住宅ローンアドバイザー試験 – 難易度・合格率・試験日など

目次

住宅ローンアドバイザー試験とは

住宅ローンを利用しようとする人に対して、金利タイプや返済方法、借入可能額、返済リスクなどを分かりやすく説明し、利用者が自分に合った住宅ローンを選べるよう支援するための認定資格です。単に住宅ローン商品を紹介するだけでなく、中立的な立場から正確な情報を伝え、無理のない資金計画を考えるための知識が求められます。

認定を受けるには、住宅ローンアドバイザー養成講座を受講し、効果測定に合格したうえで登録手続きを行う必要があります。講座は基礎編応用編で構成されており、住宅ローンの基本知識、金利タイプ、返済計画、借換え、住宅取得に関する税制、最近の住宅市場やローン商品の動向などを学びます。

不動産会社、住宅会社、金融機関、保険代理店など、住宅購入や資金計画に関わる仕事をしている人に向いている資格です。住宅ローンは利用者の生活設計に大きく影響するため、正しい知識をもとに説明・提案できる力を身につけたい人に役立つ認定制度といえるでしょう。

住宅ローンアドバイザー試験の基本情報

資格種別民間資格
ジャンルサービス・販売
資格区分住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
受験資格なし
受講日程年2回
試験方法Web講習+効果測定。効果測定は正誤問題・計算問題、応用編はマークシート方式
免除科目なし
試験場所Web講習は自宅・職場など、応用編効果測定は指定会場
講習料Aコース23,100円。テキスト・効果測定料込み
登録・更新登録有効期間3年。登録料11,000円、更新料11,000円
問い合わせ一般社団法人 金融検定協会

住宅ローンアドバイザー試験の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
7月21日(火)・7月22日(水)・7月23日(木)4月20日~6月19日8月31日

住宅ローンアドバイザー試験の講習内容

一般財団法人住宅金融普及協会の「住宅ローンアドバイザー」になるには、養成講座を受講し、応用編の効果測定に合格したうえで、所定の登録申請を行う必要があります。効果測定は、基礎編・応用編の講習内容から出題されます。

出題範囲

住宅ローンの基礎

住宅ローンの仕組み、固定金利・変動金利・固定期間選択型などの金利タイプ、返済方法、借入期間、返済負担率など、住宅ローンを理解するための基本知識が問われます。

資金計画・返済計画

借入可能額、毎月返済額、元利均等返済、元金均等返済、繰上げ返済、借換えなど、利用者に合った返済計画を考えるための知識が出題されます。

住宅ローン関連制度

住宅ローン控除、団体信用生命保険、フラット35、保証料、手数料、火災保険など、住宅ローン利用時に関係する制度や費用について問われます。

顧客説明・アドバイス実務

利用者の収入、家族構成、将来のライフプランなどを踏まえ、特定の商品に偏らず、公平な立場で分かりやすく説明するための実務的な知識が問われます。

試験科目と出題数

効果測定は、基礎編と応用編で行われます。基礎編は、正誤問題25問と計算問題10問の合計35問です。応用編は、正誤問題30問と計算問題10問の合計40問です。

住宅金融普及協会の案内では、応用編の効果測定は会場でのマークシート方式で行われ、制限時間は50分です。計算問題では「返済額早見表」を使用します。

合格基準

応用編の効果測定で一定以上の点数を取得すると合格となり、修了証書が交付されます。具体的な点数は公表されていません。

合格後、所定の期間内に登録申請を行うことで、住宅金融普及協会の住宅ローンアドバイザーとして登録できます。登録後の有効期間は3年間です。

住宅ローンアドバイザー試験の受験者数・合格率

受講者数・修了率

スクロールできます
年度・回申込者数受講者数修了者数修了率
2025年度 第2回1,448名1,252名1,034名82.6%
2025年度 第1回非公表非公表794名78.2%
2024年度 第2回1,451名1,230名1,024名83.3%

