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GTEC試験の内容・スコア評価・お勧めテキストなど

資格の門太郎

GTEC試験とは

ベネッセが実施している英語4技能検定です。英語の「読む・聞く・話す・書く」力を総合的に測定できる試験で、小学生向けの「GTEC Junior」と、中学生・高校生・大学生・社会人向けの「GTEC」に分かれています。

特に中学生・高校生の受験者が多く、学校での英語力測定や大学入試での活用を目的として受験されることが多い試験です。年間受験者数も多く、英語4技能を測る代表的な検定のひとつといえます。

GTECでは、実際のコミュニケーション場面を想定した問題が出題されるため、単なる知識だけでなく、英語を使って理解し、伝える力を確認できます。自分の英語力を客観的に把握したい人や、大学入試に向けて英語4技能を伸ばしたい人に向いている試験です。

GTEC試験の分析

人気
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中学生・高校生を中心に受験者が多く、学校単位で活用されることも多い英語検定です。大学入試対策や英語4技能の確認として知られています。

就職・転職
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就職・転職での評価はTOEICほど高くありません。ただし、英語4技能を測る試験のため、英語力の補足資料として使える場合があります。

試験難易度
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レベルや受験タイプによって難易度は変わります。中高生向けの内容が中心ですが、「読む・聞く・話す・書く」の4技能が問われるため、総合的な英語力が必要です。

お勧めする人
中学生・高校生、大学入試で英語4技能を活用したい人、自分の英語力をバランスよく確認したい人におすすめです。

GTECの基本情報

資格種別民間資格
ジャンル外国語
資格区分GTEC/GTEC Junior
受験資格なし
試験日程学校・団体ごとの実施日程による。検定版は年度ごとに実施日が設定される
試験方法Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能を測定
免除科目なし
試験場所学校・団体会場など。公開会場受験型は2025年度で終了
受験料【GTEC Junior】1,620円(オンライン)
【GTEC】9,720円
【GTEC(大学生・社会人)】2,200円~13,200円
登録・更新なし
主な対象者
(GTECのみ)
問い合わせ株式会社 ベネッセコーポレーション
関連資格日商ビジネス英語検定
BULATS
TOEIC
実用英語技能検定

GTECの試験区分と対応年齢

試験区分主な対象・対応年齢の目安内容
GTEC Junior小学生〜中学1年生程度小学生から受けやすい英語テスト。英語学習を始めた子どもの基礎力確認に向いています。
GTEC Core中学1年生〜中学3年生程度中学生レベルの英語力を測るタイプ。基礎的な英語4技能を確認できます。
GTEC Basic中学3年生〜高校2年生程度高校初級〜中級レベルの英語力を測るタイプ。学校での英語力確認や大学入試準備に使われます。
GTEC Advanced高校1年生〜高校3年生程度高校上級レベルの英語力を測るタイプ。大学入試での活用を意識する人に向いています。
GTEC Academic大学生向け大学での英語力測定や、留学・学習成果の確認に使われます。
GTEC Business大学生〜社会人向けビジネス場面で必要な英語コミュニケーション力を測るタイプです。

自宅受験が可能な試験

GTECは、種類によって自宅受験の可否が異なります。

GTEC Juniorは、学校や教室などで実施される小学生・中学生向けのテストです。専用タブレットなどを使用して受検する形式で、実施に必要な機器は貸し出されます。公式サイトでは、ネットワーク接続環境は不要と案内されているため、一般的なオンライン自宅受験とは異なります。

中学生・高校生向けのGTECは、基本的に学校・団体で受検する形式です。以前は公開会場受験型もありましたが、公開会場受験型は2025年度で終了しています。2026年度の検定版は「学校受検型」として案内されており、申込も学校経由となっています。

大学生・社会人向けのGTECは、自宅受検タイプに対応しています。個人で自宅受検タイプを購入した場合や、大学・企業など所属団体の指示により自宅受検が許可されている場合は、自宅で受検できます。ただし、受検科目によって利用できる端末や受検方法が異なるため、事前確認が必要です。

まとめると、自宅受験が可能なのは主に大学生・社会人向けGTECです。中高生向けGTECは学校受検が中心で、GTEC Juniorも専用機器を使った学校・教室での実施が基本と考えるとよいでしょう。

GTECのスコア評価(目安)

GTECは、合格・不合格で判定される試験ではなく、スコアによって英語力を評価する試験です。
そのため、「何点以上で合格」という基準はなく、Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能ごとのスコアや、総合スコアによって現在の英語力を確認します。

スコアは、学校での英語力測定や大学入試、学習到達度の確認などに活用されます。自分がどの技能を得意としているのか、反対にどの技能を伸ばす必要があるのかを把握しやすい点が特徴です。

記事では、以下のように短くまとめても使いやすいです。

GTECは絶対評価によるスコア判定のため、合格・不合格はありません。4技能ごとのスコアと総合スコアによって、現在の英語力を確認する試験です。

CEFRレベルスコア目安英語力の目安
B21180〜1280海外の大学で授業を理解し、参加できるレベル
B1930〜1179海外の高校で授業を理解し、参加できるレベル
A2680〜929海外のホームステイや語学研修を楽しめるレベル
A1260〜679ALTと日常的な会話ができるレベル
Pre-A10〜259ごく簡単な自己紹介ができるレベル

