外国語の資格

インドネシア語技能検定の難易度・合格率・日程など

資格の門太郎

インドネシア語技能検定とは

インドネシア語技能検定は、日本インドネシア語検定協会が実施している、インドネシア語の能力を測る検定試験です。日本国内でインドネシア語の学習成果を確認できる代表的な試験として、学生から社会人まで幅広い人に利用されています。

インドネシア語は、インドネシアへの留学や旅行だけでなく、現地赴任、海外事業、貿易、観光、国際交流などでも役立つ言語です。日本とインドネシアは経済的なつながりも深いため、仕事でインドネシア語に触れる機会がある人にとっても、学習の目標にしやすい検定といえます。

また、インドネシアの音楽、舞踊、ガムラン、料理、文化、観光に興味がある人が、趣味の延長として受験するケースもあります。単に言葉を覚えるだけでなく、現地の文化や生活への理解を深めるきっかけにもなる試験です。

インドネシア語をこれから学びたい人、自分の語学力を客観的に確認したい人、将来的にインドネシアと関わる仕事や活動を考えている人に向いている検定です。

インドネシア語技能検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル英語・外国語
資格区分特A級・A級・B級・C級・D級・E級
受験資格なし(但し、特A級はA級取得者のみ)
試験日程年2回
1月中旬(一次試験)、3月中旬(二次試験)
7月中旬(一次試験)、9月中旬(二次試験)
試験方法一次試験は筆記・リスニング。特A級・A級・B級は一次試験合格後に二次試験あり
免除科目特A級・A級・B級は、一次試験合格後に二次試験で不合格となった場合、条件により一次試験免除あり
試験場所一次試験は東京・大阪・名古屋・九州・ジャカルタなど。二次試験は東京・ジャカルタなど
受験料特A級20,000円、A級10,000円、B級9,000円、C級6,500円、D級5,000円、E級4,000円
登録・更新なし
問い合わせ日本インドネシア語検定協会
関連資格ハングル能力検定
スペイン語技能検定

インドネシア語技能検定の試験日

2026年度試験

実施回対象級申込期間一次試験二次試験合格発表
第69回A級・B級・C級・D級・E級4月1日~5月8日7月5日9月6日未公表
第70回特A級・A級・B級・C級・D級・E級10月1日~10月31日1月10日3月7日未公表

インドネシア語技能検定の試験内容

インドネシア語の語彙・文法・読解・作文・リスニングなどを総合的に測る試験です。一次試験では、各級とも筆記試験とリスニング試験が行われ、インドネシア語を読んで理解する力、聞き取る力、文法や語彙を正しく使う力が問われます。

C級・D級・E級は一次試験のみで、四者択一問題が中心です。A級・B級は択一問題に加えて記述問題が出題され、より正確な表現力が求められます。特A級はすべて記述問題で、インドネシア語を高度に使いこなす力が必要です。

また、特A級・A級・B級では、一次試験合格後に二次試験として面接試験が行われます。文章を読んで理解するだけでなく、実際にインドネシア語で受け答えする力や、自分の考えを伝える力も評価されます。

出題範囲

特A級

特A級は、インドネシア語の通訳・翻訳者としてプロレベルで通用する力が求められる最上級の試験です。職場や社会生活で必要となる高度なインドネシア語を正確に理解し、自然に使いこなせる力が問われます。受検資格はA級合格者に限られ、年1回のみ実施されます。

A級

A級は、専門的な内容を含むインドネシア語を理解し、実務で使えるレベルの表現力が求められます。一次試験では語彙・文法・読解・作文・リスニングが出題され、択一問題に加えて記述問題も含まれます。さらに二次試験では、インドネシア語での面接を通して会話力や応答力が確認されます。

B級

B級は、日常生活だけでなく、仕事や社会的な場面でもインドネシア語を使える中上級レベルです。一次試験では、語彙・文法・読解・作文・リスニングを通して、まとまった文章を理解する力や、適切な表現を選ぶ力が問われます。一次試験に合格すると、二次試験として面接があります。

C級

C級は、中級レベルのインドネシア語力を測る試験です。日常生活や一般的な話題について、文章を読んだり音声を聞いたりして内容を理解する力が求められます。試験は一次試験のみで、四者択一問題が中心です。基礎文法を一通り学んだ人が、次のステップとして目指しやすい級です。

D級

D級は、基本的なインドネシア語の文法や語彙を理解し、簡単な文章や会話を読み聞きできるレベルです。日常会話で使われる表現や、基本的な語順・文法事項が出題されます。インドネシア語を学び始めてしばらく経った人が、基礎力を確認するのに向いています。

E級

E級は、インドネシア語を学び始めた人向けの入門レベルです。あいさつ、自己紹介、数字、時間、買い物、簡単な日常表現など、基礎的な内容が中心に出題されます。まずはインドネシア語の文字・発音・基本単語・初歩的な文法を確認したい人に適した級です。

