英単語検定(単検)は、一般財団法人日本英会話協会が実施する、英単語の知識に特化した民間検定です。
5級から1級までの7区分があり、中学生レベルの基本的な単語からネイティブレベルの高度な語彙まで幅広く評価します。英語学習の基礎となる語彙力を客観的に確認でき、学生から社会人まで受験できます。
基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| 資格区分 | 1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級 |
| 受験資格 | なし |
| 試験日 | 実施日程は要確認 |
| 試験方法 | 会場筆記 |
| 試験内容 | 英単語の意味や知識を問う問題が中心です。 5級は中学校低学年程度の約700語、4級は中学校高学年程度の約1,500語、3級は中学校卒業程度の約2,500語、準2級は高校中学年程度の約4,000語、2級は高校卒業程度の約5,500語、準1級は大学卒業・社会人程度の約10,000語、1級はネイティブレベルの約15,000語が目安となります。英文法や長文読解ではなく、英単語そのものの知識を測定する内容です。 |
| 合格点・合格基準 | 各級の合格基準は正答率80%程度です。全100問のため80問前後の正解が目安となりますが、公式サイトでは級によって合格ラインが異なると案内されており、すべての級で一律80点以上と定められているわけではありません。 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 一般受験は札幌市、仙台市、東京都23区内、千葉市、さいたま市、横浜市、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、またはその近郊の指定会場で実施されます。団体受験は実施する学校や企業などの会場で行われます。 |
| 受験料 | 1級:5,500円、準1級:5,500円、2級:5,500円、準2級:5,500円、3級:5,500円、4級:5,500円、5級:5,500円 |
| 登録・更新 | なし |
| 問い合わせ | 一般財団法人日本英会話協会 |
| おすすめ対象者 |
難易度
準2級・2級になると、抽象的な意味を持つ単語や日常生活ではあまり使用しない語彙が増え、暗記の負担が大きくなります。語源や接頭辞、接尾辞などを活用し、関連する単語をまとめて覚える方法が効果的です。また、単語を一度覚えただけでは忘れやすいため、一定の間隔を空けて繰り返し復習することが重要です。
準1級は難関水準で、一般的な英語学習だけでは触れる機会が少ない語彙への対応が必要です。ニュースや専門的な英文を読む習慣がある人でも、意味を正確に区別できない単語が多く残る場合があります。幅広い分野の英文に触れ、単語の意味を文脈と結び付けながら覚える学習が役立ちます。
最上位の1級は非常に難しく、英語を使い慣れている人でも知らない語彙に出会う可能性があります。難解な単語を無作為に暗記するのではなく、語源や派生語、類義語を関連付けて知識を整理することが重要です。
総合的には、初級は基本語彙の定着が中心ですが、上位級になるほど膨大な語彙を長期間維持する学習習慣が必要になります。自分の実力に合った級から挑戦し、定期的な復習を継続することが合格への近道です。
※勉強時間は、関連する知識や実務経験がない方が、合格を目指して学習する場合のおおよその目安です。学習経験や理解度、学習方法などによって必要な時間は異なります。
おすすめテキスト・参考書
英単語検定 過去問題
英単語検定では、公式の過去問題が「note」で販売されています。実際の出題レベルや問題形式を確認できるため、受験前に優先して取り組んでおきたい教材です。公式では2025年8月から過去問の販売を開始しています。
英単語ターゲット1900 6訂版
高校~大学受験レベルの英単語を収録した定番単語帳です。2級前後の語彙対策として使いやすく、単語数を増やしたい人に向いています。
改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁
難度の高い語彙まで収録されているため、準1級・1級など上位級を目指す人の語彙強化に向いています。
英単語検定専用の市販教材は多くないため、公式過去問+受験する級の語彙レベルに合った単語帳を組み合わせるのが取り組みやすいです。
英単語検定の基本情報
英単語検定は意味ない?取得するメリットは?
英単語検定は、英検やTOEICほど就職・転職で広く評価されている資格ではないため、資格そのものの知名度を重視する人にはメリットが小さい場合があります。
一方で、英単語だけに絞って現在の語彙力を確認できるため、英語学習の目標設定や語彙力のチェックには使いやすい試験です。上位級を目標にすることで、継続して英単語を覚えるきっかけにもなります。
そのため、就職のために取得するというより、英語学習の一環として活用する資格と考えるのがよいでしょう。
英単語検定1級は本当にネイティブレベル?
公式では1級を「ネイティブレベル」としており、約15,000語の語彙力が目安とされています。
ただし、英単語検定は語彙力を中心に測る試験です。そのため、1級に合格したからといって、ネイティブと同程度に英会話や英作文ができることを意味するわけではありません。
非常に高い語彙力を持っていることを示す目安として考えるのが適切です。
英単語検定は英検やTOEICの語彙対策に役立つ?
役立ちます。英検やTOEICでも、問題を理解するためには一定以上の語彙力が必要です。
英単語検定の学習を通して語彙を増やしておけば、英検の長文読解やTOEICのReading問題を解きやすくなることが期待できます。
ただし、英単語検定だけではリスニングや文法、長文読解などの対策はできないため、英検やTOEICを受験する場合は、それぞれの試験対策も必要です。
英単語検定の出題単語リストは公開されている?
英単語検定では、試験に出題される英単語の一覧は公開されていません。
そのため、「この単語帳をすべて覚えれば合格できる」という明確な範囲はありません。
公式が示している各級の語彙数やレベルを参考にしながら、単語帳や過去問題を使って対策するのが基本となります。

