パソコンインストラクター資格認定試験とは
パソコン操作を人に教えるための知識や、受講者に分かりやすく説明する指導力を評価する資格試験です。単にWordやExcelなどの操作ができるだけでなく、初心者やシニア層にも理解しやすく伝える力、トラブル時の対応、インターネットや情報セキュリティに関する基礎知識なども求められます。
パソコン教室の講師、企業研修の担当者、職業訓練校の指導者、地域のITサポートに関わる人などが、指導者としての知識を確認するために活用しやすい資格です。近年は、パソコンの基本操作だけでなく、オンライン会議、クラウドサービス、スマートフォン連携、セキュリティ対策など、教える内容も幅広くなっています。
なお、全日本情報学習振興協会にもパソコン技能検定 インストラクター認定試験があり、こちらは申込時に満20歳以上であることを受験資格とし、マークシート方式の試験として案内されています。CBT受験・オンラインIBT受験に対応しています。
そのため、資格記事では「どの団体のパソコンインストラクター資格を扱うのか」を明記すると分かりやすくなります。パソコン操作に自信がある人だけでなく、教える仕事に興味がある人、ITが苦手な人を支援したい人に向いている資格といえるでしょう。
パソコンインストラクター資格認定試験の基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| ジャンル | IT・パソコン |
| 資格区分 | 1級、2級 |
| 受験資格 | なし |
| 試験日 | 年1回程度、例年9月頃 |
| 試験方法 | オンライン試験。自宅のパソコンから受験 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 自宅・職場など |
| 受験料 | 一般:15,400円/JPITA会員・養成講座修了生:8,800円 |
| 登録・更新 | 認定カードを維持するには2年ごとの更新が必要。 |
| 問い合わせ | 一般財団法人 全日本情報学習振興協会 |
| 関連資格 | コンピュータサービス技能評価試験 アフィリエイトインストラクター MOS検定 マイクロソフト認定トレーナー |
パソコンインストラクター資格認定試験の試験日
2026年度試験
| 試験日 | 申込期間 |
|---|---|
| 9月6日(日) | 8月19日まで |
パソコンインストラクター資格認定試験の試験内容
パソコン操作を教える立場に必要な知識や指導力を確認する認定試験です。単にWordやExcelを使えるだけでなく、受講者の理解度に合わせて説明する力、トラブル対応、情報セキュリティ、インターネットや周辺機器に関する知識なども問われます。
受験には、満20歳以上であることに加え、指定されたパソコン技能検定やビジネス実務試験などの合格実績が必要とされています。パソコン教室の講師、学校・企業研修の担当者、ITサポートに関わる人などに向いている資格です。
出題範囲
インストラクションの教育技法
受講者の個性やスキルを見極める力、分かりやすく説明する力、学習状況に応じた指導方法など、パソコンを教えるための基本的な教育技法が問われます。
パソコン・ソフトウェアの知識
基本ソフト、アプリケーションソフト、インターネット、ハードウェア、周辺機器など、パソコンを指導するうえで必要な幅広い知識が出題されます。
情報セキュリティ・個人情報保護
ウイルス対策、不正アクセス対策、パスワード管理、個人情報の取り扱いなど、受講者に安全なパソコン利用を指導するための知識が問われます。
トラブル対応・実務指導
操作ミスや設定トラブルへの対応、受講者からの質問への答え方、実務で使う文書作成・表計算などの指導場面を想定した内容も含まれます。
試験科目と出題数
パソコンインストラクター資格認定試験は、筆記試験形式で実施されます。公開されている情報では、試験時間は90分、問題数は100問とされています。
出題内容は、基本ソフト・アプリケーションソフト・インターネットに関する知識、ハードウェアやパソコン全般の知識、情報セキュリティや個人情報保護に関する知識などで構成されています。
合格基準
合格基準は、公開情報では300点満点中210点以上、かつ各課題で70点以上とされています。
別系統のパソコンインストラクター資格認定試験では、一般受験生は全40問中33問以上、講座修了生およびJPITA会員は全35問中26問以上の正解が合格基準とされています。
パソコンインストラクター資格認定試験の受験者数・合格率
2級の合格率は50%程
パソコンインストラクター資格認定試験の難易度
1級・2級ともに、試験そのものの難易度はそれほど高くありません。パソコンの基本操作やアプリケーションソフトの扱いに慣れている人であれば、学習内容を理解しやすく、比較的取り組みやすい資格といえます。
ただし、パソコンを自分で使えるだけではなく、人に分かりやすく教えるための知識や考え方も必要になります。操作方法を理解していても、初心者に説明する視点が不足していると、少し難しく感じる部分があるかもしれません。
また、受験資格が設けられているため、試験対策そのものよりも、受験条件を満たすことの方が手間に感じる場合もあります。条件を満たしている人であれば、あとは参考問題などで試験レベルを確認しながら準備すれば十分対応しやすいでしょう。
総合的に見ると、パソコンインストラクター資格認定試験は、難関資格というほどではありません。パソコン操作に慣れていて、人に教える立場を意識して学習できる人であれば、十分合格を目指せる資格といえるでしょう。
パソコンインストラクター資格認定試験の勉強法
比較的マイナーな資格のため、市販の参考書や対策情報が多いとはいえません。そのため、まずは協会ホームページで販売されている過去問題CD-ROMを中心に学習するのがおすすめです。過去問題CD-ROMには、PDF形式の問題用紙と解答が収録されています。
勉強を始める際は、まず過去問を解いて、どのような知識が問われるのかを確認しましょう。パソコン操作だけでなく、ITの基礎知識、指導者として必要な知識、トラブル対応、情報セキュリティなども意識して学ぶことが大切です。
公式サイトには参考問題も掲載されているため、最初に試験の雰囲気をつかむために活用するとよいでしょう。過去問を解いて分からなかった部分は、パソコン関連の基礎テキストやネット上の解説を使って補強していく流れがおすすめです。
また、パソコンインストラクターは、知識を持っているだけでなく、人に分かりやすく説明する力も重要です。問題の答えを覚えるだけでなく、「初心者に説明するならどう伝えるか」「どこでつまずきやすいか」を意識しながら学習すると、実務にもつながりやすくなります。
独学でも対策は可能ですが、教材の数が少ないため、過去問題CD-ROMを繰り返し解くことが合格への近道です。参考書を何冊もそろえるよりも、まずは過去問で出題傾向をつかみ、苦手分野を重点的に復習していく勉強法が現実的です。
参考記事 お勧めのプログラミングスクール13校を比較!ランキング形式で発表!
資格を活かせる仕事
資格の名の通り、パソコンインストラクターとして活躍することができます。
パソコンインストラクターの資格を持つと、企業や専門学校等でパソコン(ハードウェア)の使い方から専門的なソフトの使い方までを教える事が出来ます。
パソコン自体ならWindowsやMacについて、又ソフトに付いても各種アプリケーションソフトを使いこなす知識を活かす事が出来ます。
パソコン自体の使い方としては、OSの基本的な動作及び便利なショートカットの利用方法、又、メールの設定やインターネットの閲覧の仕方等を教えます。
又、高度になると、パソコンのハードウェアに付いて教える事もあります。
ソフトウェアの場合は、生徒のニーズに合わせてオフィス系ソフトやデザイン系ソフト(Illustrator、Photoshop、Indesign)といった様々なソフトの使用法を教える事になります。
就職や転職の為にスクールに通う若者だけでは無く、高齢者にもパソコンが普及しているこの時代なので、今後需要が増えるであろう業界になります。

