英語初級者から中級者を対象とした英語コミュニケーション能力を測る試験です。2001年にTOEICの入門版として始まり、日常生活や身近な場面で使われる英語を中心に出題されます。
一般的なTOEICが、ビジネスシーンで英語を使う社会人や大学生を主な対象としているのに対し、TOEIC Bridgeは中学生・高校生・英語学習を始めたばかりの人でも受験しやすい内容になっています。
基礎的な英語力を確認したい人や、将来的にTOEICへステップアップしたい人にとって、自分の現在の実力を把握するための良い目安となる試験です。
TOEIC Bridgeの基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| ジャンル | 英語・外国語 |
| 資格区分 | なし |
| 受験資格 | なし |
| 試験日程 | 年6回程度実施 |
| 試験方法 | リスニングテスト(聞き取り):50問 リーディングテスト(読解):50問 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 札幌、仙台、東京、神奈川、千葉、埼玉、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、岡山、福岡 |
| 受験料 | 4,950円 |
| 登録・更新 | なし |
| 主な対象者 | TOEIC本試験の前に、英語の基礎力を測りたい人 |
| 問い合わせ | 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
| 関連資格 | TOEIC TOEFL iBT CASEC 実用英語技能検定 |
TOEIC Bridgeの試験日程
2026年度試験
| 試験日 | 申込期間 |
|---|---|
| 5月17日 | 2月13日~4月15日 |
| 7月12日 | 4月16日~6月12日 |
| 9月27日 | 6月15日~8月25日 |
| 11月15日 | 8月26日~10月15日 |
| 2027年1月10日 | 10月16日~12月7日 |
| 2027年3月14日 | 12月8日~2月10日 |
TOEIC Bridgeの試験内容
TOEIC Bridge L&Rは、リスニング50問・リーディング50問の計100問で構成されています。合否はなく、スコアによって英語力を評価します。
リスニング
50問・約25分。写真選択、応答、会話、説明文などを聞き、内容を正しく理解できるかが問われます。
リーディング
50問・35分。短文・長文の穴埋めや、広告・手紙などの英文を使った読解問題が出題されます。
スコア
リスニング・リーディングともに15~50点、トータル30~100点で評価されます。
TOEIC Bridgeの受験者数
| 年度 | 公開テスト | IPテスト | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 2,861人 | 123,037人 | 125,898人 |
| 2023年度 | 3,272人 | 126,928人 | 130,200人 |
| 2022年度 | 2,457人 | 128,641人 | 131,098人 |
| 2021年度 | 2,769人 | 137,152人 | 139,921人 |
TOEIC Bridge L&Rの受験者数は、2021年度が約14万人、2022年度が約13.1万人、2023年度が約13万人、2024年度が約12.6万人となっています。公開テストの受験者は数千人規模ですが、学校や団体で実施されるIPテストの受験者が大半を占めています。
TOEIC Bridgeの難易度
TOEIC Bridgeは、英語初級者から中級者を対象とした試験で、リスニング力とリーディング力が問われます。一般的なTOEIC L&Rと比べると難易度はやさしめに設定されており、英語を学び始めたばかりの中学生・高校生や、英語に苦手意識がある人でも挑戦しやすい試験です。
出題内容は、日常生活や身近な場面で使われる英語が中心です。TOEIC L&Rではビジネスシーンを想定した表現や語彙も多く出題されますが、TOEIC Bridgeでは比較的なじみのある単語や表現が多いため、基礎的な英語力を確認する試験として取り組みやすいでしょう。
試験問題はリスニング50問、リーディング50問の合計100問です。TOEIC L&Rの200問と比べると問題数が少なく、試験時間も約1時間と短めです。そのため、長時間の試験に不安がある人でも集中力を保ちやすく、TOEIC本試験へ進む前のステップとしても活用しやすい試験といえます。
- 読解問題が単純なので簡単でした
- 高校生向けの試験なので大学生や社会人の方からしてみれば物足りないですよね
- 公式問題集があるので対策も立てやすく英語系の資格の中ではかなり難易度は低いと思われます。私はTOEICで300点程ですがTOEIC Bridgeで120点ぐらい取れました。
TOEIC Bridgeのお勧めテキスト
TOEIC Bridge公式ワークブックス
公式が出している問題集なので、試験形式や出題傾向をつかむのに最適です。まず1冊選ぶなら候補に入れたい定番テキストです。
TOEIC BRIDGE L&Rテスト はじめてでも80点突破
TOEIC Bridgeを初めて受験する人向けの入門書です。基礎から対策しやすく、英語に苦手意識がある人にも使いやすい内容です。
はじめてのTOEIC Bridge L&Rテスト 完全模試3回分
本番形式の練習をしたい人に向いています。試験前に時間配分や問題形式に慣れておきたい場合におすすめです。
はじめてのTOEIC Bridge L&Rテスト 全パート総合対策
リスニング・リーディングの各パートをバランスよく学べる対策本です。苦手分野を確認しながら総合的に勉強したい人に向いています。
TOEIC Bridgeの平均点
TOEIC Bridge L&Rは30~100点で評価されます。
IIBCが公表している公開テストの「データ」では、平均スコアは68.5点です。内訳はリスニング32.1点、リーディング36.4点となっています。
そのため、まずは70点前後が一つの目安と考えると分かりやすいでしょう。
なお、受験者層によって平均点は異なり、大学新入生のクラス分けなどで実施されたIPテストでは平均59.2点というデータもあります。
TOEIC BridgeからTOEICへのスコア換算
TOEIC BridgeとTOEIC L&Rは満点や難易度が異なるため、「Bridge 70点=TOEIC ○点」と単純に換算することはできません。
IIBCでは両方を受験した人のデータをもとにした「TOEIC Bridge L&RとTOEIC L&Rのスコア比較表」を公開していますが、これは対応するTOEICスコアを予測するためのもので、完全な換算ではありません。
英語力の目安ならCEFRで比較する方法もあり、TOEIC Bridgeは主にA1~B1程度、TOEIC L&RはA1~C1程度を測定します。
TOEIC BridgeとTOEICのスコア換算目安
| TOEIC Bridge L&R | TOEIC L&Rの目安 |
|---|---|
| 30点 | 120点以下 |
| 40点 | 約210点 |
| 50点 | 約265点 |
| 60点 | 約325点 |
| 70点 | 約400点 |
| 80点 | 約490点 |
| 90点 | 約605点 |
| 91点以上 | 約610点以上 |
- TOEIC Listening & Reading Test
TOEIC Bridgeより難易度が高く、就職・転職や社内評価などで広く利用されています。次のステップとして受験しやすい試験です。 - TOEIC Speaking & Writing Tests
英語の「話す・書く」力を測る試験です。TOEIC Bridgeで基礎力を身につけた後、4技能を伸ばしたい人に向いています。 - 実用英語技能検定(英検)
5級から1級まで級別に受験できる代表的な英語資格です。基礎から段階的に英語力を測れます。 - GTEC
読む・聞く・話す・書くの4技能を測る英語試験です。学生を中心に、学校教育や入試などでも活用されています。

