PLIDA(イタリア語能力認定試験)の難易度や試験内容など

PLIDA(Progetto Lingua Italiana Dante Alighieri)は、ダンテ・アリギエーリ協会が実施する国際的なイタリア語能力認定試験です。CEFRに対応するA1からC2までの6段階で、聴解・読解・作文・会話の4技能を評価します。

イタリアの大学進学や就職、移住などに必要な語学力の証明として活用され、日本国内でも受験できます。合格証書に有効期限がないことも特徴です。

目次

基本情報

資格種別
民間資格
資格区分
C2、C1、B2、B1、A2、A1
受験資格
なし
試験日
年間複数回実施(レベル・会場によって異なる)
試験方法
会場筆記
試験内容
イタリア語の聴解・読解・作文・口述の4技能を評価します。
A1・A2では身近な会話や基本的な文章、中級では日常生活や社会的な話題への対応、上級では複雑な文章の理解や論理的な意見表明が求められます。
試験時間は級によって異なり、最長で4時間程度です。
合格点・合格基準
4技能それぞれ30点満点で、各技能18点以上が合格基準です。
合計120点満点中72点以上でも、1技能でも18点に満たなければ合格できません。
一方、合格した技能の成績は18か月間保持でき、期間内に不合格だった技能を再受験できます。
免除科目
一部技能の合格を持ち越せる制度があります。最初の試験から18か月以内であれば、合格済みの技能を再受験せず、不合格だった技能だけを受験できます。
試験場所
ダンテ・アリギエーリ協会東京支部など、PLIDA認定試験センター。
受験料
C2:26,000円、C1:26,000円、B2:18,000円、B1:18,000円、A2:12,000円、A1:12,000円
登録・更新
なし
問い合わせダンテ・アリギエーリ協会(Società Dante Alighieri)PLIDA本部
おすすめ対象者
大学生・専門学生社会人全般

試験日程

2026年度

試験区分試験日申込期間
東京会場(A2~C2)11月22日(日)10月9日~11月6日

11月22日の試験会場は調布市文化会館たづくりです。

国際共通日程と日本国内の試験日が異なる場合があります。

難易度

イタリア語の知識を覚えるだけでなく、実際のコミュニケーションで正確かつ自然に使える能力が求められる点にあります。特に4技能それぞれに合格基準があるため、読解や文法が得意でも、聞き取りや会話に弱点があると合格に届かない場合があります。
A1はイタリア語学習の入門段階ですが、名詞の男性・女性の区別や冠詞の変化、動詞の活用など、日本語にはない仕組みを理解する必要があります。単語を覚えるだけではなく、簡単な質問に対して適切な形で答える練習が重要です。
A2では、身近な出来事を時系列に沿って説明する能力が必要になります。近過去と半過去の使い分けや、目的語代名詞の位置など、複数の文法要素を同時に考えなければならない点が難しくなります。
B1は、暗記した例文だけでは対応しにくくなるレベルです。相手の質問に応じて自分の経験や考えを説明したり、予想していなかった話題でも会話を続けたりする力が求められます。日本語で考えてから翻訳する習慣が強い場合、応答までに時間がかかりやすいでしょう。
B2では、社会的な話題について理由や具体例を交えながら意見を述べる能力が重要になります。接続法や条件法などを自然に使い分けることに加え、相手の主張を踏まえて自分の立場を説明する柔軟性も必要です。文法的に正しいだけではなく、文章全体の流れや表現の適切さが問われます。
C1では、新聞・評論・専門的な文章などを読み、細かな意味の違いや筆者の意図を正確に理解する能力が求められます。会話でも抽象的な話題を扱う機会が増えるため、語彙力だけでなく、論理的に説明する力が重要になります。
最上級のC2では、慣用句や文化的な背景を含む複雑な表現にも対応できる高度なイタリア語力が必要です。文章や発言の表面的な意味だけでなく、含意やニュアンスまで理解し、場面にふさわしい言葉を選べるかが難しさにつながります。
また、PLIDAでは実際の生活に近い状況を想定した問題が出題されるため、文法問題集だけで学習してきた方は、作文や口述で苦戦することがあります。特に上位級では、相手の発言を受けて自分の考えを展開する練習が欠かせません。
総合的に見ると、PLIDAは級が上がるほど知識の暗記よりも実際の言語運用経験が重要になり、4技能を偏りなく身に付けることが合格への大きな課題となる資格です。
C2
★★★★☆
勉強時間の目安:約1,200時間
C1
★★★★☆
勉強時間の目安:約800時間
B1
★★★☆☆
勉強時間の目安:約400時間
A2
★★☆☆☆
勉強時間の目安:約200時間
A1
★☆☆☆☆
勉強時間の目安:約100時間

※勉強時間は、関連する知識や実務経験がない方が、合格を目指して学習する場合のおおよその目安です。学習経験や理解度、学習方法などによって必要な時間は異なります。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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