、職場での立ち居振る舞いなど、社会人として役立つ知識が多く含まれています。そのため、一般事務、受付、営業アシスタント、総務、人事など、さまざまな職種で活かすことができます。

特に女性の場合、就職活動で「落ち着いた対応ができる」「マナーを理解している」「周囲に気配りができる」という印象は大きな強みになります。資格そのものだけでなく、ビジネスマナーを学ぶきっかけとしても価値があります。

秘書を目指している方はもちろん、事務職に就きたい方、社会人になる前に基本的なマナーを身につけておきたい方は、まずは秘書技能検定にチャレンジしてみるとよいでしょう。

8.日本語能力試験

日本語検定は、正しい日本語の使い方を学べる資格です。

社会人になると、メール、報告書、企画書、電話対応、取引先とのやり取りなど、さまざまな場面で日本語力が求められます。普段何気なく使っている日本語でも、敬語の使い方や言葉の意味、漢字の表記を間違えてしまうと、相手に不安を与えてしまうことがあります。

特に就職活動では、面接での受け答えやエントリーシートの文章から、その人の印象が伝わります。どれだけ熱意があっても、言葉遣いが乱れていたり、文章が分かりにくかったりすると、評価を下げてしまう可能性があります。

日本語検定を取得しておけば、「正しい日本語を意識して学んでいる」「社会人として必要な言葉遣いを身につけようとしている」というアピールになります。英語やパソコンスキルほど目立つ資格ではありませんが、社会人の基礎力を示せる資格として十分に価値があります。

また、日本語力はどの業界・職種でも必要です。事務職、営業職、接客業、教育、出版、広告、医療・福祉など、言葉を使わない仕事はほとんどありません。大学生のうちに正しい日本語を学んでおけば、就職活動だけでなく、社会人になってからも役立ちます。

履歴書に書くことを考えるなら、まずは3級以上を目標にし、余裕があれば2級を目指すとよいでしょう。自分の日本語力を見直し、社会に出る前の準備として取り組みやすい資格です。

9.リビングスタイリスト

リビングスタイリストは、家具やインテリア、住空間に関する知識を学べる資格です。

まだ知名度がものすごく高い資格ではないため、取得している人が多すぎない点も特徴です。その分、家具売り場の販売スタッフ、インテリアショップ、住宅展示場、モデルルーム、ショールームなどの仕事を目指す方にとっては、面接で興味を持ってもらいやすい資格といえます。

たとえば、ただ「家具やインテリアが好きです」と伝えるだけでは、どの程度の知識があるのかは分かりにくいものです。しかし、リビングスタイリストの資格を取得していれば、家具の選び方、空間づくり、ライフスタイルに合わせた提案などを学んできたことを具体的に示せます。

家具売り場やインテリアショップでは、お客様から「この部屋にはどんな家具が合いますか」「色の組み合わせはどうしたらいいですか」「使いやすい配置はありますか」と相談されることもあります。そのときに、感覚だけでなく、知識をもとに提案できるスタッフは信頼されやすくなります。

また、モデルルームや住宅関連の仕事では、家具や雑貨の配置、部屋全体の見せ方、暮らしをイメージしやすくする演出力も大切です。リビングスタイリストの知識は、こうした住まいに関わる仕事と相性が良い資格です。

就職活動でも、「インテリア業界に興味があります」だけでなく、「そのために資格を取得して勉強しました」と伝えられるため、前向きな姿勢をアピールしやすくなります。インテリアや家具、住まいに関わる仕事を目指す大学生なら、取得しておいて損のない資格といえるでしょう。

10.インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、住宅や家具、照明、内装、カーテン、色彩など、住まいの空間づくりに関する知識を証明できる資格です。

インテリア業界を目指す大学生にとっては、非常に相性の良い資格といえます。住宅メーカー、リフォーム会社、家具・インテリアショップ、ショールーム、設計事務所、不動産会社など、住まいに関わる幅広い職場で知識を活かすことができます。

また、インテリアコーディネーターの知識は、住宅や家具の分野だけに限りません。高齢者が暮らしやすい住環境を考える福祉の現場、ホテルや店舗の空間づくり、ブライダル会場の演出、葬祭会館の落ち着いた空間づくりなど、さまざまな場面で役立ちます。人が過ごす空間をより快適に整える知識は、多くの業界で求められています。

ただし、インテリアコーディネーターは知名度が高い分、取得していれば必ず就職できるという資格ではありません。また、決して「簡単に取れる資格」とは言い切れず、一次試験・二次試験の対策が必要です。図面や提案、商品知識、建築・設備・色彩など幅広い内容を学ぶため、しっかり勉強時間を確保する必要があります。

それでも、インテリア関係の仕事を目指すのであれば、取得しておく価値は大きいです。資格を持っていれば、「インテリアに興味がある」だけでなく、「専門知識を学んできた」という具体的なアピールになります。特に未経験からインテリア業界を目指す場合、資格があることで熱意や本気度を伝えやすくなります。

インテリアショップでの販売、住宅提案、リフォーム相談、モデルルームのコーディネートなど、将来インテリアに関わる仕事をしたい方は、大学生のうちから挑戦しておきたい資格です。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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