実用英語技能検定の難易度・合格率・日程など

目次

実用英語技能検定(英検)とは

通称「英検」は、公益財団法人 日本英語検定協会が実施している英語検定です。英語を使ったコミュニケーション能力を測る試験として広く知られており、小学生から社会人まで幅広い世代が受験しています。

英検はTOEICと並んで知名度の高い英語資格のひとつで、2024年度の志願者数は、英検IBA・英検Jr.を含めて約449万人となっています。特に中学生・高校生の受験者が多く、学校単位で受験するケースも少なくありません。

級は1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級に分かれており、3級以上は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。一次試験ではリーディング・リスニング・ライティング、二次試験では面接形式のスピーキング力が問われます。

入試や単位認定で活用したい場合は3級以上、就職活動で履歴書に記載してアピールしたい場合は2級以上を目安にするとよいでしょう。

実用英語技能検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル英語・外国語
資格区分1級・準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級・4級・5級
受験資格なし
試験日程年3回実施。第1回・第2回・第3回に分かれる
試験方法一次試験は筆記・リスニング。3級以上は二次試験として面接形式のスピーキング試験あり
免除科目3級以上は、一次試験に合格し二次試験で不合格または欠席した場合、一定期間内で一次試験免除制度あり
試験場所全国の本会場・準会場。個人申込の場合、希望受験地を選び、具体的な会場は協会が指定
受験料級・会場により異なる。
2026年度本会場は5級4,000円〜1級12,400円、準会場は5級2,400円〜2級6,800円
登録・更新なし
問い合わせ公益財団法人 日本英語検定協会
関連資格TOEIC
CASEC
英検Jr
英語応対能力検定

実用英語技能検定の試験日

2026年度試験

スクロールできます
申込期間一次試験一次合格発表二次試験二次合格発表
第1回3月23日~5月7日5月31日6月22日7月5日・7月12日7月14日・7月21日
第2回6月30日~9月7日10月4日10月26日11月8日・11月15日11月17日・11月24日
第3回10月30日~12月14日1月24日2月15日2月28日・3月7日3月9日・3月16日

実用英語技能検定の試験内容

一次試験の内容二次試験
1級リーディング・ライティング・リスニング面接形式のスピーキング
準1級リーディング・ライティング・リスニング面接形式のスピーキング
2級リーディング・ライティング・リスニング面接形式のスピーキング
準2級プラスリーディング・ライティング・リスニング面接形式のスピーキング
準2級リーディング・ライティング・リスニング面接形式のスピーキング
3級リーディング・ライティング・リスニング面接形式のスピーキング
4級リーディング・リスニングなし
5級リーディング・リスニングなし

リーディング

リーディングでは、英文の語句補充、会話文の空所補充、長文読解などが出題されます。
級が上がるほど、扱われる英文の量が増え、語彙や文法の難易度も高くなります。

5級・4級では、短い会話文や基本的な英文を理解する力が中心です。
3級以上になると、メール文、説明文、長文などを読み、内容を正しく理解する力が求められます。

ライティング

ライティングは、3級以上で出題されます。
与えられた質問やテーマに対して、自分の考えを英語で書く問題です。

3級では身近なテーマについて短い英文で答える問題が中心ですが、2級以上になると、社会的なテーマや意見を述べる問題も出題されます。準1級・1級では、理由や具体例を含めて、論理的に英文を組み立てる力が必要になります。

リスニング

リスニングでは、英語の会話や説明を聞き、その内容に合う答えを選びます。
5級・4級では、短い会話や身近な場面の聞き取りが中心です。

3級以上になると、会話文だけでなく、説明文やナレーションを聞き取る問題も出題されます。級が上がるほど、音声の内容が長くなり、聞き取るべき情報も増えていきます。

二次試験・スピーキング

3級以上では、一次試験に合格すると二次試験として面接形式のスピーキング試験があります。
面接では、英文の音読、内容に関する質問への回答、イラストやテーマについて自分の考えを述べる問題などが出題されます。

級が上がるほど、単に英語で答えるだけでなく、理由を添えて分かりやすく説明する力が求められます。準1級や1級では、社会的なテーマについて自分の意見を英語で述べる力も必要です。

4級・5級のスピーキングテスト

4級・5級は一次試験のみで合否が決まりますが、希望者はスピーキングテストを受けることもできます。
ただし、このスピーキングテストは通常の合否には影響しません。

まとめ

実用英語技能検定は、級ごとにレベルが分かれており、基礎的な英語力から高度な英語運用力まで段階的に測定できます。
特に3級以上では、読む・聞く・書く・話す力が問われるため、総合的な英語力を確認できる試験です。

実用英語技能検定の受験者数・合格率

年度志願者数合格率
2024年度4,489,999人非公表
2023年度4,503,698人非公表
2022年度4,205,920人非公表
2021年度4,102,668人非公表
2020年度3,678,161人非公表
2019年度3,924,841人非公表
2018年度3,855,068人非公表
2017年度3,660,146人非公表
2016年度3,393,520人非公表
2015年度3,225,358人級により異なる

