歯科衛生士試験 – 難易度・合格率・試験日など

目次

歯科衛生士試験とは

歯科衛生士として働くために必要な国家資格を取得するための試験です。歯科衛生士は、歯科医師の指導のもとで、むし歯や歯周病の予防処置、歯科診療の補助、歯科保健指導などを行う専門職です。

試験では、人体の構造と機能、歯・口腔の構造、疾病の成り立ち、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導、口腔衛生管理、関係法規など、歯科衛生士に必要な知識が幅広く問われます。単に歯科医療の知識だけでなく、患者への説明や生活習慣の改善支援など、予防と保健指導に関する理解も重要になります。

合格後は歯科衛生士名簿に登録され、歯科医院、病院歯科、保健所、学校、介護施設、企業などで働くことができます。歯科医療の現場だけでなく、口腔ケアや予防歯科の重要性が高まる中で、幅広い場面で活躍しやすい資格です。

歯科衛生士試験の基本情報

資格種別国家資格(業務独占資格)
ジャンル医療・心理
資格区分なし
受験資格文部科学大臣指定の歯科衛生士学校、都道府県知事指定の歯科衛生士養成所を卒業した者・卒業見込みの者、外国の歯科衛生士学校を卒業した者または外国で歯科衛生士免許を取得した者で、厚生労働大臣の認定を受けた者など
試験日程年1回。例年3月ごろに実施
試験方法筆記試験
免除科目
試験場所北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県など
受験料14,300円
登録・更新合格後、歯科衛生士名簿に登録することで歯科衛生士免許を取得。歯科衛生士免許自体に定期更新制度はありません
問い合わせ一般財団法人 歯科医療振興財団
関連資格歯科医師
歯科技工士
歯科医師国家試験予備試験

歯科衛生士試験の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
3月1日11月中旬~12月上旬ごろ3月26日

歯科衛生士試験の試験内容

歯科衛生士として必要な知識と判断力を確認する国家試験です。試験はマークシート方式で行われ、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導を中心に、基礎医学から臨床歯科、地域歯科保健まで幅広く出題されます。

出題範囲

出題範囲は、人体の構造と機能、歯・口腔の構造と機能、疾病の成り立ちと回復過程の促進、歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み、歯科衛生士概論、臨床歯科医学、歯科予防処置論、歯科保健指導論、歯科診療補助論などです。

歯科や口腔に関する知識だけでなく、全身の健康、感染予防、医療安全、患者対応、保健指導、チーム医療に関する内容も出題対象になります。

試験科目と出題数

試験は午前・午後に分けて実施され、合計220問が出題されます。出題形式はマークシート方式で、1問1点として採点されます。科目ごとの固定配点というより、歯科衛生士国家試験出題基準に基づき、基礎分野・専門基礎分野・専門分野から総合的に出題される構成です。

合格基準

合格基準は、総得点でおおむね6割以上です。直近の試験では、220点満点中132点以上が合格基準とされています。採点除外などがある場合は満点や基準点が変わることがありますが、基本的には全体で6割程度の得点が目安になります。

歯科衛生士試験の受験者数・合格率

年度受験者数合格者数合格率
2026年7,882人7,452人94.5%
2025年8,026人7,300人91.0%
2024年7,950人7,346人92.4%
2023年7,470人6,950人93.0%
2022年7,416人7,087人95.6%

歯科衛生士試験の難易度

歯科衛生士養成校で学んできた人にとっては合格を目指しやすい試験です。国家資格ではありますが、歯科医師国家試験のような難関試験とは性質が異なり、養成課程で学んだ内容をきちんと理解していれば十分に対応できます。

この試験では、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導に関する知識を中心に、口腔解剖、生理、病理、薬理、微生物、歯周病、う蝕予防、口腔衛生、栄養、保健指導、医療安全、関係法規などを幅広く押さえる必要があります。実習で経験してきた内容と結びつけやすい一方、基礎医学や法規などは暗記量が多く、苦手にする人もいます。

特に差が出やすいのは、臨床に近い問題への対応です。患者の年齢や口腔状態、生活習慣、全身状態を踏まえて、どのような指導や処置が適切かを判断する問題では、知識を単独で覚えているだけでは迷いやすくなります。

また、歯科衛生士は患者と直接関わる職種であるため、感染対策、医療安全、コミュニケーション、保健指導に関する理解も重要です。専門用語を覚えるだけでなく、実際の歯科診療や保健指導の場面をイメージしながら理解しているかが問われます。

