柔道整復師とは、打撲や捻挫、脱臼や骨折などの治療に対して、手術をしない「非観血的療法」によって施術を行うことによって処置を行うスペシャリストになります。
柔道整復師の数は、年々増えてきており、1998年には2万9千人程だった柔道整復師が、2008年には4万4千人と、わずか10年間で1万5千人もの柔道整復師が増えています。
柔道整復師は、業務独占資格になりますので、柔道整復師の資格を取得して免許を交付してもらわなければ、柔道整復師としての業務を行うことができません。柔道整復師の資格を得るには、高校を卒業して柔道整復師を育成する学校や養成施設で、3年以上経験を積まなければいけません。
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柔道整復師試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(業務独占資格) |
ジャンル | 医療・心理 |
資格区分 | なし |
受験資格 | 大学に入学できる資格のある人で、文部科学大臣の指定した学校、もしくは厚生労働大臣の指定した柔道整復師養成施設にて3年以上の経験 |
試験日程 | 3月中旬(年1回) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | – |
試験場所 | 北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県 |
受験料 | 16,500円 |
登録・更新 | 柔道整復師名簿に登録することにより交付。新規登録申請手数料:4,800円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益財団法人 柔道整復研修試験財団 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
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柔道整復師試験の試験日
2019年度試験(第28回)
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年3月1日(日) | 1月6日~15日 | 3月26日 |
柔道整復師試験の試験内容
出題形式
筆記試験(四肢択一、 一部四肢択二)
出題範囲
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論、関係法規
合格点
必修問題は総点数の80%以上、一般問題は総点数の60%以上
柔道整復師試験の受験者数・合格率
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年度 | 6,164人 | 65.8% |
2017年度 | 6,321人 | 58.4% |
2016年度 | 6,727人 | 63.5% |
2015年度 | 7,115人 | 64.4% |
2014年度 | 6,858人 | 65.7% |
2013年度 | 7,102人 | 75.3% |
2012年度 | 6,503人 | 68.2% |
柔道整復師試験の難易度
大学や専門学校などで、3年間みっちり試験対策するのでキチンと勉強していれば問題ないでしょう。
柔道整復師試験の勉強法
家で出来る勉強はとにかく復習です。過去問を中心に試験傾向を掴みましょう。
柔道整復師試験のお勧めテキスト
過去10年分の試験問題を収録
資格を活かせる仕事
柔道整復師の職場としては、一般病院、接骨院、整骨院などの医療機関がメインになりますが、その他にも、スポーツトレーナーであったり介護福祉業界でも活躍することができます。
職場ではありませんが、防災訓練活動や東日本大震災の被災地でのボランティア活動も行っている人が多数います。また、経験を積むことにより、独立開業できる職種でもあります。
柔道整復師の収入としては、一般病院や接骨院など、就業する場所にもよりますが、初任給で15万円~20万円程で、一般的なサラリーマンに比べて少なくなる傾向が強いです。また、個人経営の接骨院などでは、社会保険が完備されていない場合が多いので、待遇面ではかなり厳しくなります。
独立開業することで、収入がグンと上がる場合もあります。