2024年度〜2020年度の志願者数は、英検公式の「受験の状況」に掲載されている数値です。英検公式では、実用英語技能検定・英検IBA・英検Jr.の志願者数を合算して表記すると説明されています。
2017年度は3,660,146人、2016年度は3,393,520人、2015年度は3,225,358人と公表されています。
2018年度・2019年度は、英検公式データを引用した資料上で、2018年度3,855,068人、2019年度3,924,841人とされています。

2015年度の級別合格率の目安

合格率
1級12.0%
準1級16.0%
2級26.4%
準2級36.7%
3級52.9%
4級69.9%
5級81.4%

英検の志願者数は、2024年度で4,489,999人となっており、国内でも非常に受験者規模の大きい英語検定です。なお、2016年度以降の合格率は公式には継続公表されていないため、現在は級ごとの合格率ではなく、英検CSEスコアによる合否判定基準を確認する形になります。

実用英語技能検定の難易度

実用英語技能検定は、5級から1級まで段階的にレベルが分かれているため、自分の英語力に合わせて受験しやすい試験です。5級・4級は中学初級〜中級レベル、3級は中学卒業程度の内容が中心なので、英語が苦手な人でも数か月しっかり対策すれば合格を目指しやすいでしょう。

一方で、準2級以上になると難易度は大きく上がります。準2級は高校中級程度、2級は高校卒業程度の英語力が目安とされており、語彙力や長文読解力に加えて、ライティングや面接で自分の考えを英語で伝える力も必要になります。

特に準1級・1級は、大学中級〜上級レベルの語彙や社会性の高いテーマが出題されるため、日常的な英語学習だけでは対応しにくい場合があります。英字新聞やニュース、論説文などに触れながら、読解・作文・スピーキングを総合的に鍛える必要があります。

TOEICと単純に比較することはできませんが、目安としては、準2級がTOEIC L&R 400〜500点台、2級が500〜600点台程度と考えられることが多いです。ただし、英検はライティングや面接もあるため、TOEICスコアだけで難易度を判断するのではなく、4技能全体で対策することが大切です。

資格取得者に難易度を聞いた

まず、他言語なので日頃使わないので、それ自体を勉強するのが難しいと思う。3級と準2級の差は勉強してて、それほど違いはない気がするが、2級になると一気に知らない単語、熟語が出てきて覚えるのが難しくなります。3級からは二次試験で英語の面接があるので、聞き取りもできないといけないので、テープを流して勉強してるが、何言ってるかわからない位難しい。筆記試験では選択問題のほかに、英語での質問に対して、英語で答えなければいけないライティング問題があり、私は、文法が苦手なのでそこで点をとるのは難しい。準2級をとり2級の勉強をしてるが、難しくて受かる気がしないので、受ける日程が先延ばしになるばかりです。(2級取得 20代大学生)

実用英語技能検定の勉強法

英検では「語彙力」が重要になりますので、覚えにくい単語や熟語に関しては必ず書いて覚えることが重要です。

参考書や問題集は豊富に出版していますので、自分に合った参考書を選んで勉強することが大事です。また、学生時代に使用していた英語の教科書も大いに活躍します。

実用英語技能検定の資格講座

試験実施団体である「日本英語検定協会」が実施している通信講座があります。対象級により費用は異なりますが、概ね1万5千円程~3万円程で受講することができます。

実用英語技能検定を活かせる仕事

英検は社会的な認知度が高い英語資格のため、就職や転職でもアピール材料になります。特に2級以上であれば、基礎的な英語力を証明しやすく、履歴書にも記載しやすいレベルといえるでしょう。

英検を活かしやすい仕事としては、貿易事務、海外営業、外資系企業、ホテル・観光業、航空業界、英会話スクール、教育関係、翻訳・通訳補助などが挙げられます。英語を使う機会が多い職場では、英検の級が評価されることもあります。

ただし、ビジネス英語力の証明としてはTOEICスコアを重視する企業も多いため、英検だけでなくTOEICなどと併せて取得しておくと、よりアピールしやすくなります。

また、企業によっては英検の取得級に応じて資格手当を支給している場合もあります。目安としては、2級で月1,000円〜3,000円、準1級で月3,000円〜5,000円、1級で月1万円以上の手当が出るケースもあります。ただし、支給額や対象級は企業によって異なるため、勤務先の制度を確認することが大切です。

受験者の評判

★★★★☆
英単語を覚えることが多い

英検準1級を受験しました。英文事務などの仕事に興味があり、その職種に的を絞った就職活動に有利になると思ったのが受験のキッカケでした。
また、昔から実施されていて、広く認められた英語の資格試験と言えばまず思い浮かべるのが英検であることや、問題集などがたくさん出版されていることも理由でした。試験内容は難しいと思いました。
実際にコミュニケーションに使う英語というより、単語をたくさん覚えなくてはいけない印象でした。試験会場では女性の方が多かったですが、お年を召した男性も見かけました。

名無し 20代会社員(2025年7月)

★★★★☆
英単語を覚えることが多い

英検2級を持っていたことで、履歴書に書ける英語資格として安心感がありました。面接でも「英語はどのくらいできますか?」と聞かれたときに、具体的な目安として説明しやすかったです。

名無し 30代会社員(2022年5月)

資格を広めてくれると嬉しいです!
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