中国語検定の難易度・合格率・日程など

目次

中国語検定とは

中国語検定は、中国語を学ぶ日本語話者向けに作られた語学検定です。通称「中検」とも呼ばれ、中国語の基礎力から実務レベルの運用力まで、段階的に確認できる試験です。

試験では、中国語の単語・文法・読解・リスニングに加えて、日本語と中国語を正しく訳す力も重視されます。そのため、単に中国語を聞き取ったり読んだりするだけでなく、日本語との意味の違いや表現の使い分けを理解しているかも問われます。

級は、準4級・4級・3級・2級・準1級・1級に分かれています。準4級・4級は中国語を学び始めた人向け、3級は基礎力を一通り身につけた人向け、2級以上になるとビジネスや実務で使えるレベルの中国語力が求められます。準1級・1級では二次試験もあり、会話力や翻訳力、より高度な表現力が必要になります。

中国語は、中国本土だけでなく、台湾、香港、シンガポールなどでも使われており、ビジネス・観光・貿易・国際交流など幅広い分野で役立つ言語です。中国語検定は、大学で中国語を学んでいる学生はもちろん、中国関連の仕事を目指す社会人、通訳・翻訳・観光業に関心がある人にも向いている検定です。

また、日本語話者向けに作られているため、漢字を使う日本人にとって学習しやすい一方で、中国語特有の発音や声調、語順、表現の違いもしっかり問われます。中国語の学習成果を確認したい人や、履歴書で中国語力をアピールしたい人にとって、受験する価値のある資格といえるでしょう。

中国語検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル英語・外国語
資格区分1級、準1級、2級、3級、4級、準4級
受験資格なし
試験日程年3回。例年3月・6月・11月に実施。1級は11月のみ実施
試験方法リスニング試験・筆記試験。準1級・1級は一次試験合格後に二次試験あり
免除科目準1級・1級は、二次試験で不合格または欠席した場合、次の2回の試験のうち1回に限り一次試験免除あり。1級は翌年の試験のみ対象
試験場所全国の指定会場。一部海外会場で実施される場合あり
受験料1級13,800円、準1級11,800円、2級8,800円、3級6,800円、4級5,800円、準4級3,800円
登録・更新なし
問い合わせ一般財団法人 日本中国語検定協会
関連資格中国語試験
ハングル能力検定

中国語検定の試験日

2026年度試験

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申込期間一次試験二次試験合格発表・認定日
第117回1月15日~2月15日3月22日4月26日一次:4月8日二次:4月28日
第118回郵送:4月15日~5月15日Web:4月15日~5月28日6月28日8月2日一次:7月予定二次:8月上旬予定
第119回9月15日~10月15日11月22日1月10日一次:12月予定二次:1月中旬予定

中国語検定の試験内容

基本的にはリスニング試験と筆記試験で実施され、準1級・1級は一次試験合格後に二次試験があります。

試験内容
1級一次試験:リスニング・筆記二次試験:通訳を含む面接試験
準1級一次試験:リスニング・筆記二次試験:会話・翻訳を含む面接試験
2級リスニング・筆記
3級リスニング・筆記
4級リスニング・筆記
準4級リスニング・筆記

出題範囲

1級

新聞・雑誌・専門的な文章を理解し、正確で自然な翻訳や通訳に近い力が問われます。中国語を高度に使いこなせる実践力が必要な最上級レベルです。

準1級

社会生活で使われる高度な中国語を理解し、自然な日本語・中国語に訳す力が求められます。幅広い語彙、慣用表現、複雑な文章構造への理解が必要です。

2級

実務で使える中国語力が問われます。長文読解やリスニングに加えて、中日翻訳・日中翻訳の問題も出題され、やや複雑な文法や語彙を正確に理解する力が必要です。

3級

基礎文法を一通り理解していることが前提になります。日常会話、短めの文章読解、基本的な中日訳・日中訳、語順や補語などの文法問題が出題されます。

4級

基本的な単語や文法、短い会話文の聞き取りなどが出題されます。ピンインや声調の理解に加えて、簡単な文章を読んだり聞いたりする力が求められます。

準4級

中国語を学び始めた人向けの入門レベルです。中国語の発音、ピンイン、声調、基本単語、簡単なあいさつや短文が中心に出題されます。

合格点

合格基準
1級リスニング・筆記ともに85点以上
準1級リスニング・筆記ともに75点以上
2級リスニング・筆記ともに70点以上
3級リスニング・筆記ともに65点以上
4級リスニング・筆記ともに60点以上
準4級リスニング・筆記ともに60点以上

