公認モチベーションマネジャー試験とは
自分や他者のモチベーションを高め、仕事や組織運営に活かすための知識と実践力を評価する資格試験です。モチベーションの仕組みを理論的に理解するだけでなく、日常の仕事やチームマネジメントの中でどのように活用するかを重視している点が特徴です。
資格はBasic・Advanced・Professionalの3段階に分かれています。Basicは、ビジネスパーソンや学生などを対象に、自分自身のモチベーションを安定させ、主体的に行動するための基礎を学ぶ内容です。Advancedは、管理職やリーダー層を対象に、部下やメンバーのモチベーションを高め、組織の成果につなげる実践力を学びます。Professionalは、BasicとAdvancedの両方を取得した人を対象に、組織全体への実践やコンサルティング的な活用力を問う上位資格です。
以前はマークシート方式の案内もありましたが、現在のBasic・Advanced試験はオンラインで実施され、記述論述形式によって理論の理解と実践スキルが問われます。Advancedは認定講座を受講した人が試験を受ける形式で、講座は対面またはオンラインで実施されています。
職場での人材育成、部下とのコミュニケーション、チームづくり、自分自身の働き方の見直しなどに役立つ資格です。管理職やリーダー職を目指す人はもちろん、仕事への意欲を高めたい社会人、就職前に自己管理や対人関係の考え方を学びたい学生にも活用しやすい資格といえるでしょう。
公認モチベーションマネジャー試験の基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| ジャンル | サービス・販売 |
| 資格区分 | Basic資格、Advanced資格、Professional資格 |
| 受験資格 | Basicは中学校卒業以上。Advancedは認定講座の受講者。ProfessionalはBasic・Advancedの両資格取得者 |
| 試験日程 | Basicは年2回程度、Advanced・Professionalは講座・試験日程により異なる |
| 試験方法 | Basicは記述論述形式。Advancedは講座受講後のオンライン試験。Professionalは記述試験・小論文試験 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | Basic・Advancedはオンライン中心。Professionalは指定会場 |
| 受験料 | Basic:7,700円/Advanced:8,800円/Professional:22,000円 |
| 登録・更新 | 公式確認 |
| 問い合わせ | 一般社団法人 モチベーション・マネジメント協会 |
| 関連資格 | ビジネス実務マナー検定 働き方マスター |
公認モチベーションマネジャー試験の試験日
2026年度試験
| 試験日 | 申込期間 |
|---|---|
| Basic:9月12日(土) | 9月9日まで |
| Advanced:4月25日(土) | 4月22日まで |
| Advanced:7月25日(土) | 公式ページで確認 |
| Advanced:10月31日(土) | 公式ページで確認 |
| Advanced:1月30日(土) | 公式ページで確認 |
| Professional:11月14日(土) | 11月11日まで |
公認モチベーションマネジャー試験の試験内容
自分や他者、組織のモチベーションを適切にマネジメントする力を評価する資格試験です。一般社団法人モチベーション・マネジメント協会が実施しており、東京未来大学とリンクアンドモチベーションの研究をもとに誕生した資格です。
資格区分は、Basic資格、Advanced資格、Professional資格に分かれています。Basic資格はビジネスパーソン全般向け、Advanced資格は組織管理者やプロジェクト管理者向け、Professional資格は経営幹部やコンサルタント向けの上位資格です。
出題範囲
モチベーションの基礎
モチベーションの仕組み、行動を生み出す要因、目標に向かう力、行動を持続させる力など、モチベーションを理解するための基本理論が問われます。
リーダーシップ・コミュニケーション
職場での関わり方、相手への働きかけ、チーム内のコミュニケーション、メンバーの意欲を高めるための考え方などが出題範囲に含まれます。
組織マネジメント
Advanced資格以上では、組織やチームを対象にしたモチベーションマネジメント、管理職としての働きかけ、組織課題への対応など、より実践的な内容が問われます。
実践事例の活用
記述・論述問題では、テキストや講座で学んだ理論を、実際の仕事場面でどのように活用するかを説明する力が求められます。Basic資格では200〜400文字程度の記述論述問題が出題されると案内されています。
試験科目と出題数
Basic資格は、現在は記述論述形式で実施されています。以前はマークシート形式でしたが、新テキストによる第14回以降は記述論述形式に変更されています。