養成校での授業や実習を積み重ねてきた人であれば、極端に難しい試験ではありません。一方で、出題範囲は広いため、苦手分野を残したままだと得点が安定しにくくなります。歯科の基礎知識、臨床科目、保健指導、法規をバランスよく理解しているかが合格のポイントになります。

歯科衛生士試験の勉強法

歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導を中心に、口腔解剖、病理、薬理、栄養、公衆衛生、関係法規まで幅広く学ぶことが大切です。まずは、虫歯や歯周病の成り立ち、口腔内の構造、歯科材料や器具の使い方など、基礎となる知識を整理していくと学習しやすくなります。

勉強を進める際は、教科書を読むだけでなく、国家試験の過去問を使って出題されやすい分野を確認することが効果的です。特に、歯周病、う蝕予防、ブラッシング指導、スケーリング、滅菌・消毒、感染予防、診療補助に関する内容は、実務とも結びつけながら理解しておくと定着しやすくなります。

また、歯科衛生士試験では、単なる暗記だけでなく、患者の状態に合わせた対応や保健指導の考え方も問われます。小児、高齢者、妊産婦、障がいのある人など、対象者ごとの注意点を整理し、どのような説明や支援が適切かを考えながら学ぶことが重要です。間違えた問題は、なぜその選択肢が誤りなのかまで確認し、知識を実際の歯科現場の流れと結びつけて復習すると、試験本番でも対応しやすくなります。

資格を活かせる仕事

歯科医院、総合病院の歯科・口腔外科、大学病院、矯正歯科、小児歯科、訪問歯科、介護施設、保健所、自治体の歯科保健事業、学校歯科保健、歯科関連企業などがあります。特に、歯石除去、フッ化物塗布、ブラッシング指導、歯周病予防、診療補助、口腔ケアなどに関わる仕事では、資格を直接活かすことができます。

歯科衛生士は、歯科医療の現場で需要が高い資格です。虫歯や歯周病の予防、定期メンテナンス、口腔ケアの重要性が高まっているため、歯科医院では欠かせない職種といえます。高齢化により、訪問歯科や介護施設での口腔ケアの需要も広がっています。

就職・転職においても、歯科衛生士は比較的活かしやすい資格です。歯科医院では有資格者を必要としている職場が多く、勤務先の選択肢もあります。正社員だけでなく、パート勤務や時短勤務など、ライフスタイルに合わせて働きやすい点も特徴です。

一方で、資格を取得しただけでどの職場でもすぐに活躍できるわけではありません。実務では、患者対応、歯科医師や歯科助手との連携、器具の扱い、診療の流れへの理解、予防処置の技術、説明力なども求められます。

歯科衛生士試験は、歯科医療や予防歯科、口腔ケアに関わりたい人にとって非常に実用性の高い資格です。歯科医院での経験を積みながら、訪問歯科、矯正歯科、小児歯科、歯周病ケア、ホワイトニングなど専門分野を深めることで、さらに仕事の幅を広げやすくなるでしょう。

受験者の口コミ評判

タップ(クリック)で口コミが見れます

スーツ女独学で取得
3.0 溝口 30代会社員

独学で取得しました。過去問を中心に勉強したので特にこれと言って特別なことはしていません。
歯科衛生士の業務内容は、歯科医師のアシスタントや歯石除去。受付業務が主になります。歯科衛生士は歯科医の言いなりになりますので、医院選びが非常に重要になります。実際に働いてみないと分からない部分がありますが、面接時に院内の雰囲気や周りのスタッフの仕事ぶり、患者の数、院長の人柄などは最低限確認しておきましょう。(2019年1月)

成人女1人間関係が重要
2.0 みーちゃん 20代会社員

女性が活躍できる職種ですが、産休の取得を推奨している医院はほぼありません。なので、ほとんどの人が、結婚して子供が出来たら退職してしまいます。再就職してもパートがほとんどです。労働環境が悪く、辞めていく人が多いので、就職に困ることはあまり無いです。歯科衛生士の収入は、OLに比べると比較的高いです。
ちなみに私は、新卒で手取りが手当て込みで20万円程です。歯科医院は比較的働いている人が少ないので、仕事内容より人間関係を気にしなければいけません。特に院長との関係は良好に築かなければいけませんよ。(2018年11月)

中年女私服求人は昔ほど多くない
1.5 中年おばさん 40代会社員

若い人が多いので、私みたいなおばさんは浮いてしまいます。求人は昔ほど多くはありません。歯科衛生士の数が増えているのが原因かもしれません。歯科衛生士の全員が女性なので、人間関係に苦しむことも・・・(2018年8月)

資格を広めてくれると嬉しいです!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次