小動物臨床分野などの医療現場に従事する動物看護士のための資格です。
動物看護師統一認定機構が実施している動物看護師統一認定試験に合格して認定登録することで認定動物看護師になることができます。
ペット医療の市場規模はますます増加しますので、認定動物看護師は今後ますます求められる人材となることが予想されます。
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認定動物看護師試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 動物・ペット |
資格区分 | なし |
受験資格 | 下記参照 |
試験日程 | 3月上旬 |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 8都市9会場(札幌、仙台、東京第1、東京第2、名古屋、大阪、岡山、福岡、那覇) |
受験料 | 15,000円 |
登録・更新 | 認定申請料10,000円 3年毎の更新が必要 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 動物看護師統一認定機構 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
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認定動物看護師試験の受験資格
- 動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムに基づく「動物看護学」を教育する学科あるいはコースを有する専修学校専門課程あるいは大学において、認定動物看護師になるのに必要単位数または必要時間数を正規課程で修めた者
- 動物看護師統一認定機構の受験資格審査により個別に認めた者
救済措置
上記の受験資格を得ていなくても、下記の条件をクリアすれば「受験資格講座」を受講することで受験資格を得ることができます。
- 指定の8団体の動物看護師資格を持っていて動物看護師としての勤務歴が1年以上
- 指定の動物看護系の学校を卒業して動物看護師としての勤務歴が2年以上
- 動物看護系以外の動物関連大学を卒業して動物看護師としての勤務歴が3年以上
- 高等学校あるいは専修学校、大学を卒業後動物看護師としての勤務歴が5年以上
動物看護に関わる学校や資格を持っていなくでも、5年以上の実務経験があれば受験資格を得ることができるってことですね!
認定動物看護師試験の試験日程
2020年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2021年3月7日(日) | 9月1日~11月26日 | 3月19日 |
合格発表までの期間が短いですね~~
認定動物看護師試験の試験内容
出題形式
一般問題:マークシート90問(五肢択一)
実地問題:マークシート30問(五肢択一)
出題範囲
- 基礎動物看護学Ⅰ
- 基礎動物看護学Ⅱ
- 応用動物看護学Ⅰ
- 応用動物看護学Ⅱ
「認定動物看護師教育コアカリキュラム(新コアカリキュラム)」及び「動物看護師統一認定機構推奨カリキュラム(旧コアカリキュラム)」に準拠した分野より出題
合格点
非公開
認定動物看護師試験の合格率
近年の合格率は85%~90%ほど
認定動物看護師試験の難易度
認定動物看護師試験の受験資格は、動物看護に関する課程を学ぶ専門学校や専修学校、短期大学や大学の既卒者や卒業見込みの者、または動物看護士として3年以上の勤務経験のある者となっていますので、学生の場合はしっかりと学習をしていれば難易度の高い試験ではありません。
実務経験のある方に関しては、実践・経験している事柄が出題されますので、こちらも難易度は高く感じないでしょう。
発表されている合格率を見ても85%程度となっていますので、難易度の低さがわかります。
また試験方法も五肢択一のマークシート形式となっていることも、語句を完璧に覚えなくて済む分、難易度を低くする要因となっています。
認定動物看護師試験のお勧めテキスト
出題範囲として明記されている「認定動物看護師教育コアカリキュラム
こちらは前年の過去問に加えて、予想問題を回分(480問)を加えた問題集になります。
それぞれの問題で詳しい解説も載せて、また別冊として「解答&解説集」と「視覚素材集」が付属されているのでボリューム満点です。
同じくこちらも問題集になります。
図表やイラストを多用しているので、これから初めて勉強される方にお勧めです。
どちらの問題集も内容は似ているのでどちらか1冊買えば問題ありません。
認定動物看護師試験の通信講座
認定動物看護師試験に特化した通信講座はありませんが、例えば「たのまなの動物看護介護講座
「動物介護士」「動物健康管理士」「ドッグシッター」3つの資格を取得できるので動物と関わる仕事に就きたい方にお勧めの講座です。
資格を活かせる仕事
認定動物看護師は、獣医師一人で開業・運営をする個人病院や、小規模なクリニック、大規模なクリニックなどの動物病院で活かすことができる資格です。
その他にも、ペットショップやグルーミングサロン、ペットホテルやペットの宿泊が可能なホテル、動物園やペットフードメーカーなどといった仕事に活かすことができます。
近年、犬や猫などのペットを飼育する家庭が増加していますので、それに伴いペットの健康維持を意識する方も増えています。
ペット医療の進歩やペットフードの改良により、ペットの寿命が延びている昨今、高齢のペットの看護や介護を担うペットシッターという職業に注目が集まっています。この仕事はペットに関する専門的な知識が非常に求められますので、認定動物看護師はもってこいの資格となっています。
つまり、認定動物看護師は将来的にますます需要の高まる資格と言えます。
医師ではないので治療はできませんので注意して下さい。