英語によるコミュニケーション能力を評価する試験で、「国際コミュニケーション英語能力テスト」とも呼ばれています。
試験はリスニングとリーディングが実施されスコアにより判定します。
世界約150か国で実施され、入試や単位、就活・転職など様々な場面で活用できることから、国内だけでも年間約250万人が受験しています。
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TOEIC試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 英語・外国語 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし(20歳未満は保護者の同意が必要) |
試験日程 | 年10回実施(日曜日) |
試験方法 | リスニングテスト(聞き取り):100問 リーディングテスト(読解):100問 |
スコア | 10点~990点までのスコアで判定 |
試験場所 | 全国主要都市(約80都市) |
受験料 | 7,810円(税込) |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
【総合評価】(目安600点)
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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TOEICの日程
2022年度試験
試験日 | 申込期間 | 結果発表 |
---|---|---|
4月24日(日) 午前 | 3月 1日 ~ 3月 7日 | 5月24日 |
4月24日(日) 午後 | 3月 8日 ~ 3月14日 | 5月24日 |
5月29日(日) 午前 | 3月29日 ~ 4月 4日 | 6月28日 |
5月29日(日) 午後 | 4月 5日 ~ 4月11日 | 6月28日 |
6月26日(日) 午前 | 5月 2日 ~ 5月 9日 | 7月26日 |
6月26日(日) 午後 | 5月10日 ~ 5月16日 | 7月26日 |
7月24日(日) 午前 | 5月31日 ~ 6月 6日 | 8月23日 |
7月24日(日) 午後 | 6月 7日 ~ 6月13日 | 8月23日 |
8月21日(日) 午前 | 6月28日 ~ 7月 4日 | 9月20日 |
8月21日(日) 午後 | 7月 5日 ~ 7月11日 | 9月20日 |
9月11日(日) 午前 | 7月19日 ~ 7月25日 | 10月11日 |
9月11日(日) 午後 | 7月26日 ~ 8月1日 | 10月11日 |
TOEICの内容
リスニングテスト(聞き取り):100問
写真描写問題 | 6問 | 1枚の写真を見て、その写真について放送される適切な英文を選ぶ。 |
---|---|---|
応答問題 | 25問 | 質問文が放送された後、それに対する応答文が3つ放送され、適切なものを選ぶ。 |
会話問題 | 39問 | 2人の会話を聞いて、その会話についての質問に対し最も適当な選択肢を選ぶ。 |
説明文問題 | 30問 | ナレーションを聞いて、それについての質問に対し適切な選択肢を選ぶ。1つのナレーションにつき複数問出題される。 |
リーディングテスト(読解):100問
短文穴埋め問題 | 30問 | 短文の一部が空欄になっていて、4つの選択肢の中から最も適切な語句を選ぶ。 |
---|---|---|
長文穴埋め問題 | 16問 | 手紙やなどの長文のうち複数の箇所が空欄になっていて、それぞれ4つの選択肢から最も適切な語句を選ぶ。 |
読解問題 | 29問+25問 | 広告、手紙、新聞記事などの英文を読み、それについての質問に答える。 |
試験実施時期により試験内容が異なる場合があります
TOEICの受験者数
実施時期 | 受験者数 |
---|---|
2020年 | 153.3万人 |
2019年 | 220.5万人 |
2018年 | 245.6万人 |
2017年 | 248.1万人 |
2016年 | 250.0万人 |
2015年 | 277.9万人 |
2014年 | 240.0万人 |
2013年 | 236.1万人 |
2012年 | 230.4万人 |
2011年 | 227.0万人 |
2010年 | 178.0万人 |
2009年 | 168.0万人 |
2008年 | 171.8万人 |
2007年 | 163.5万人 |
2006年 | 152.6万人 |
2005年 | 149.9万人 |
※受験者数は日本国内のみの受験者で算出
企業の認知度が上がっていることもあり、入試の為だけではなく就職や転職の為に取得する人が増えてきています。
受験者数は年々増加しており、2015年度は最多の270万人が受験しています。
2016年度から17年度にかけて減少傾向にありますが、それでも人気は絶大です!!