インドネシア語技能検定の合格基準

一次試験の合格基準二次試験の合格基準補足
特A級満点の70%前後満点の75%前後項目別正解率50%以上も必要
A級満点の70%前後満点の75%前後項目別正解率30%以上も必要
B級満点の70%前後満点の75%前後項目別正解率30%以上も必要
C級満点の60%前後なし一次試験のみ
D級満点の60%前後なし一次試験のみ
E級満点の60%前後なし一次試験のみ

特A級・A級・B級は、一次試験と二次試験の両方で基準点を満たす必要があります。特A級は項目別正解率50%以上、A級・B級は項目別正解率30%以上という基準もあるため、総合点だけでなく、各分野をバランスよく得点することが重要です。

インドネシア語技能検定の出願者数・合格率

2025年

出願者数合格者数合格率
特A級9人1人11.1%
A級75人1人1.3%
B級298人21人7.0%
C級929人178人19.2%
D級1,110人453人40.8%
E級840人555人66.1%

2024年

出願者数合格者数合格率
特A級5人0人0.0%
A級72人3人4.2%
B級256人21人8.2%
C級957人229人23.9%
D級1,090人488人44.8%
E級744人475人63.8%

2023年

出願者数合格者数合格率
特A級9人0人0.0%
A級67人4人6.0%
B級189人13人6.9%
C級678人153人22.6%
D級754人349人46.3%
E級570人359人63.0%

2022年

出願者数合格者数合格率
特A級8人0人0.0%
A級61人3人4.9%
B級170人11人6.5%
C級496人109人22.0%
D級585人222人37.9%
E級438人273人62.3%

2021年

出願者数合格者数合格率
特A級7人1人14.3%
A級57人4人7.0%
B級194人14人7.2%
C級552人124人22.5%
D級629人230人36.6%
E級447人274人61.3%

インドネシア語技能検定の難易度

E級は、インドネシア語を学び始めた人向けの入門レベルです。あいさつ、自己紹介、数字、時間、買い物など、日常で使う基本表現が中心なので、基礎をしっかり学べば合格を目指しやすいでしょう。

D級は、基本的な文法や語彙を理解し、簡単な文章や会話に対応できるレベルです。E級よりも文法問題や読解の比重が増えるため、単語だけでなく、語順や接辞、時制表現なども押さえておく必要があります。

C級になると、中級レベルの内容になり、難易度はかなり上がります。日常会話だけでなく、やや長めの文章読解やリスニングにも対応する力が必要です。合格率もE級・D級と比べて低くなるため、過去問を使った対策が欠かせません。

B級以上は、実務で使えるインドネシア語力が求められる上級レベルです。B級・A級では一次試験に加えて二次試験もあり、読む・聞く力だけでなく、インドネシア語で受け答えする力も必要になります。

特A級は最上級レベルで、通訳・翻訳者として通用する高度なインドネシア語力が求められます。受験できるのはA級合格者のみで、合格率も非常に低いため、インドネシア語技能検定の中でも特に難しい級といえるでしょう。

インドネシア語技能検定の勉強法

まず日本インドネシア語検定協会の公式サイトに掲載されている練習問題を解き、試験の形式や出題傾向を確認することから始めましょう。級によって難易度や出題内容が大きく変わるため、自分が受験する級のレベルを把握しておくことが大切です。

E級・D級では、基本単語、あいさつ、数字、時間、日常会話、基礎文法をしっかり固めることが重要です。インドネシア語は発音や文法が比較的シンプルと言われることもありますが、接頭辞・接尾辞など独特の表現もあるため、基礎を丁寧に覚えておきましょう。

C級以上を目指す場合は、読解力とリスニング力の強化が必要です。文章を読む練習だけでなく、インドネシア語の音声を聞く習慣をつけ、自然なスピードの会話にも慣れておくと効果的です。

B級以上では、二次試験として面接も行われます。筆記対策だけでなく、自己紹介や身近なテーマについてインドネシア語で話す練習もしておきましょう。

インドネシア語技能検定は、市販教材が多い試験ではないため、公式の練習問題や過去問を中心に対策するのが効率的です。間違えた問題は、単語・文法・リスニング・読解に分けて復習し、苦手分野を一つずつつぶしていくことが合格への近道です。

資格を活かせる仕事

この資格を取得していると、インドネシアとの取引を行っている企業への就職に有利となります。

インドネシアは、少子高齢化の日本とは相反して、若者や子どもが多く暮らしている国です。これは、国の発展のために働ける労働人口が多いと言うことですから、今後の発展が期待できる国として注目を集めています。

また、世界の新興国の中では、2000年以降、経済成長率がマイナスになったことがないのはインドネシアだけという結果もあります。つまり、インドネシアは今までも堅調な経済成長を続けており、将来的にも成長が期待されている国です。

今後、インドネシアに進出する企業や、インドネシアと取引をする企業も増えてくる可能性が大きいので、この資格を保有している人材の需要が高まってくると思われます。

企業への就職に役立つだけでなく、インドネシアを教えるカルチャースクールの講師としての仕事にも、この資格は役立ちます。

その他、翻訳家や通訳としての仕事にも、この資格が活かせます。インドネシアは、旅行先としても根強い人気がありますので、添乗員としての需要も高いです。

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