Advanced資格は、講座受講を前提とした記述式・論述式の筆記試験です。Professional資格は、Basic資格とAdvanced資格の両方を取得した人が対象で、記述試験と800文字の小論文試験の2科目で行われます。Professional資格の試験時間は、記述試験・小論文試験ともに各60分です。
合格基準
公式サイト上では、Basic資格・Advanced資格・Professional資格の具体的な合格点や正答率は確認できませんでした。
公認モチベーション・マネジャー試験は、単に理論を暗記するだけでなく、学んだ理論を実際の仕事や組織運営にどう活用するかを記述する力が重視されます。特にAdvanced資格以上では、管理職やリーダーとして、メンバーや組織のモチベーション向上にどう関わるかを具体的に説明できることが重要です。
公認モチベーションマネジャー試験の受験者数・合格率
過去の合格率として、Basic:73%、Advanced個人:62%、Advanced団体:92%
公認モチベーションマネジャー試験の難易度
モチベーションや組織づくり、人材育成に関する知識を学ぶ資格なので、管理職やリーダー職、人事・教育担当者として働いている人であれば、比較的理解しやすい内容です。日頃から部下の育成やチーム運営に関わっている人は、実務経験と結びつけながら学習しやすいでしょう。
一方で、心理学や組織マネジメントにあまり触れたことがない人にとっては、最初は少し難しく感じる部分もあります。単に「やる気を出させる方法」を学ぶだけではなく、人の行動や組織の状態をどのように捉えるかという考え方も必要になるため、基礎から丁寧に理解していくことが大切です。
ただし、難関資格というほどの難しさではありません。テキストや講座の内容をしっかり押さえ、重要な考え方を整理しておけば、初学者でも十分合格を目指せるレベルです。
総合的に見ると、公認モチベーションマネジャー試験は、組織の活性化や人材育成に関心がある人にとって取り組みやすい資格です。難易度は高すぎず、マネジメントや教育に関わる人が基礎知識を身につけるためにチャレンジしやすい試験といえるでしょう。
公認モチベーションマネジャー試験の勉強法
公式テキストを中心に学習する方法が基本です。Basic資格では、モチベーション、リーダーシップ、コミュニケーションの3領域について、理論と実践の両面から学習します。公式サイトには例題も掲載されているため、まずは例題を確認して、どのような知識が問われるのかを把握するとよいでしょう。
勉強を始める際は、まずテキストを一通り読み、モチベーション理論、リーダーシップ理論、コミュニケーションに関する基本的な考え方を整理しましょう。心理学や組織行動に関する用語も出てくるため、初めて学ぶ方は、用語の意味をあいまいにせず確認しながら進めることが大切です。
Basic資格の認定試験は、現在は記述・論述形式と案内されています。そのため、単に用語を暗記するだけでなく、理論の内容を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。
Advanced資格を目指す場合は、より実践的な学習が必要です。Advancedテキストでは、12の事例と理論解説を通じて、23理論の実践活用例を学ぶ内容になっています。管理職やリーダーとして、部下やチームのモチベーションをどのように高めるかを考えながら学ぶと理解しやすくなります。
独学でも学習は可能ですが、Advanced資格では講座受講が必要と案内されています。講座では理論の解説だけでなく、実践的な使い方も学べるため、短期間で効率よく理解したい方や、職場で活かせるスキルとして身につけたい方は講座を活用するとよいでしょう。
試験対策としては、テキストを読むだけで終わらせず、「この理論を職場のどの場面で使えるか」「部下のやる気が下がっているときにどう関わるか」など、具体的な場面に置き換えて考えることが重要です。資格取得だけでなく、職場のマネジメントや人材育成に活かすつもりで学習すると、知識が定着しやすくなります。
資格を活かせる仕事
自分や他者のモチベーションをマネジメントする力を学べる資格です。東京未来大学とリンクアンドモチベーションの共同開発により誕生したビジネス資格で、仕事への主体性やコミュニケーション力、対人関係スキルの向上を目的としています。
活かしやすい仕事としては、人事、教育研修担当、管理職、チームリーダー、店長、営業マネージャー、キャリア支援、コーチング、学校・教育関係、福祉・介護現場のリーダー職などがあります。特に、部下やメンバーのやる気を引き出したり、チームの雰囲気を整えたりする仕事では、資格で学んだ知識を実務に活かしやすいでしょう。
また、Basic資格は自分自身のモチベーション管理を中心に学ぶ内容で、ビジネスパーソンや就職活動中の大学生も対象とされています。Advanced資格では、他者のモチベーションをマネジメントする力を高める内容になっているため、管理職やリーダー職を目指す人にも向いています。
ただし、公認モチベーションマネジャー試験だけで就職・転職が大きく有利になる資格ではありません。採用の決め手というよりは、マネジメントや人材育成、コミュニケーションへの関心を示す補助的な資格です。人事・研修・管理職・リーダー業務などの実務経験と組み合わせることで、より活かしやすくなる資格といえるでしょう。

