実用英語技能検定(英検) – 難易度・合格率・日程など

実用英語技能検定(英検)は、公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語能力の検定試験です。

初級から上級まで幅広い級が設けられ、語彙・文法の知識に加え、英語を理解し表現する総合的な力を評価します。

小学生から社会人まで幅広い年代が受験しており、学校教育や進学、就職などさまざまな場面で英語力の証明として活用されています。

目次

基本情報

資格種別
民間資格
資格区分
1級・準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級・4級・5級
受験資格
なし
試験日
年3回(従来型)・S-CBTは原則毎週実施
試験方法
会場筆記・CBT
試験内容
5級・4級はリーディングとリスニングを中心に評価し、任意でスピーキングテストを受験できます。
3級以上ではリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能を評価します。
リーディングでは語彙・文法、会話文、長文の内容理解などを問います。
ライティングでは級に応じてEメール文や意見論述、英文要約などが出題されます。
リスニングでは会話や説明文の理解力を測定し、スピーキングでは音読、質問への応答、意見の説明などが求められます。
上位級ほど抽象的な話題や社会的なテーマへの対応力が必要になります。
合格点・合格基準
英検CSEスコアに基づいて合否を判定します。
1級の合格基準は一次試験2,028点、二次試験602点、準1級は一次試験1,792点、二次試験512点、2級は一次試験1,520点、二次試験460点、準2級プラスは一次試験1,402点、二次試験427点、準2級は一次試験1,322点、二次試験406点、3級は一次試験1,103点、二次試験353点です。
4級は622点、5級は419点が合格基準となります。3級以上は一次試験と二次試験の両方に合格する必要があります。
4級・5級のスピーキングテストは任意で、級の合否とは別に判定されます。
免除科目
3級以上で一次試験に合格し、二次試験が不合格または欠席となった場合、所定の期間内で一次試験免除制度を利用できます。通常は翌年度の同じ回までが対象で、免除申請を行う必要があります。
試験場所
全国各地の本会場・準会場。従来型の二次試験は指定された面接会場で実施されます。英検S-CBTは全国のテストセンターで実施されます。
受験料
1級:12,400円、準1級:10,400円、2級:9,000円、準2級プラス:8,600円、準2級:8,400円、3級:6,800円、4級:4,600円、5級:4,000円
※準会場や英検S-CBTでは受験料が異なります。
登録・更新
なし
問い合わせ公益財団法人 日本英語検定協会
おすすめ対象者
小学生中学生・高校生大学生・専門学生社会人全般

試験日程

2026年度

試験区分一次試験二次試験A日程二次試験B日程申込期間
第1回5月31日(日)7月5日(日)7月12日(日)3月23日~5月7日
第2回10月4日(日)11月8日(日)11月15日(日)6月30日~9月7日
第3回2027年1月24日(日)2027年2月28日(日)2027年3月7日(日)10月30日~12月14日

難易度

5級は中学校初級程度、4級は中学校中級程度、3級は中学校卒業程度が目安です。基礎的な語彙や英文法を身につければ十分に挑戦できますが、英語に慣れていない方は、単語を知っていても文章の意味を正確につかめないことがあります。基本的な英文を繰り返し読み、聞く練習を積むことが重要です。
準2級は高校中級程度、準2級プラスは高校上級程度、2級は高校卒業程度が目安です。この段階では、語彙力に加えて、自分の考えを英語で論理的に表現する力が重要になります。特に準2級から2級に進む際は、扱う話題の幅が広がり、文章の内容を理解したうえで適切に説明する力が必要です。
準1級は大学中級程度が目安となり、社会問題や学術的な話題を理解するための豊富な語彙力が求められます。日常英会話ができる方でも、抽象的な内容を正確に理解し、自分の意見を説得力のある英語で伝えることには難しさを感じるでしょう。
最上位の1級は大学上級程度が目安で、幅広い分野の高度な語彙や複雑な英文を扱う力が必要です。英語を知識として覚えるだけでなく、状況に応じて自然かつ正確に使いこなせるかが大きな壁になります。
総合的には、3級までは基礎固め、準2級から2級は実用的な英語力の習得、準1級以上は高度な運用能力の養成が重要です。上位級を目指す場合は、語彙の増強だけに偏らず、英語で考えを整理して表現する練習を継続することが難易度を克服する鍵となります。
1級
★★★★☆
勉強時間の目安:約1,500時間
準1級
★★★★☆
勉強時間の目安:約700時間
2級
★★★☆☆
勉強時間の目安:約350時間
準2級プラス
★★★☆☆
勉強時間の目安:約250時間
準2級
★★☆☆☆
勉強時間の目安:約180時間
3級
★★☆☆☆
勉強時間の目安:約100時間
4級
★☆☆☆☆
勉強時間の目安:約60時間
5級
★☆☆☆☆
勉強時間の目安:約30時間

※勉強時間は、関連する知識や実務経験がない方が、合格を目指して学習する場合のおおよその目安です。学習経験や理解度、学習方法などによって必要な時間は異なります。

おすすめテキスト・参考書

英検 でる順パス単

英検対策の定番単語帳です。級ごとに必要な語彙を重要度順に学べるため、語彙力を重点的に伸ばしたい人に向いています。

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英検は何級から履歴書に書ける?

英検は何級でも履歴書に記載できますが、就職・転職で英語力をアピールするなら2級以上が一つの目安です。

英検2級は高校卒業程度、準1級は大学中級程度とされており、準1級以上になると高い英語力をアピールしやすくなります。

英検S-CBTと従来型の違いは?

英検S-CBTは、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの4技能を1日で受験できる試験です。

従来型では一次試験と二次試験(面接)が別日に行われますが、S-CBTなら1日で完結します。取得できる資格や級、CSEスコアは従来型と同じ扱いです。

英検とTOEICはどちらを取得した方がいい?

目的によって異なります。

就職・転職や会社での評価を重視するならTOEIC、英語4技能を総合的に証明したいなら英検が選択肢になります。

英検は級によって合否が決まるのに対し、TOEIC L&Rは10~990点のスコアで英語力を示す点も大きな違いです。

英検1級を取得すると通訳・翻訳の仕事ができる?

英検1級を取得しただけで、通訳・翻訳の仕事に就けることが保証されるわけではありません。

英検1級は高い英語力の証明になりますが、通訳では会話を瞬時に訳す能力、翻訳では専門知識や日本語の文章力なども必要です。

なお、通訳や翻訳の仕事自体は、原則として英検1級などの資格がなくても行えます。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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