日本語検定の難易度・合格率・日程など

目次

日本語検定とは

日本語検定は、正しい日本語を理解し、場面に応じて適切に使える力を測る検定試験です。漢字の読み書きだけでなく、敬語、文法、語彙、言葉の意味、表記、漢字など、日本語に関する幅広い知識と運用力が問われます。

漢検が主に漢字の知識を測る試験であるのに対し、日本語検定は日本語を総合的に正しく使えるかを確認する試験です。たとえば、相手や場面に合った敬語を使えるか、誤解のない文章を書けるか、言葉の意味を正しく理解しているかなど、日常生活やビジネスでも役立つ内容が出題されます。

試験は、敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字の6領域と総合問題で構成されています。2級から7級までのミニテストも公式サイトで公開されており、自分の日本語力を確認しながら学習できます。

日本語検定は、学生の国語力向上だけでなく、就職活動やビジネススキルの向上にも活用しやすい検定です。特に、敬語や言葉遣いを重視する接客業、事務職、営業職、教育関係などでは、正しい日本語を使えることが評価につながる場合があります。

ただし、取得すれば必ず就職・転職で有利になる資格というよりも、日本語力や社会人としての言葉遣いを客観的に示す補助的な資格と考えるとよいでしょう。文章力や敬語力に自信をつけたい人、入試・就職活動で日本語力をアピールしたい人におすすめの検定です。

日本語検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル教養・基礎
資格区分1級・2級・3級・4級・5級・6級・7級
受験資格なし
試験日程年2回。例年6月・11月に実施
試験方法筆記試験。敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字などを総合的に出題
免除科目なし
試験場所全国の一般会場、または学校・企業などの準会場
受験料1級6,800円、2級5,800円、3級4,300円、4級3,000円、5級2,300円、6級2,200円、7級2,200円
登録・更新なし
問い合わせNPO法人 日本語検定委員会
関連資格日本漢字能力検定
語彙・読解力検定
日商PC検定
ことわざ検定

日本語検定の試験日

2026年度試験

申込期間試験日合格発表
3月2日~5月15日6月13日検定日の約25日後
8月3日~10月9日11月7日検定日の約25日後

日本語検定の試験内容

日本語検定は、漢字だけでなく、日本語を正しく理解し、適切に使う力を総合的に測る試験です。試験では、敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字の6領域に加えて、複数の知識を組み合わせて考える総合問題も出題されます。

出題内容は、日常生活や学校、ビジネスの場面で使う日本語が中心です。たとえば、相手や場面に合った敬語を選べるか、文法的に正しい文を作れるか、言葉の意味を正しく理解しているか、送り仮名や仮名遣いを正しく使えるかなどが問われます。

級は1級から7級まであり、1級が最も難しく、7級が最もやさしいレベルです。上位級では、社会人として必要な高度な日本語運用力や、ビジネス文書でも通用する正確な表現力が求められます。一方、下位級では、小学生・中学生が学習する基本的な日本語力を確認する内容が中心です。

出題範囲

1級

社会人上級レベルの日本語力が求められる最上級の試験です。高度な敬語表現、正確な文法、豊富な語彙、慣用句、言葉の使い分け、表記、漢字などが幅広く出題されます。文章の細かなニュアンスを理解し、状況に応じて適切な日本語を選ぶ力が必要です。

2級

社会人として十分な日本語力を持っているかを確認するレベルです。敬語や文法、語彙、表記、漢字など、実社会で必要とされる日本語の知識が問われます。就職活動やビジネス場面で日本語力をアピールしたい人に向いています。

3級

社会人基礎レベル、または高校卒業程度の日本語力を確認する級です。日常生活や学校、職場で使う日本語を正しく理解し、適切に使えるかが問われます。敬語や文法、語彙の基礎をしっかり押さえておく必要があります。

4級

中学校卒業程度の日本語力を目安とした級です。基本的な敬語、文法、語彙、漢字、表記などが出題されます。文章を正しく読んだり、日常的な場面で適切な言葉を選んだりする力が求められます。

5級

小学校高学年程度の日本語力を確認する級です。基本的な漢字や語句の意味、文法、表記、簡単な敬語表現などが出題されます。学校で学ぶ国語の知識を整理しながら、日本語の基礎力を確認できます。

6級

小学校中学年程度の日本語力を目安とした級です。身近な言葉の意味、基本的な漢字、送り仮名、簡単な文法などが中心に出題されます。正しい言葉の使い方を学び始めた子どもに向いています。

7級

小学校低学年程度の日本語力を確認する入門レベルです。基本的な言葉の意味、簡単な漢字や表記、文の使い方などが出題されます。日本語の基礎を楽しく確認したい子どもに向いています。

合格基準

認定合格基準
1級1級認定総合得点率80%以上、かつ各領域の得点率50%以上
1級準1級認定総合得点率70%以上、かつ各領域の得点率50%以上
2級2級認定総合得点率80%以上、かつ各領域の得点率50%以上
2級準2級認定総合得点率70%以上、かつ各領域の得点率50%以上
3級3級認定総合得点率70%以上、かつ各領域の得点率50%以上
3級準3級認定総合得点率60%以上、かつ各領域の得点率50%以上
4級4級認定総合得点率70%以上、かつ各領域の得点率50%以上
4級準4級認定総合得点率60%以上、かつ各領域の得点率50%以上
5級5級認定総合得点率70%以上、かつ各領域の得点率50%以上
5級準5級認定総合得点率60%以上、かつ各領域の得点率50%以上
6級6級認定総合得点率70%以上、かつ各領域の得点率50%以上
6級準6級認定総合得点率60%以上、かつ各領域の得点率50%以上
7級7級認定総合得点率70%以上、かつ各領域の得点率50%以上
7級準7級認定総合得点率60%以上、かつ各領域の得点率50%以上

