こちらの試験は日本人は受験することができません
日本語能力試験とは、日本語を母国語としていない人を対象に日本語の能力を認定する試験で、全国主要都市の他、世界65の国と105都市で行われています。
試験は出来るだけ細かく日本語の能力を測るために、N1~N5までの5段階のレベルでそれぞれ作られています。
N1とN2では、日本国内での生活の幅広い場面で使われる日本語がどれぐらい理解できているのかを測る上級者向けの試験で、N4とN5では、基本的な日本語の理解度を問う試験になります。
念を押しますが、日本語を母国語としていない人しか受験できませんので、必然的に日本人は受験することはできませんので注意して下さい。
日本語能力試験とは
資格名 | 日本語能力試験 | ||
---|---|---|---|
人気 | 将来性 | ||
就・転職 【N1】 | 難易度 【N1】 | ||
主な対象者 | 小学生 中学生 高校生 大学生 専門生 社会人 その他 | ||
資格種別 | 民間資格 | ||
ジャンル | 教養・基礎 | ||
資格区分 | N1、N2、N3、N4、N5 | ||
受験資格 | 日本語を母国語としていない人 (日本人は受験することができない) | ||
試験日程 | 7月上旬、12月上旬(年2回) | ||
試験場所 | 日本44都道府県、海外23か国・105都市 | ||
試験内容 | 筆記試験、聴解試験 | ||
免除科目 | – | ||
合格点 | ややこしいので、日本語国際教育支援協会のホームページで確認してもらった方が早い。 | ||
受験料 | 5,500円 | ||
登録・更新 | – | ||
口コミ | 0件(口コミ投稿) | ||
問い合わせ | 日本国際教育支援協会 | ||
関連資格 | – |
試験日
2019年 第1回試験
【試験日】2019年7月7日(日)
【申込期間】2019年4月上旬~下旬
【合格発表】2019年9月上旬
2019年 第2回試験
【試験日】2019年12月1日(日)
【申込期間】2019年9月上旬~下旬
【合格発表】2020年2月上旬
試験内容
N1
- 言語知識(文字・文法・語彙)・読解:110分
- 聴解:60分
N2
- 言語知識(文字・文法・語彙)・読解:105分
- 聴解:50分
N3
- 言語知識(文字・語彙):30分
- 言語知識(文法)・読解:70分
- 聴解:40分
N4
- 言語知識(文字・語彙):30分
- 言語知識(文法)・読解:60分
- 聴解:35分
N5
- 言語知識(文字・語彙):25分
- 言語知識(文法)・読解:50分
- 聴解:30分
受験者数・認定率(合格率)
2018年 第1回試験
区分 | 受験者数 | 認定率 |
---|---|---|
N1 | 105,026人 | 33.3% |
N2 | 143,939人 | 38.4% |
N3 | 116,543人 | 38.0% |
N4 | 59,205人 | 33.0% |
N5 | 45,366人 | 49.8% |
難易度
私は日本人なので、試験の難易度を理解することは難しいですが、参考としてN1で日本の高校受験レベルになるので、日本語を全く知らない状態からだと2,000時間以上の勉強時間が必要になります。
一番下位のN5でも200時間以上の勉強時間が必要になるので、それほど簡単な試験ではないと認識できます。
勉強法
「独立行政法人 国際交流基金」が出版している公式問題集は内容も濃く、試験の内容についても詳しく書いるのでオススメできます。CDも付属しているので感覚も掴みやすいです。
そして、何より値段が安いのが良いですね。
資格を活かせる仕事
日本語能力の測定指標として最も普及している資格になるので、日系企業で就職を目指す外国人には有利になる。但し、最低でもN2は取得しておくことが条件になる。