TOEICの難易度
TOEICはアカデミックイングリッシュではなくビジネスイングリッシュなので想像で補う必要のある場面があるという点では難しいです。
特にリスニングでは仕事相手からの留守番電話という設定やコマーシャル音源という設定など様々なシーンが出てきます。
またスピーカーもオーストラリア英語やニュージーランド英語などネイティブ話者の出身地により発音やなまりが入れてあるので難しいと思います。
- 私は帰国子女であり、ヨーロッパの方で3年ほど英語で生活していましたが、TOEIC800点以上は難しいです。まずじっくり問題を解くと正解できるのですが、圧倒的に時間が足りないです。いつも問題を全て解き切る前に時間切になってしまいます。またしっかりと文法に関しての穴埋め問題などが多く、文法をしっかりと勉強していないといい点数が取れません。(40代男性 貿易会社勤務)
テスト毎に難易度が異なるので何とも言えませんが、学校教育ではあまり学ばない「ヒアリング能力」を問われるので、学校教育でしか英語を勉強してこなかった人にとっては、難しく感じるかもしれませんね。
TOEICの勉強法
受験者のスキルやどのスコアを目指すかにより、勉強方法は大きく変わりますが、評価の対象になる600点以上を目指すのであれば、1日2時間は模擬試験をやりつつ、ビジネス洋書やNHKでやっている様な英会話番組見て、基礎単語力を身に付ける必要があります。
尚、2016年度試験より試験内容に若干の変更があり、「3人での英会話」や「オンラインチャット形式」などの新たな科目が追加されましたので、テキストを利用する際は新形式に対応したテキストや問題集を利用するようにしましょう。
TOEICのお勧めテキスト
公式テキストになるのでまずは入手
スマホで問題を見れるので持ち運びに便利
スコアレベル600点と730点を意識したテキスト
TOEICの通信講座
TOEICの通信講座をしているスクールは色々ありますが「たのまな
費用も数万円で済むのでアルバイト生活の学生さんやフリーターの方でも無理なく勉強することができます。
就活や仕事で活かせる資格なのか
英語の能力を証明する一番の資格になるので、外資企業はもちろん、一般企業でも研修で受験を義務付けていたり、スコアにより昇進や昇給の対象にしているので、スコア600以上であれば、大抵の職種や業種で就職・転職の際に有利になります。
ただ、製造業や現場作業などの肉体労働をメインとする職種では、評価の対象にならないことが多いので、取得してもあまり意味がありません。
あまりに点数が低いと逆効果になり兼ねませんので、おおよそ550点以下の場合は、履歴書などに記載しない方が良いかもしれません。
収入はアップするのか
収入に関しては、外資系企業や英語を使う業務をしている部署であれば、資格手当を支給している企業も多くあります。
資格手当を支給している企業の支給額の目安は、700点程度で1万円程度、800点程度で2万円、900点を超えると3万円以上の資格手当を得ることも可能です。
月額3万円の資格手当だと年収が36万円もアップします。そう考えると大きいですよね!
受験者の評判・評価
タップ(クリック)で口コミが見れます
勉強はやりやすい
4.0 布川 20代会社員
TOEICは英語検定よりも実際のコミュニケーション力を試す試験だと知って、就職活動に有利になると思って受験することにしました。
TOEICのメリットは結果が合格か不合格かで表されるのではなく、点数が出ることです。不合格の場合は取得した資格として履歴書に書けませんが、点数ならその時の実力を書くことができ、更に、再度受験して点数が伸びればその点を書くことができるのが利点だと思います。
問題集も多いので勉強しやすいです。受験者は比較的若い学生や社会人が多いように思えました。(2019年10月)
問題が到底終わらない
4.0 マイ 30代女性
TOEICを初めて受ける時、一番びっくりしたことは、問題が到底終わらないということです。
当時、私のスコアは550点程度でしたが、とにかく難しくて問題が果てしなくあり、リスニングも含めて2時間ぶっ通しなので、終わった後の疲労感がすごかったです。
もちろん参考書などにも記載されているように、得意分野から解いていくのがいいとは思います。ただ、最後まで問題を解き続けられる忍耐力を身につけていないと、スコアは伸びません。
ちなみに700点代になった今でも最後まで解き終わるかどうかといったところです。(2019年2月)