航空工場検査員・航空検査技術者の資格要件が変わりました(航空工場検査員国家試験の廃止)
詳しくは「経済産業省のHP」をご覧ください。
航空機を安全に飛行させるには、各部品の検査を適切に行い、どこに欠陥があるのかをしっかり把握しなければいけません。
そんな中、航空工場検査員は航空機をメインに製造や修理がしっかりと行われているのかを確認するのが主な職務になります。
航空工場検査員になるには経済産業省が実施している国家試験にしなければ、航空工場検査員としての業務を行うことが出来ません。
試験は「航空機」や「航空機用原動機」、「空気調和装置用機器」など13種類の科目に分かれており、それぞれで求められる知識が異なります。
専門知識を要求されるので、合格率は20%~40%程しかなく、難易度の高い試験と言えるでしょう。但し、科目合格制度がありますので、一度に全ての科目を合格する必要はありません。
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航空工場検査員試験の試験区分
航空機、航空機用原動機、航空機用プロペラ、回転翼、降着装置、発電機、空気調和装置用機器、飛行指示制御装置、統合表示装置、航法用電子計算機、レーザージャイロ装置、回転翼航空機用トランスミッション、ガスタービン発動機制御装置
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航空工場検査員試験の試験日
2018年度試験
【試験日】2018年10月25日又は10月26日【申込期間】2018年6月25日~7月6日【合格発表】試験の約2か月後を目途に発表
航空工場検査員試験の受験者数・合格率
合格率は20%~40%程(資格の種類により異なります)
航空工場検査員試験の難易度
試験の情報が少ないのでどの程度の難易度か測ることは難しいです。
合格率は受験科目にもよるが20%~40%程度と低いですが、受験資格が無いことを考えると、真剣に受験を目指している受験者がどれぐらいいるのか疑問です。
航空工場検査員試験の勉強法
独学で受験を目指す場合は、「日本航空宇宙工業会」から過去問を購入して、まずは過去問を徹底的にこなし、理解できない所はネットや参考書を利用して勉強しましょう。
試験対策用の参考書がほとんど無い(全く無い?)ので、確立された勉強法は存在しないかもしれませんね。
資格を活かせる仕事
航空機は空を飛ぶ危険を伴う乗り物だけに、安全性が特に重視されます。
何万にも及ぶ部品から成る航空機は絶えず各部品のチェック、整備を適切に行う事で事故を防いでいるのです。もし、トラブルを発見した時は適宜最善の方法で修理を施し、大参事を未然に防いでいます。
中でも航空機の製造、修理といった機体に関する事が正確に出来ているかをチェックするのが航空工場検査員です。
とても重大な使命を持った仕事です。
もし、ミスがあれば航空機操縦の問題に直結し、それは乗客・乗務員の命に関わる大事件を引き起こしかねません。その為、航空工場検査員は、航空機の不備、不具合を見逃さない高い専門知識と厳しい目、修理時には正確で繊細な仕事が求められます。
収入に関しては、参考までに航空機技術者の平均年収が30代で500万円程度になります。他の職種に比べて専門知識を要する職業になるので、収入は高くなります。