日本語検定の受験者数・合格率

2025年度

受験者数合格者数合格率
1級1,070人156人14.6%
2級3,410人1,129人33.1%
3級13,514人8,629人63.9%
4級4,576人3,965人86.7%
5級2,563人2,250人87.8%
6級1,390人1,081人77.8%
7級947人817人86.3%

2024年度

受験者数合格者数合格率
1級1,063人118人11.1%
2級3,870人817人21.1%
3級13,053人7,378人56.5%
4級5,357人4,339人81.0%
5級3,052人2,591人84.9%
6級1,373人1,132人82.4%
7級960人863人89.9%

2023年度

受験者数合格者数合格率
1級1,087人47人4.3%
2級4,272人667人15.6%
3級14,998人7,006人46.7%
4級5,408人4,485人82.9%
5級3,603人2,979人82.7%
6級1,518人1,219人80.3%
7級890人771人86.6%

2022年度

受験者数合格者数合格率
1級1,139人98人8.6%
2級5,247人824人15.7%
3級21,142人9,423人44.6%
4級6,299人4,668人74.1%
5級3,259人2,740人84.1%
6級1,940人1,588人81.8%
7級1,168人1,053人90.1%

2021年度

受験者数合格者数合格率
1級1,275人90人7.0%
2級5,122人882人17.2%
3級19,899人8,836人44.4%
4級7,968人5,848人73.4%
5級4,562人3,883人85.1%
6級2,119人1,764人83.2%
7級1,311人1,190人90.8%

日本語検定の難易度

  • 【1級】社会人レベル
  • 【2級】大学卒業レベル
  • 【3級】高校卒業レベル
  • 【4級】中学校卒業レベル
  • 【5級】小学校卒業レベル
  • 【6級】小学校4年修了レベル
  • 【7級】小学校2年修了レベル

7級〜5級は小学生向けの基礎レベルで、学校で学ぶ国語の知識をしっかり理解していれば、比較的合格を目指しやすい内容です。

4級は中学生レベル、3級は高校生〜社会人基礎レベルの内容が中心になります。特に3級になると、敬語・文法・語彙・表記・漢字などを総合的に問われるため、単に漢字が読めるだけでは対応できません。日常生活や学校、職場で使う日本語を正しく理解しているかが重要になります。

2級以上になると難易度は大きく上がります。2級は社会人として適切な日本語を使えるかを確認するレベルで、敬語の使い分けや言葉の意味、文章表現の正確さがより厳しく問われます。

1級は最上級で、かなり難易度の高い試験です。高度な敬語表現、語彙、慣用句、表記、文法の知識に加えて、場面に応じた自然で正確な日本語を選ぶ力が必要です。合格率も低く、普段から文章を読む習慣がある人でも、しっかり対策しなければ合格は簡単ではありません。

全体として、日本語検定は下位級であれば取り組みやすい一方、3級以上は実用的な日本語力、2級以上は社会人として高い言葉の運用力が求められる試験といえるでしょう。

日本語検定の勉強法

まず日本語検定委員会が発行している公式問題集を活用するのがおすすめです。公式問題集は、実際の出題形式に近い問題で学習できるため、初めて受検する人でも試験の傾向をつかみやすいでしょう。

日本語検定では、敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字など、幅広い分野から出題されます。公式問題集はこれらの項目ごとに整理されているため、自分がどの分野を苦手としているのかを確認しながら学習できます。

特に、敬語や文法はなんとなく使っていると間違えやすい分野です。問題を解くだけでなく、解説を読んで「なぜその答えになるのか」を理解しておくと、本番でも応用しやすくなります。

また、日本語検定は総合得点だけでなく、各領域でも一定以上の得点が必要です。そのため、漢字だけ、敬語だけといった偏った勉強ではなく、すべての分野をバランスよく対策することが大切です。

公式問題集は模擬問題の量も多く、価格も比較的手に取りやすいため、受検対策の中心教材として使いやすいでしょう。試験前には時間を測って模擬問題を解き、本番のペースに慣れておくと安心です。

日本語検定のお勧めテキスト

日本語検定公式練習問題集 3級

3級を目指す学生や社会人に使いやすい問題集です。3級は高校生〜社会人基礎レベルの日本語力が問われるため、敬語や文法、語彙、漢字の基礎を総合的に復習したい人に向いています。

日本語検定を活かせる仕事

正しい言葉遣いや敬語、文法、語彙、表記などを理解していることを示せる資格です。社会人として必要な基本的な日本語力を証明できるため、就職活動や転職活動で補助的なアピール材料になる場合があります。

特に、事務職、営業職、接客業、販売職、教育関係、コールセンター、受付、秘書、ライター、編集、校正など、言葉遣いや文章作成が求められる仕事では活かしやすいでしょう。敬語や正しい表現を使えることは、ビジネスの場でも重要なスキルです。

ただし、日本語検定は就職・転職で強い武器になる資格というより、基礎的な日本語力を示す資格です。企業認知度も英検やTOEIC、簿記などに比べると高くないため、取得しただけで大きく有利になるとは考えにくいです。

履歴書に記載するなら、できれば2級以上を目安にするとよいでしょう。日本語検定単体でアピールするよりも、パソコンスキル、ビジネスマナー、実務経験、文章作成スキルなどと組み合わせることで、より説得力のあるアピールになります。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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