省エネルギーの基礎から機器や住宅の省エネに関する知識を問う試験です。
試験は全国で一斉に行う一般的な試験の他に、企業や団体を対象にした個別試験でも受験できるので、省エネに携わる企業内で受験する機会も多い試験となっています。
電力やガス事業に従事している方にお勧めなのは当たり前ですが、地域や学校などの身近な省エネ活動について学びたい学生さんにもお勧めの資格です。
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家庭の省エネエキスパート検定の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 環境・自然 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 【通常】11月(全国各地)、8月(東京)、3月(東京、名古屋、大阪) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | なし |
受験料 | 8,800円 |
登録・更新 | 5年毎の更新(更新料1,100円) 更新する際には簡単な小テストに合格する必要がある。 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | ECCJ 省エネルギーセンター |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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家庭の省エネエキスパート検定の試験日程
2020年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年8月5日(水) | 4月1日~7月12日 | 8月31日 |
2020年11月1日(日) | 7月20日~9月22日 | 11月20日 |
2021年3月3日(水) | 11月20日~1月24日 | 3月29日 |
家庭の省エネエキスパート検定の試験内容
出題形式
筆記試験(マークシート式:90分)
空欄補充問題12問(配点各5問×1点)、選択問題30問(配点3点)
出題範囲
検定公式テキストの内容から9割程度、新聞・メディア等の最新情報から1割程度を上限に出題
- エネルギーの基礎と家庭の省エ
- 機器による省エネルギー
- 住宅の省エネルギー
合格点
150 点満点で2/3程度の得点
家庭の省エネエキスパート検定の受験者数・合格率
受験者数と合格率共に非公開
家庭の省エネエキスパート検定の難易度
日常生活で役立つ省エネ方法から世界のエネルギー情勢についてなど幅広く出題されます。
過去の出題問題を見ると公式テキストから9割程度出題される傾向にあり、難易度としては高くありませんが、テキスト以外からも1割程度出題されているので、最近の省エネルギー事情についてもチェックしておく必要があります。
このため全く知識がない場合には難易度はやや高いと言えますが、関連した仕事に従事している場合にはそれほど難しくはないでしょう。
また、合格率については公開されていませんが、合格するためには全科目で2/3以上を取得する必要があるので、テキストや最近のエネルギー事情を含めて学習をしていくことが大切です。
- 国際的に批准された会議の内容や、国内でのエネルギー需要の変遷など馴染みのない内容もありました。また、引っ掛け問題とまではいかなくても、ややフェイントのような問題もあったので、しっかりと文章を読むことが大切だと感じました。(2015年受験)
- 過去問題集をちゃんと勉強すれば、まあ受かる試験かと思いますが、まったく新しい問題もありました。時事や法制度に関する細かな問題もあり、簡単にはいかない資格でした。(2016年受験)
- 仕事で基礎知識を得ているから、そこそこ得点できると思い、過去問題から学習を開始しました。わからない部分だけ、テキスト学習をするようにしました。(2019年受験)
家庭の省エネエキスパート検定の勉強法
問題の多くは公式テキストから出題されるので、まずは公式テキストを購入して問題の傾向を掴みましょう。
Amazonなどのネット通販でも販売されていますが、過去のテキストしか販売されていないので、「公式サイト」内から最新のテキストを購入するようにしましょう。
問題はマークシートのみなので、全てを完璧にマスターする必要はありません。
科目ごとに合格点が設定されている訳ではないので、難しいと思う科目についてはとりあえず捨てるのも一つの手です。
資格を活かせる仕事
近年、環境問題を意識している企業は多く、エネルギー業界に携わっている人だけでなく、省エネルギーに注目している建築・不動産業界や家電業界など幅広い業界でその知識を活かすことができます。
この資格を持っているだけで就職や転職に有利に働くわけではありませんが、環境計量士や省エネ環境診断士よりも、消費者目線で一般家庭における省エネ法を問われます。
より生活に則したアドバイスが可能になり、活躍できる場も多いでしょう。