
敬語力検定とは
敬語力検定は、ビジネスや日常生活で必要になる敬語の知識と使い方を確認できる検定です。尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いや、相手や場面に応じた適切な言葉遣いができるかを測ります。
敬語は、接客・営業・事務・受付・電話対応・メール対応など、幅広い仕事で必要とされる基本的なマナーです。正しい敬語を使えることは、相手に失礼のない対応ができるだけでなく、信頼感や安心感にもつながります。
敬語力検定は、就職や転職で強く評価される資格というより、社会人としての言葉遣いを見直すための教養・実用系の検定です。学生や新社会人はもちろん、接客業や事務職など、人と関わる仕事を目指す人にも向いています。
敬語力検定の基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| ジャンル | 教養・基礎 |
| 資格区分 | 1級・準1級・2級・3級・4級 |
| 受験資格 | なし |
| 試験日程 | 随時受験可能 |
| 試験方法 | インターネット受験。30分で100問に解答 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 自宅などネット環境がある場所 |
| 受験料 | 1回4,000円、3回分10,000円、5回分15,000円 |
| 登録・更新 | 合格後の更新制度はなし。合格証明書は希望者のみ有料申請 |
| 問い合わせ | NPO法人日本サービスマナー協会 |
| 関連資格 | 接客サービスマナー検定 サービス接遇検定 あいさつ検定 コミュニケーション検定 |
敬語力検定の試験内容
敬語に関する知識と、場面に応じた適切な使い方を確認する試験です。尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いを理解しているか、相手との関係性やビジネスシーンに合わせて正しい表現を選べるかが問われます。
試験はインターネット上で実施され、短時間で多くの問題に解答する形式です。会場に行く必要がなく、自宅などから受験できるため、敬語力を手軽に確認したい人にも受けやすい検定です。
出題内容は、敬語の種類、言い換え表現、誤った敬語の修正、電話応対や接客、ビジネスメールなどで使う言葉遣いが中心です。単に敬語の形を覚えるだけでなく、「誰に対して」「どの場面で」「どの表現を使うのが自然か」を判断する力が必要になります。
出題範囲
尊敬語
尊敬語は、相手や相手側の行動を高めて表現する敬語です。試験では、「言う」「行く」「見る」「食べる」などの基本動詞を、場面に合った尊敬語に言い換えられるかが問われます。お客様や上司に対して、失礼のない表現を選べることが重要です。
謙譲語
謙譲語は、自分や自分側の行動をへりくだって表現する敬語です。試験では、「伺う」「申し上げる」「拝見する」などの使い方や、尊敬語との使い分けが問われます。相手を立てるために、自分の行動をどのように表現するかを理解しておく必要があります。
丁寧語
丁寧語は、「です」「ます」「ございます」などを使って、話し方全体を丁寧にする表現です。試験では、日常会話やビジネスの場面で自然な丁寧語を使えるかが問われます。過剰に丁寧すぎる表現や、不自然な言い回しにも注意が必要です。
ビジネス敬語
ビジネス敬語では、電話応対、来客対応、メール、会議、報告・連絡・相談など、仕事の場面で使う言葉遣いが出題されます。相手に失礼のない表現だけでなく、簡潔で分かりやすく伝える力も大切です。
間違いやすい敬語表現
「二重敬語」や「相手の行動に謙譲語を使ってしまう表現」など、日常でよく見られる誤用も出題範囲に含まれます。正しい敬語だけでなく、間違った表現を見抜く力も必要です。
合格基準
| 認定級 | 得点 |
|---|---|
| 1級 | 86点以上 |
| 準1級 | 71点以上 |
| 2級 | 56点以上 |
| 3級 | 41点以上 |
| 4級 | 21点以上 |
敬語力検定は100点満点で、得点に応じて級が認定されます。21点以上で4級、86点以上で1級となります。試験後すぐに結果が分かるため、自分の敬語力を手軽に確認できる検定です。
敬語力検定の受験者数・合格率
受験者数と合格率共に非公開
敬語力検定の難易度
受験する人の経験によって感じ方が変わります。社会人経験があり、特に営業職・接客業・サービス業・事務職などでお客様や取引先とやり取りしている人であれば、比較的取り組みやすい内容といえるでしょう。
試験では、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けや、電話応対、接客、ビジネスシーンでの言葉遣いなどが問われます。普段から敬語を使う機会が多い人にとっては、日常業務の延長として答えられる問題も多いはずです。
一方で、学生や社会人経験が少ない人、正しい敬語を使う機会があまりない人にとっては、少し迷う問題もあります。特に、二重敬語、尊敬語と謙譲語の混同、ビジネス特有の言い回しなどは、なんとなくの感覚だけでは間違えやすい部分です。
ただし、検定全体の難易度は高くありません。100点満点中21点以上で4級、56点以上で2級に認定されるため、基礎的な敬語の知識を押さえておけば十分に認定を狙えます。履歴書などに書くことを考えるなら、最低でも2級以上、できれば準1級以上を目標にするとよいでしょう。
敬語力検定の勉強法
専用の公式テキストが用意されていないため、敬語に関する市販の本やインターネット上の解説を使って学習するのが基本になります。
まずは、尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いをしっかり理解しましょう。特に「相手の動作には尊敬語」「自分側の動作には謙譲語」を使うという基本を押さえておくと、誤用を減らしやすくなります。
次に、ビジネスシーンでよく使う表現を確認しておくと効果的です。電話応対、来客対応、メール、接客、上司への報告など、実際の場面を想定しながら敬語表現を覚えると、本番でも判断しやすくなります。
また、敬語では二重敬語や不自然な言い回しも出やすいため、「おっしゃられる」「拝見される」などの間違いやすい表現も重点的に確認しておきましょう。
試験は30分で100問に解答する形式なので、1問に時間をかけすぎないことも大切です。問題の見直しができないため、迷った問題でも素早く判断して進める練習をしておくと安心です。
公式サイトのサンプル問題を解いたうえで、市販の敬語本やビジネスマナー本を使い、よく使われる敬語表現をまとめて覚えるのが効率的です。
敬語力検定を活かせる仕事
敬語力検定を受検することで、正しい敬語の使い方を身に着けることができますね。
ふだん使っている敬語も、よくよくチェックすると間違っていることがあります。ついうっかり間違ったまま使ってしまうことを防いで、ビジネスマナーとして身に着けておきましょう。印象を向上させることにもつながります。
敬語力検定で高い点数を出せるようになっておくと、ビジネスシーンで美しい敬語を使って人と接することができます。
敬語力検定で得た知識は、どの仕事においても役立ちます。特に接客や営業、サービス業に従事する人にとっては印象アップのためにも欠かせないマナーになりますよね。

