インドネシアの教育文化省言語育成振興局と提携して行われている、日本で唯一のインドネシア語検定です。
受験地は国内4か所の他にジャカルタとバリ島の6か所で受検が可能ですから、インドネシアに留学や仕事で赴任している方でも受けられます。
学校によっては単位が認定されたり、昇給や評価の基準としている企業も増えてきており、2013年度には2000名以上受験しています。
学生だけでなく、インドネシアの舞踊やガムランといった文化に興味のある方、会社員、また観光を現地語で楽しみたい方と幅広いです。
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インドネシア語技能検定の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 英語・外国語 |
資格区分 | 特A級、A級、B級、C級、D級、E級 |
受験資格 | なし(但し、特A級はA級取得者のみ) |
試験日程 | 年2回 1月中旬(一次試験)、3月中旬(二次試験) 7月中旬(一次試験)、9月中旬(二次試験) |
試験方法 | 【一次試験】筆記試験 【二次試験】面接試験 |
免除科目 | 前回の一次試験合格者のみ一次試験免除 |
試験場所 | 【一次試験】東京(東京都23区)、大阪(梅田)、名古屋、福岡(博多)、ジャカルタ、バリ島 【二次試験】東京 |
受験料 | 【特A級】20,000円【A級】10,000円 【B級】9,000円【C級】6,500円 【D級】5,000円【E級】4,000円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 日本インドネシア語検定協会 |
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インドネシア語技能検定の試験日
2022年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
一次試験 2022年7月3日(日) 二次試験 2022年9月11日(日) | 4月1日~5月10日 | 試験の約1か月後 |
一次試験 2023年1月8日(日) 二次試験 2023年3月5日(日) | 10月1日~11月1日 | 試験の約1か月後 |
インドネシア語技能検定の試験内容
出題形式
一次試験は、各級とも語彙、文法、読解、作文、リスニングの能力を総合的に判定します。
二次試験は個別の面接試験で、会話力を判定します。試験はすべてインドネシア語で行われます。
出題範囲
- 一次試験
-
翻訳インドネシア語→日本語(1問)、翻訳日本語→インドネシア語(1問)、出題トピックに関する自由作文(1問)、インドネシア語のディクテーション(10問)、ディクテーションの日本語訳(10問)
- 二次試験
-
逐次通訳日本語→インドネシア語(10問)、逐次通訳インドネシア語→日本語(10問)、インドネシア語の問題文に関する自由スピーチ(1問)
合格点
【特A級~B級】70%前後
【C級~E級】60%前後
一次試験では、読解、語彙、文法、作文、リスニングの5項目について評価し、結果通知は受検者の得意な分野と不得意な分野がわかるようになっているので、次の級を受ける時に大変参考になります。
インドネシア語技能検定の出願者数・合格率
2022年1月(第60回)
区分 | 出願者数 | 合格率 |
---|---|---|
特A級 | 8人 | 0% |
A級 | 29人 | 6.8% |
B級 | 99人 | 5.0% |
C級 | 258人 | 24.8% |
D級 | 327人 | 40.6% |
E級 | 238人 | 64.7% |
インドネシア語は、他の言語に比べるとかなりマイナーになるので受験数も少ないですね。
インドネシア語技能検定の難易度
インドネシア語の通訳・翻訳者として通用するレベル
インドネシア語技能検定の勉強法
日本インドネシア語検定協会のホームページ内に練習問題があるのでチャレンジしてみて下さい。
資格を活かせる仕事
この資格を取得していると、インドネシアとの取引を行っている企業への就職に有利となります。
インドネシアは、少子高齢化の日本とは相反して、若者や子どもが多く暮らしている国です。これは、国の発展のために働ける労働人口が多いと言うことですから、今後の発展が期待できる国として注目を集めています。
また、世界の新興国の中では、2000年以降、経済成長率がマイナスになったことがないのはインドネシアだけという結果もあります。つまり、インドネシアは今までも堅調な経済成長を続けており、将来的にも成長が期待されている国です。
今後、インドネシアに進出する企業や、インドネシアと取引をする企業も増えてくる可能性が大きいので、この資格を保有している人材の需要が高まってくると思われます。
企業への就職に役立つだけでなく、インドネシアを教えるカルチャースクールの講師としての仕事にも、この資格は役立ちます。
その他、翻訳家や通訳としての仕事にも、この資格が活かせます。インドネシアは、旅行先としても根強い人気がありますので、添乗員としての需要も高いです。