日本医学英語検定の難易度は?試験内容や合格基準を解説

日本医学英語検定は、医療現場で必要となる英語力を測る検定試験です。医学・医療に関する専門用語だけでなく、医療従事者同士のコミュニケーションや患者への対応など、実践的な医学英語の能力が問われます。

医師や看護師などの医療従事者をはじめ、医療系の学生や医学英語を学びたい人にも活用されている検定です。

目次

日本医学英語検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル医療・英語
資格区分1級・2級・3級・4級
受験資格3級・4級:制限なし
2級:3級合格者
1級:2級合格者かつ日本医学英語教育学会会員
試験日程1級・2級:年1回(1月)
3級・4級:年1回(6月)
試験方法1級:面接試験
2級:筆記試験・口頭試験
3級:筆記試験・リスニング
4級:筆記試験
免除科目なし
試験場所国内の指定会場
受験料1級 15,000円、2級 13,000円、3級 8,000円、4級 7,000円
登録・更新なし
問い合わせ日本医学英語教育学会

日本医学英語検定の試験日

2026年度

試験日申込期間
1級・2級2027年1月10日10月1日~11月30日
3級・4級2026年6月21日3月2日~4月30日

日本医学英語検定の試験内容

日本医学英語検定は、級によって試験内容が大きく異なります。

試験内容試験時間
1級医学英語・医学英語教育に関する経歴や実績についての面接30分
2級医学英語のライティングに関する筆記試験+医学プレゼンテーションの口頭試験80分+25分
3級医学用語・読解の選択問題+リスニング90分+30分
4級医学用語・読解の選択問題90分

合格基準

日本医学英語検定は、具体的な合格点を公表していません。各級で定められた基準を満たした場合に合格となり、成績は段階評価ではなく合格・不合格で判定されます。

日本医学英語検定の難易度

日本医学英語検定は、一般的な英語力だけでなく、医学用語や医療現場で使われる英語を理解する力が必要な検定です。級が上がるにつれて、単語や読解中心の試験から、実際に医学英語を使って発信する能力が重視されるようになります。

4級は基礎レベルで、医学・医療に関する英単語や英文読解が中心です。公式では「基礎級」と位置付けられており、医療系の学生や、これから医学英語を学び始める人が最初に目標としやすい級です。

3級は「応用級」で、医学用語や英文読解に加えてリスニングが出題されます。医学論文・医療現場で使われる表現を理解する力も必要になるため、単語を暗記するだけでは対応しにくくなります。

2級はさらに難しく、選択問題ではなく、医学英語で文章を書くライティング試験と、医学的な内容を英語で説明する口頭試験が中心です。「英語を読んで理解できる」だけでなく、自分から正確な医学英語を使えるレベルが求められます。

最上位の1級は「専門級」で、通常の筆記試験ではなく、医学英語に関する経歴や業績などをもとに面接で評価されます。そのため、英語学習者が試験勉強だけで目指す級というより、医学英語を実務・研究・教育などで専門的に使用している人向けの位置付けです。

このため難易度は、4級・3級と2級・1級の間で大きく性質が変わると考えると分かりやすいです。3・4級は医学英語の知識を測る側面が強いのに対し、2級以上では医学英語を実際に使う能力や経験まで求められます。

日本医学英語検定のおすすめテキスト・問題集

日本医学英語検定試験 基礎級(4級)・応用級(3級) 問題選集・教本 第4版

3級・4級を受験するなら最優先の公式教材です。過去問と解答・解説に加えて、語彙・読解・リスニングなどの出題傾向や勉強方法も収録されています。音声ダウンロードにも対応しています。

医学・医療系学生のための総合医学英語テキスト Step 1

医学英語を基礎から学びたい人向けの教材です。問診、語彙、読解、ライティングをバランスよく学べるため、4級・3級対策の土台作りに使いやすいです。

医学・医療系学生のための総合医学英語テキスト Step 2

より専門的な医学英語を学びたい人向けで、疾患の説明、症例報告、リスニング、ライティングなどを扱います。3級から上位級を目指す人の学習にも向いています。

日本医学英語検定ではどんな医学用語が出題される?

日本医学英語検定では、一般的な英単語だけでなく、身体の部位や機能、症状・徴候、検査、診療行為、医療器具、疾患、診断などに関する医学英語が扱われます。公式ガイドラインでは、医師国家試験出題基準に記載される医学用語に相当する英語表現も一つの目安とされています。

また、単語そのものだけでなく、医療面接、身体診察、患者への病状説明、カルテ記載、症例プレゼンテーションなどで使われる英語表現も重要です。上位級になるほど、医学論文や学会発表などで使う専門的な医学英語も求められます。

日本医学英語検定は海外で医師・看護師として働くために役立つ?

医学英語を身につけるという意味では役立ちますが、日本医学英語検定に合格しただけで海外で医師や看護師として働けるわけではありません

医英検は、医学・看護・医療技術に関する英文の読解や、英語で医療情報を伝える能力などを評価する試験です。特に2級は国際学会で英語による発表・討論ができるレベルを想定しているため、海外で活動するための医学英語力を高める目標にはなります。

ただし、海外で医師・看護師として働くには、勤務する国・地域ごとの免許取得や登録などが別途必要です。医英検は海外の医療資格そのものではなく、医学英語力を証明する検定として考えるのが適切です。

日本医学英語検定とTOPEC看護英語試験の違いは?

大きな違いは、対象とする医療英語の範囲です。

日本医学英語検定は、医学・医療全般の英語力を測る試験で、医学用語や英文読解だけでなく、上位級では医学英語のライティングやプレゼンテーションなども求められます。

一方、TOPEC看護英語試験は看護分野に特化しており、問診、症状の確認、検査・処置の説明など、日本の医療現場で看護師が外国人患者に対応する際に必要となる英語が中心です。Vocabulary & Grammar、Nursing Knowledge & Skills、Reading、Writing、Listeningの5分野から出題されます。

そのため、医学英語を幅広く学びたい人は日本医学英語検定、看護師・看護学生で実際の患者対応に使える英語を身につけたい人はTOPEC看護英語試験が向いています。

関連資格

TOPEC看護英語試験
看護・医療現場で必要となる英語力を測る試験です。外国人患者への対応など、看護実務に近い英語が出題されます。

TOEIC Listening & Reading Test
ビジネスや日常生活で使われる英語の「聞く・読む」能力を測る試験です。医療英語に限定されず、幅広い英語力を証明できます。

TOEFL iBT
Reading・Listening・Speaking・Writingの4技能を測る英語試験です。海外の大学・大学院への留学を目指す場合などに広く利用されています。

IELTS
英語4技能を評価する国際的な試験です。海外留学に加え、国や職種によっては海外で医療従事者として登録する際の英語力証明として利用される場合があります。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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