
ジュニア防災検定とは
ジュニア防災検定は、一般財団法人防災教育推進協会が実施している、小学生・中学生向けの防災学習プログラムです。災害が多い日本で、自分の命を自分で守る力を身につけることを目的としており、子どもたちが防災や減災について主体的に考えるきっかけになる検定です。公式サイトでも、小中学生を対象に初級・中級・上級の3つのレベルで受検できる防災教育プログラムとして紹介されています。
大きな特徴は、知識を問う筆記試験だけで合否が決まるのではなく、筆記試験と防災自由研究を総合的に評価する点です。防災自由研究には、防災新聞、ポスター、防災マップ、作文、レポートなどのほか、家族で災害時の備えについて話し合う「家族防災会議レポート」も含まれます。
受検区分は、初級・中級・上級の3つです。小学生から中学生までを主な対象としており、学校や団体、グループで取り組まれることが多い検定です。団体受検では、学校・団体側の都合に合わせて、希望する日時や場所で実施できる仕組みになっています。
また、近年はオンライン受検にも対応しており、初級・中級・上級のWEB検定料も案内されています。オンライン受検では、合格した場合に合格証をダウンロードできる形式です。
ジュニア防災検定は、就職や進学で直接評価される資格というより、防災意識を高め、自分や家族、地域を守るための考える力を育てる検定です。災害時にどう行動すればよいかを学びたい子どもや、学校・家庭で防災教育に取り組みたい場合に活用しやすい資格といえるでしょう。
ジュニア防災検定の基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
|---|---|
| ジャンル | 教養・基礎 |
| 資格区分 | 初級・中級・上級 |
| 受験資格 | 誰でも受験できます |
| 試験日程 | 団体受検は希望日時・会場で実施可能。WEB個人受検にも対応 |
| 試験方法 | 家族防災会議レポート、筆記試験、防災自由研究 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | 団体受検は学校・団体・グループなどが設定した会場。WEB個人受検は自宅などから受検可能 |
| 受験料 | 上級:3,000円、団体・グループ2,700円 中級:3,000円、団体・グループ2,700円 初級:2,100円、団体・グループ1,890円 |
| 登録・更新 | なし |
| 問い合わせ | 一般財団法人防災教育推進協会 |
| 関連資格 | 防災士 |
ジュニア防災検定の試験内容
単に防災用語を覚えるだけでなく、災害が起きたときに自分や家族、地域を守るためにどう行動すればよいかを考える内容になっています。
試験は、筆記試験と防災自由研究を組み合わせて評価されます。防災自由研究には、防災新聞、防災ポスター、防災マップ、作文、レポート、家族防災会議レポートなどが含まれます。知識だけでなく、家庭や地域の防災について自分で調べ、まとめる力も重視される点が特徴です。
受験区分は、初級・中級・上級の3つです。初級は小学4〜5年生程度、中級は小学6年生〜中学1年生程度、上級は中学2〜3年生程度を目安としており、学年に応じて段階的に防災について学べます。
出題範囲
上級
中学2〜3年生程度を目安とした内容です。地震、津波、台風、大雨、土砂災害などの自然災害について、発生の仕組みや被害を減らすための行動をより深く理解しているかが問われます。地域の防災計画や避難所、防災マップ、災害時の情報収集など、家庭だけでなく地域全体の防災を考える力も必要です。
中級
小学6年生〜中学1年生程度を目安とした内容です。身近な災害の種類や避難行動、非常持ち出し品、家族との連絡方法、地域の危険箇所など、防災の基本を幅広く学びます。自分の住んでいる地域ではどのような災害が起こりやすいのかを考え、家族や学校での備えにつなげる力が問われます。
初級
小学4〜5年生程度を目安とした内容です。地震や台風などの災害が起きたときに、まず自分の身を守るためにどう行動するかを中心に学びます。避難場所、非常用持ち出し袋、家族との約束、防災に関する基本的な言葉など、子どもでも理解しやすい内容が中心です。
合格基準
ジュニア防災検定は、筆記試験と防災自由研究を合わせた総合評価で判定されます。合格の目安は、おおむね70%程度です。
筆記試験だけで合否が決まるわけではないため、知識を覚えるだけでなく、防災自由研究にも丁寧に取り組むことが大切です。防災新聞や防災マップ、家族防災会議レポートなどを通して、自分の家庭や地域に合った備えを考えられるかが評価につながります。
ジュニア防災検定の受験者数・合格率
受験者数と合格率共に非公開
ジュニア防災検定の難易度
小学生・中学生を対象にした検定のため、難易度はそれほど高くありません。初級は小学4〜5年生程度、中級は小学6年生〜中学1年生程度、上級は中学2〜3年生程度を目安としているため、対象学年に合った内容であれば取り組みやすい試験です。
出題内容も、防災に関する難しい専門知識というより、地震や台風などの災害時にどう行動するか、非常持ち出し品には何が必要か、家族とどのように連絡を取るかといった、生活に身近な防災知識が中心です。
ただし、筆記試験だけでなく、防災自由研究も評価対象になるため、単に問題を解くだけではありません。防災新聞、防災マップ、家族防災会議レポートなどに取り組む必要があるため、家庭や学校で一緒に調べながら進めるとよいでしょう。
全体としては、合格を目指す難関資格というより、子どもが防災について学ぶきっかけとして活用しやすい検定です。きちんと準備すれば、十分に合格を目指せる難易度といえます。
資格を活かせる仕事
ジュニア防災検定は児童・生徒が主体の検定です。家族受験で父兄などの大人も一緒に受験することが可能ですが、その場合は防災検定の筆記試験を受験することになります。
日本は地震などの自然災害と共に歩んできた国なので、それについての知識は生きていくためにも必要ですし、有資格者であることが証明できれば活かすことができる仕事は多くあります。
その最たるものが、教育、福祉などの人の命を間接的にであれ預かる仕事です。
もちろんその他にも、デパート、飲食店、映画館、電車、バス、病院、図書館など人が集まるところで働く場合も防災に関する知識は、多くの人の生死を左右する大切なものです。
この資格を持っていることが採用条件になっている機関や会社はあまりないかもしれませんが、一つの個性として、アピールポイントとして、持っていると何かと役に立つ資格なのではないでしょうか。