中国語検定の受験者数・合格率

第116回

受験者数合格者数合格率
1級184人26人14.1%
準1級300人128人42.7%
2級815人378人46.4%
3級1,549人825人53.3%
4級1,452人910人62.7%
準4級1,680人1,212人72.1%

第115回

受験者数合格者数合格率
1級実施なし実施なし実施なし
準1級255人55人21.6%
2級642人232人36.1%
3級1,356人738人54.4%
4級977人631人64.6%
準4級960人698人72.7%

第114回

受験者数合格者数合格率
1級実施なし実施なし実施なし
準1級228人54人23.7%
2級671人310人46.2%
3級1,319人767人58.2%
4級1,166人803人68.9%
準4級935人758人81.1%

中国語検定の難易度

日常会話だけでなく、読解・リスニング・文法・翻訳力まで幅広く問われる試験です。特に日本語と中国語を正確に訳す力が重視されるため、単に中国語を聞き取れる、簡単な会話ができるというだけでは上位級の合格は難しいでしょう。

準4級・4級は入門〜初級レベルで、中国語を学び始めた人でも基礎を固めれば十分に合格を目指せます。3級になると、基本文法を一通り理解し、日常的な文章や会話を読み聞きできる力が必要になります。

2級以上になると難易度は大きく上がります。長文読解やリスニングに加えて、中日・日中の翻訳問題も出題されるため、語彙力や文法力だけでなく、自然で正確に訳す力が求められます。

特に準1級・1級は合格率も低く、高度な読解力、翻訳力、表現力が必要です。1級では二次試験もあり、通訳に近い実践的な能力が問われるため、かなり難易度の高い級といえます。

そのため、仕事で中国語を活かしたい場合は、まず3級を目標にし、実務レベルを目指すなら2級以上を視野に入れるとよいでしょう。

中国語検定の勉強法

まず自分が受験する級の出題範囲を確認し、過去問を使って試験形式に慣れることが大切です。中検はリスニングと筆記だけでなく、級が上がるほど翻訳問題の重要度も高くなるため、単語や文法を覚えるだけでは不十分です。

準4級・4級では、ピンイン、声調、基本単語、初級文法をしっかり固めましょう。中国語は発音が非常に重要なので、最初の段階から音声を聞きながら学習し、正しい発音と声調に慣れておくことが大切です。

3級では、基本文法を一通り理解したうえで、短い文章の読解やリスニングに対応できる力が必要です。語順、補語、助動詞、比較表現など、よく出る文法項目を重点的に復習しましょう。

2級以上を目指す場合は、長文読解や翻訳問題への対策が欠かせません。中国語を日本語に自然に訳す練習、日本語を中国語に正確に直す練習を繰り返し行いましょう。単語や文法の知識だけでなく、文全体の意味をつかみ、自然な表現に置き換える力が求められます。

また、リスニング対策では、過去問の音声を何度も聞き、聞き取れなかった部分をスクリプトで確認することが効果的です。慣れてきたら、音声を聞いてすぐに意味を取る練習や、短い文を声に出して読む練習も取り入れるとよいでしょう。

中国語検定は級ごとに出題傾向がはっきりしているため、過去問を繰り返し解き、間違えた問題を文法・単語・リスニング・翻訳に分けて復習することが合格への近道です。

中国語検定のお勧めテキスト

中国語検定対策2級問題集

2級を目指す人向けの問題集です。2級では長文読解やリスニングに加えて、日中・中日翻訳の力も必要になるため、実務レベルの中国語力を確認したい人に向いています。

中国語検定対策3級問題集

3級対策に使いやすい定番の問題集です。基本文法を一通り学んだ人が、読解・リスニング・文法問題の出題形式に慣れるために活用しやすい1冊です。

中国語検定を活かせる仕事

特に、ツアーガイド、旅行会社、ホテル、航空業界、貿易事務、商社、中国企業と取引のある会社、通訳・翻訳補助、観光業、インバウンド関連の仕事などでは活かしやすいでしょう。

ただし、一般企業では中国語を使う機会が少ない職場も多いため、中国語検定を取得しているだけで就職・転職が大きく有利になるとは限りません。履歴書に書く場合は、応募先の仕事内容と中国語が関係しているかを考えることが大切です。

仕事でアピールするなら、最低でも3級以上、できれば2級以上を目指したいところです。3級は基礎的な中国語力の証明、2級以上は実務で使えるレベルの目安として評価されやすくなります。

中国語を活かした仕事を目指す場合は、中国語検定に加えて、会話力、ビジネスマナー、貿易実務、接客経験、英語力なども身につけておくと、より強いアピールにつながります。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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