競輪選手試験とは
競輪選手になるには、日本競輪学校に入学して約1年間の厳しい訓練をこなして、「財団法人JKA」が実施する検定試験に合格しなければいけません。
日本競輪学校に入学するには、生徒入学試験に合格しなければいけません。試験は、通常の「一般入試」の他に、様々なスポーツ競技の成績優秀者を対象にした「特別選抜試験」もあります。
競輪選手は男女共になることが出来ますが、男性の受験者に比べて女性の受験が少ないこともあって、合格率は男性が9.6%に比べて女性は41.6%と、かなり高くなっています。(2012年度データ)
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目次
競輪選手試験の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | スポーツ |
資格区分 | なし |
受験資格 | ・満17才以上 ・高校卒業程度の学力を有する ・日本国内に在住 |
試験日程 | 年1回(実施日は未定) |
試験方法 | 一次試験:技能試験又は適性試験 二次試験:適性試験、身体検査、人物考査 |
試験場所 | 一次試験:日本競輪学校(静岡県田方郡)など 二次試験:日本競輪学校(静岡県田方郡) |
受験料 | 一次試験:5,000円 二次試験:7,000円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 日本競輪学校 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
- なし
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試験内容
一次試験
技能試験
- 自転車による1,000メートルの走行時間
- 自転車による400メートル助走後における200メートルの走行時間
適性試験
- 垂直跳の跳躍高
- 背筋力計による背筋力
二次試験
適性試験
- 台上走行試験装置による瞬間最高速度
- 台上走行試験装置によるクランク軸の最大回転回数
- 台上走行試験装置による一定時間の総仕事量
身体検査
- 業務規程別表第1の「身体検査合格点」で定める検査項目
人物考査
- 口頭試問・適性検査・作文等による考査
免除科目
特別選抜制度あり
合格点
非公開
受験者数・合格率
2012年
性別 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
男性 | 374人 | 9.6% |
女性 | 47人 | 41.6% |
試験の難易度
難易度はかなり高いです。
資格を活かせる仕事
競輪選手として活躍することができます。
競輪選手の収入
競輪選手の平均年収はおよそ『1,200万円』で、オートレーサーと同等レベルの収入を得ることが可能です。
競輪選手にはレースの成績によりS級の「1班」「2班」「3班」、A級の「1班」「2班」「3班」の6つのクラスに分かれており、それぞれのレースでの賞金が異なる為、収入も大きく異なります。ちなみに、S級の1班で年収5,000万円以上、新人が所属するA級3班で年収700万円程度になります。
レース賞金が主な収入源になりますが、レースに参加するだけで支給される「参加手当」や、年末年始に支給される「正月手当」などがありますので、レースで入賞しなくてもそれなりの収入を得ることが可能です。