その名の通り環境法令に関する知識を問う試験で、温室効果ガス排出量の検証を行っている株式会社パデセアが実施している民間資格です。
かなり的を絞った試験であることから学生よりは、環境コンプライアンスの担当者など環境関連に携わっている社会人にお勧めの資格です。
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環境法令検定の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 環境・自然 |
資格区分 | なし(評価によりゴールド・シルバー・ブロンズに分かれる) |
受験資格 | なし |
試験日程 | 3月・9月(年2回) |
試験方法 | CBT方式 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国各地のCBT試験会場(約260箇所) |
受験料 | 9,000円(税別) ※リピーター割引あり |
登録・更新 | – |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 株式会社パデセア |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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環境法令検定の試験日程
2020年度試験(一般)
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年9月1日(火)~30日(水) | 8月1日~9月27日 | 随時 |
環境法令検定の試験内容
出題形式
全問3~4択。長文の穴埋め、4つの文章から正しいものを選択など。
出題範囲
- 環境法基礎
- 環境基本法
評価方法
合計点数が70点以上の場合、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の「ランク」を認定
- ブロンズ:70点〜80点未満
- シルバー :80点〜90点未満
- ゴールド:90点以上
環境法令検定の受験者数・合格率
2020年3月試験(第8回)
評価 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
ゴールド | 2人 | 2.9% |
シルバー | 11人 | 15.7% |
ブロンズ | 12人 | 17.1% |
認定なし | 45人 | 64.3% |
合計 | 70 | 100% |
環境法令検定の難易度
比較的新しい資格試験なので、受験者数も少なく、受験年度によりばらつきもありますが、だいたい受験者の40%程度はブロンズ以上の認定を受けています。
4割が認定を受けているので、しっかり知識が身についていればそれほど難易度の高い資格試験ではないと思えますが、業務等で知識を得ている受験者が多く占めています。
なので、ある程度知識を持っていても認定を受けるには難易度が高く感じるでしょう。
特にゴールドの認定を受けるためには90点以上の取得が求められ、より一層狭き門となります。
試験対策のセミナーも開催されているので、これを活用しより高い知識を身につけることも必要です。
また業務だけでなくとも、eco検定や公害防止管理者など関連した資格の知識があれば、ある程度の点数を得ることができます。
- テキストの太字や色が付いている部分を何度も読み、頭に叩き込みましたが、業務での知識や他の資格を取得した際の知識が役に立ったように思います。(2016年受験・シルバーランク)
- 法律は苦手分野でしたが、セミナーを受講し体系化して教えて貰えたので、覚えるコツを掴めました。(2017年受験・ブロンズランク)
- 受験の1ヶ月前からISO環境法ガイドを参考に勉強を積み重ねていきました。結果はブロンズでしたが、また受験して得点を伸ばしたいと思っています。(2019年受験・ブロンズランク)
環境法令検定のお勧めテキスト
まずは何より公式テキストを使って勉強を進めることが大事です。
試験対策だけではなくて、環境法令を調べる上で実務でも大変役立つテキストとなっているのでお勧めです。
公式問題集になりますので、こちらも勉強する上で必須です。
販売はKindle版とPDF版のみでテキストでの販売はありません。
環境法令がシンプルにまとめられているのでお勧めです。
資格を活かせる仕事
この資格は既に一般企業や自治体などで環境部門の仕事に従事している方に、今の知識がどのレベルなのかを試す目的があるので、就職・転職の際に必ずしもプラスに働く資格というわけではありません。
しかし、環境法令を熟知している人材は貴重ですので、ある程度の認定を受けていれば、環境法令のコンプライアンスに対して意識の高い企業や団体で活躍することはできるでしょう。
業務としても、企業等で環境管理や環境関連した部門で力を発揮することができます。