また、GTECは受検タイプによって満点が異なります。

試験タイプ4技能合計の上限スコア
Core840点
Basic1080点
Advanced1280点

GTECの試験内容・試験時間

試験タイプ対象レベルの目安試験時間測定技能
Core中学2年生〜中学3年生程度約92分Reading・Listening・Writing・Speaking
Basic中学3年生〜高校2年生程度約110分Reading・Listening・Writing・Speaking
Advanced高校1年生〜高校3年生程度約110分Reading・Listening・Writing・Speaking

Readingでは、英文を読んで内容を理解する力が問われます。Listeningでは、英語の音声を聞き取り、会話や説明の内容を正しく理解できるかを測定します。Writingでは、与えられたテーマや条件に沿って英文を書く力が必要です。Speakingでは、タブレットなどを使って英語で回答し、発音や表現力、内容を伝える力が評価されます。

試験方式は、Reading・Listeningはマーク式、Writingは記述式、Speakingはタブレットを使った録音形式で実施されます。学校受検型では、学校の設備やベネッセから貸し出される機材を使って受検する形が一般的です。

※試験時間とタイプ区分は、ベネッセ公式のGTECテスト概要に基づいています。

GTECの難易度

GTECは、英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測定する試験です。中学生・高校生向けのGTECは、英語の習得状況に合わせてCore・Basic・Advancedの3タイプに分かれており、自分の学年や英語力に近いレベルで受検しやすいのが特徴です。

難易度は受検するタイプによって異なります。Coreは中学生レベルの基礎的な英語力を確認したい人向け、Basicは高校初級〜中級レベル、Advancedは大学入試やより高い英語力を意識する高校生向けの内容です。特にAdvancedでは、英文を読む力や聞き取る力だけでなく、自分の考えを英語で書いたり話したりする力も求められるため、しっかりとした対策が必要になります。

GTECは合格・不合格ではなくスコアで評価される試験です。4技能合計の上限スコアは、Coreが840点、Basicが1080点、Advancedが1280点となっており、スコアによってCEFRレベルの目安も確認できます。たとえば、680点以上でA2、930点以上でB1、1180点以上でB2レベルの目安とされています。

また、Writingでは英文を書く力、Speakingでは英語で答える力が問われます。普段の授業でリーディングやリスニングに慣れていても、書く・話す問題に不安を感じる人は少なくありません。高いスコアを目指す場合は、キーボード入力や録音形式の解答に慣れておくことも大切です。

GTECの勉強法

GTECはTOEICや英検に比べると市販の参考書や問題集が少ないため、勉強法に悩む人も多い試験です。そのため、まずは公式サイトのサンプル問題や学校で配布される教材を活用し、出題形式を確認することから始めるとよいでしょう。

GTECでは、Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能が問われます。数日だけ集中的に勉強して高得点を狙うというよりも、普段から英語に触れ、読む・聞く・書く・話す力をバランスよく伸ばしておくことが大切です。

Reading対策では、教科書レベルの英文を正確に読む練習を重ねましょう。知らない単語が出てきても、前後の文脈から意味を推測する力が求められます。

Listening対策では、英語の音声を毎日少しずつ聞く習慣をつけることが効果的です。最初は短い会話や学校教材の音声から始め、慣れてきたら少し長めの英文にも挑戦するとよいでしょう。

Writing対策では、短い英文を正しく書く練習が重要です。自分の意見や理由を簡単な英語でまとめる練習をしておくと、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。

Speaking対策では、英語を声に出して話す練習が欠かせません。質問に対して短く答える練習や、身近なテーマについて自分の考えを英語で説明する練習をしておくと効果的です。

GTECは直前対策だけで伸ばすよりも、日頃の英語学習の積み重ねがスコアに出やすい試験です。高いスコアを目指す場合は、公式問題やサンプル問題で形式に慣れつつ、4技能をまんべんなく鍛えていきましょう。

GTECのお勧めテキスト

テスト情報もしっかり掲載!初受験者向け

2回分の過去問が付属で2,000円は安い

試験1回分を丁寧に解説

GTECを活かせる仕事

学校や大学入試では活用される機会が増えていますが、就職・転職市場での知名度はTOEICほど高くありません。

そのため、GTECのスコアだけで就職や転職が大きく有利になるケースは少ないでしょう。企業への英語力アピールを目的にする場合は、一般的にはTOEICのスコアの方が評価されやすい傾向があります。

ただし、GTECで英語4技能を学んだ経験は、将来的に英語を使う仕事を目指すうえで土台になります。現時点では、仕事に直結する資格というよりも、英語力を高めるための学習指標として考えるのが現実的です。

資格取得者の口コミ評判

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難しくない

自分の英語力を数値的に知りたくて受験をしました。ビジネスシーンや日常生活を想定とした出題であったため、仕事で英語を使う人であれば難しくはありません。
1時間30分で4つの技能の判定ができるところは、忙しいビジネスマンにはありがたかった。(2019年10月)

佐藤 40代会社員
佐藤 40代会社員
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