IELTSは、海外留学や就職、移住などに利用される国際的な英語能力試験です。
英語の4技能を測定し、0~9.0のスコアで評価します。大学進学向けのAcademicと、移住・就労向けのGeneral Trainingがあり、世界各国で英語力の証明として活用されています。
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基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| 資格区分 | Academic・General・Training ※難易度による上下関係ではなく、受験目的による区分です。 |
| 受験資格 | なし |
| 試験日 | 年間を通じて実施(会場・方式による) |
| 試験方法 | 会場・CBT |
| 試験内容 | Listening(聞く)、Reading(読む)、Writing(書く)、Speaking(話す)の英語4技能を測定する試験です。Listeningは約30分、Readingは60分、Writingは60分、Speakingは11~14分で、試験全体の所要時間は約2時間45分です。 Listeningでは日常会話や講義などの聞き取り、Readingでは英文の読解、Writingでは資料の説明や意見を述べる英文の作成、Speakingでは試験官との対面形式による英会話が行われます。 AcademicとGeneral TrainingではReadingとWritingの問題内容が異なります。Academicは大学での学習を想定した内容、General Trainingは日常生活や仕事に関連する内容が中心です。ListeningとSpeakingは共通です。 |
| 合格点・合格基準 | 合格・不合格の判定はありません。各技能を0~9.0のバンドスコアで評価し、4技能の平均から総合スコア(Overall Band Score)を算出します。総合スコアは0.5刻みで表示されます。 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、福岡県など、全国の指定試験会場 ※実施会場や受験方式によって異なります。 |
| 受験料 | 約27,500円~29,900円(税込) ※日本国内の一般的なIELTS受験料の目安です。実施団体・受験方式・申込時期によって異なるため、予約時に確認が必要です。 |
| 問い合わせ | IELTS(British Council・IDP IELTS・Cambridge English) |
| おすすめ対象者 |
難易度
合格・不合格の判定はなく、0~9.0のバンドスコアで英語力を評価するため、目標スコアによって難易度が大きく異なります。一般的に5.0程度であれば基礎から中級程度の英語力が求められ、6.5以上を目指す場合は、より高度な語彙力や正確な英語表現が必要になります。
IELTSの難しい点は、Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能をバランスよく伸ばさなければならないことです。特にWritingでは、限られた時間で英文を構成し、文法や語彙を適切に使いながら自分の考えを論理的に説明する能力が求められます。英語の知識が豊富でも、英文を書く練習が不足していると高スコアを取得するのは簡単ではありません。
Speakingは試験官との対面形式で実施されるため、質問を聞いてすぐに英語で回答する必要があります。暗記した英文を話すだけでは対応しにくく、自分の意見を自然に説明する練習が重要です。また、発音や流暢さ、語彙の豊富さなども評価対象になります。
AcademicとGeneral Trainingは受験目的が異なり、単純にどちらが難しいとはいえません。Academicでは学術的な英文の読解や資料の説明、General Trainingでは日常生活や仕事に関連する英文の理解や手紙の作成などが求められます。
※勉強時間は、関連する知識や実務経験がない方が、合格を目指して学習する場合のおおよその目安です。学習経験や理解度、学習方法などによって必要な時間は異なります。
合格率・受験者数
合格・不合格を判定する試験ではないため、合格率はありません。
試験結果は0~9.0のバンドスコアで表示され、海外大学への留学や移住申請などでは、提出先が指定するスコアを満たしているかどうかが重要になります。
おすすめテキスト・参考書
はじめてのIELTS完全対策
IELTSを初めて受験する人向けの総合対策書です。4技能の試験形式から対策方法まで一通り学べます。2025年発売の比較的新しい教材です。
実践IELTS英単語3500 改訂版
IELTSで必要となる語彙を重点的に学べる単語帳です。2024年に改訂版が発売されており、語彙対策を進めたい人に向いています。
IELTSブリティッシュ・カウンシル公認 本番形式問題3回分
本番形式の問題を3回分収録したブリティッシュ・カウンシル公認問題集です。実戦形式で問題を解き、試験に慣れておきたい人におすすめです。
IELTSは4技能を別々の日に受験できる?
基本的にListening・Reading・Writingはまとめて受験します。Speakingは受験方式や会場によって実施日時が設定されます。
また、IELTSにはOne Skill Retakeがあり、対象となるコンピューター版IELTSを受験した場合、結果に満足できなかった1技能だけを再受験できます。元の試験から60日以内・1回のみ利用できます。
IELTSの申込方法
日本では、IELTS公式サイトから試験会場・日程・試験種類を選択して申し込みます。2026年2月から日本でのIELTSはJSAFが運営しており、JSAFのサイトから申し込むこともできます。
申し込みの際は、AcademicまたはGeneral Training、受験会場、試験日などを間違えないよう確認しましょう。
IELTSのスピーキングはどんな試験官と話す?
Speakingは、訓練を受けたIELTSの試験官と1対1で行います。コンピューターで回答する試験ではなく、人との実際の会話を通して英語でコミュニケーションする力が評価されます。
IELTSはイギリス英語で答えないとダメ?
イギリス英語で答える必要はありません。IELTSではイギリス英語とアメリカ英語のどちらも認められています。
また、リスニングではイギリスだけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、北米など複数の地域のアクセントが使われます。
IELTSはなぜスピーキングだけ対面形式なの?
IELTSは、Speakingで実際の人とのコミュニケーション能力を評価することを重視しています。そのため、録音された質問に回答する方式ではなく、試験官との会話形式が採用されています。
質問への回答だけでなく、会話を発展させたり、その場で考えを説明したりする力も確認されるのがIELTSの特徴です。
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