日本商工会議所が実施している検定で、パソコンを使ったビジネススキルを問う試験になります。
試験は「文章作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3つの試験区分があり、その中でも1級~ベーシックまで4つのレベルに分類されています。
パソコン操作はどの企業でも必須の技能となっていますので、就職活動で有利に進めるために多くの学生が受験しています。
もちろん、今後のキャリアアップを図る就業者も多数受験していますので、積極的にチャレンジしてみましょう。
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日商PC検定の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | IT・パソコン |
資格区分 | 文章作成(1級、2級、3級、ベーシック)、データ活用(1級、2級、3級、ベーシック)、プレゼン資料作成(1級、2級、3級) |
受験資格 | なし |
試験日程 | 【1級】2月中旬・10上旬(年2回) 【2級・3級】毎月第3金曜日など |
試験方法 | 筆記試験、実技試験 |
免除科目 | 「電子メール活用能力検定」「EC実践能力検定」「情報検定(情報活用試験)」合格者は、日商PC検定(2級・3級)の「筆記試験(知識科目)」の受験を免除 |
試験場所 | 商工会議所の認定している大学パソコンスクール等の教育機関、企業など |
受験料 | 【1級】10,480円【2級】7,330円 【3級】5,240円【ベーシック】4,200円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 日本商工会議所及び各地商工会議所 |
【総合評価】(文章3級)
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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日商PC検定の試験日
試験日 | 申込期間 |
---|---|
1級 2020年10月4日(日) | 未定 |
1級 2021年2月21日(日) | 未定 |
2級と3級は随時実施
日商PC検定の試験内容
出題範囲
試験内容の一部を抜粋しています。
- 実技試験
-
- 企業実務で必要とされる文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトの機能、操作法を修得している
- 当該業務の遂行にあたり、ライティング技術を駆使し、最も適切な文書、資料等を作成することができる
- 筆記試験
-
- 基本的なビジネス文書の種類と雛形について理解している
- 文書管理について理解している
合格点
各科目70点以上
日商PC検定の受験者数・合格率
2017年
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1級 | 51人 | 33.3% |
2級 | 6,464人 | 68.0% |
3級 | 20,091人 | 81.2% |
ベーシック | 7,189人 | 82.2% |
2016年
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1級 | 78人 | 33.3% |
2級 | 6,296人 | 64.0% |
3級 | 20,110人 | 80.1% |
ベーシック | 5,156人 | 84.6% |
残念ながら2017年以降の合格率は発表されていません。(また掲載されましたら更新します)
まずは3級を受験させる学校が多いことから3級の受験者数が多くなっています。
1級の受験者が極端に少ないですが、その理由として受験日が年2回と少なくなることも原因にありますが、1級を取得したところで就職や転職でなかなか生かすことが出来ないという側面があるかと思います。
合格率はベーシックと3級でさほど変わりません。試験のレベルもさほど変わりませんので、ベーシックを目指すならもう少し勉強して3級から目指した方がいいです。
日商PC検定の難易度
合格率を見る限り、3級とベーシックは80%を超えているので、文書作成や表計算などのアプリケーションソフトを学校や職場で使用した経験がある方であればさほど対策を立てなくても合格することは容易です。
2級でも1ヶ月程度(2級・3級なら1~2週間程度)の勉強期間で合格が狙えるレベルの試験になるので、難易度は低い試験に分類されます。
1級になれば合格率は30%程と急激に下がることから2級に比べると難易度は高くなります。ただそれでも他の資格に比べると簡単です。
日商PC検定の勉強法
パソコンスクールでも当資格の対策講座がよく実施されていますが、自宅などのにソフト環境があれば独学でも十分合格出来る資格なので心配ありません。
公式テキストが出版されていますが、問題集だけで問題ありません。万全の体制を取りたい方は公式テキストを購入して下さい。
筆記試験に関しては全ての区分で共通する内容もありますので、一つの区分を取得できれば他の区分も比較的簡単に取得することが可能です。
日商PC検定のテキスト
日商PC検定の通信講座
日商PC検定を活かせる仕事
この検定は、日本商工会議所が実施しているものです。
その為、知名度もMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の次に有名です。
この資格を取得するとビジネスシーンに於いて、Word、 Excel、 PowerPoint を使って、文書作成やデータの活用を行うという、企業に就職して即戦力になる事が出来ます。
更に、社内文書や社外文書の書き方、数字の計算や管理も、日商PC検定に合格していれば出来るようになります。
この資格を持つ人は、日本商工会議所と関連のある企業や会員企業に就職したり、自営業、パソコンやインターネットを使って自宅をオフィスとして仕事をする人(SOHO)に特に多いようです。
まずビジネスの基本を身に着ける為に取得し、その後実際仕事をしながらスキルを上げて行く事が出来ます。
ただし、基礎的なPCスキルを問う試験になるので、例え1級を取得したとしてもこの資格だけで転職活動で有効になるとは考えにくいです。
受験者の口コミ評判
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