住宅ローンアドバイザー試験の難易度

住宅ローンに特化した知識を学ぶ資格なので、FP資格のように保険、税金、相続、資産運用など幅広い分野を横断的に学ぶ試験と比べると、学習範囲はある程度絞りやすいです。そのため、住宅ローンや不動産、金融に関心がある人であれば、比較的取り組みやすい資格といえます。

ただし、住宅ローンは金利、返済方法、借入条件、審査、借り換えなど、利用者の生活に大きく関わる分野です。そのため、単に用語を覚えるだけでなく、相談者に合った考え方を理解する必要があります。金融や不動産の知識がまったくない人にとっては、最初は少し難しく感じる部分もあるでしょう。

養成講座を受講する場合は、講座内容をしっかり理解していれば合格を目指しやすいです。一方で、受講すれば誰でも簡単に取得できるというものではなく、学んだ知識が身についているかを確認されるため、復習は必要になります。

総合的に見ると、住宅ローンアドバイザー試験は難関資格ではありませんが、住宅ローンに関する実務的な知識をきちんと理解する必要がある資格です。養成講座を活用すれば比較的チャレンジしやすく、金融・不動産業界の人だけでなく、住宅ローンの知識を深めたい人にも取り組みやすい試験といえるでしょう。

住宅ローンアドバイザー試験の勉強法

試験前に講習が行われるため、まずは講習内容をしっかり理解することが大切です。講習で扱われる内容は試験対策の中心になるため、聞き流すのではなく、重要な用語や計算方法、制度のポイントを整理しながら学習しましょう。

ただし、住宅ローンは金利、返済方法、借入可能額、繰上返済、団体信用生命保険、住宅ローン控除、審査、関連法規など、幅広い知識が必要になります。そのため、講習だけに頼るのではなく、事前にテキストなどで住宅ローンの基本を学んでおくと理解しやすくなります。

特に、固定金利と変動金利の違い、元利均等返済と元金均等返済の違い、総返済額、毎月返済額、返済負担率などは、試験でも実務でも重要なポイントです。単に用語を覚えるだけでなく、利用者に説明できるレベルを意識して理解しておくとよいでしょう。

また、試験では計算問題が出題されることもあるため、理屈を理解するだけでは不十分です。実際に手を動かして計算問題を解き、問題形式に慣れておきましょう。最初は時間がかかっても、繰り返し練習することで計算手順が身につきやすくなります。

住宅ローンアドバイザー試験は、講習内容をきちんと押さえ、事前学習と問題演習を行えば十分に合格を目指せます。金融や不動産の知識が少ない方は、早めに基礎用語を確認し、講習後に復習と計算練習を行う流れで進めるのがおすすめです。

住宅ローンアドバイザー資格を活かせる仕事

住宅ローンの仕組みや金利、返済方法、借り換え、リスクなどについて学べる資格です。住宅購入を検討している人に対して、適切な情報提供やアドバイスを行う仕事で活かすことができます。

活かしやすい仕事としては、銀行・信用金庫などの金融機関、住宅ローン専門会社、ハウスメーカー、不動産会社、住宅販売会社、保険代理店、ファイナンシャルプランナーなどがあります。特に、住宅購入者に資金計画を説明したり、住宅ローン商品の違いを案内したりする仕事では、資格で学んだ知識を実務に活かしやすいでしょう。

また、職場によっては従業員に取得をすすめたり、業務上必要な知識として重視したりするケースもあります。住宅ローンは金額が大きく、返済期間も長いため、お客様からの信頼を得るうえでも、基本知識をきちんと身につけていることは大きな強みになります。

ファイナンシャルプランナーがスキルアップのために取得するケースもあります。ライフプランや家計相談に加えて、住宅ローンについて具体的に説明できるようになることで、相談業務の幅を広げることができます。

ただし、住宅ローンアドバイザー資格だけで就職・転職が大きく有利になるというよりは、金融・不動産・住宅関連の実務経験と組み合わせることで評価されやすい資格です。住宅購入や資金計画に関わる仕事をしている人、またはこれから住宅・金融業界を目指す人にとって、取得する価値のある資格といえるでしょう。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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