国土交通大臣の行う自動車整備士技能検定で国家資格です。
学科試験と実技試験に合格することで自動車整備士になることができます。
試験区分は細かく分けると14区分ありますが、年度によって実施される試験区分が異なりますので注意して下さい。
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自動車整備士試験の基本情報
資格種別 | 国家資格 |
ジャンル | 車・船・航空 |
資格区分 | 一級自動車整備士、二級自動車整備士、三級自動車整備士、特殊整備士で計14区分(下記参照) |
受験資格 | 下記参照 |
試験日程 | 【学科試験】7月下旬 【実技試験】9月上旬 |
試験方法 | 学科試験、実技試験 |
免除科目 | ・一定の資格があれば学科試験が免除 ・養成施設修了者は実務試験が免除 ※詳しくは「試験の免除について」をご覧ください |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 7,200円 |
登録・更新 | – |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 国土交通省 |
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自動車整備士の区分
- 一級大型自動車整備士
- 一級小型自動車整備士
- 一級二輪自動車整備士
- 二級ガソリン自動車整備士
- 二級ジーゼル自動車整備士
- 二級自動車シャシ整備士
- 二級二輪自動車整備士
- 三級自動車シャシ整備士
- 三級自動車ガソリン・エンジン整備士
- 三級自動車ジーゼル・エンジン整備士
- 三級二輪自動車整備士
自動車整備士試験の受験資格
- 一級
-
- 2級取得後、3年以上の実務経験
- 一種養成施設で一級整備士養成施設課程を修了
- 二級
-
- 三級取得後、3年以上の実務経験(自動車シャシ以外)※機械学科などの卒業者は1年6ヵ月
- 三級
-
- 1年以上の実務経験
- 機械学科を卒業後、6ヵ月以上の実務経験
上記以外にもありますので、国土交通省のHPにある「受験資格について」をご覧ください。
自動車整備士試験の試験内容
学科試験
- 構造、機能及び取扱い法
- 点検、修理、調整及び完成検査の方法
- 整備用機械に関する初等知識
- 整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱い法
- 材料及び燃料油脂の性質及び用法
- 図面に関する一般知識
- 保安基準その他の自動車の整備に関する法規
実技試験
- 基本工作
- 点検、分解、組立て、調整及び完成検査
- 修理
- 整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い
自動車整備士試験の受験者数・合格率
受験者数・合格率共に非公開
自動車整備士試験の難易度
自動車整備士三級は4種類あり、それぞれ難易度が若干異なるものの、全体的には難易はやさしいとみて良いです。
三級の中での難易度をやさしい順に表すと、二輪<ジーゼル<シャシ<ガソリンです。合格率を見てみても、二輪は平均すると80%のところ、ガソリンは55%程度ですので、ガソリンの難易度はやや高くなることがわかります。
二級においては、最も受験者数の多いガソリン自動車整備士、次に多いジーゼル自動車整備士で合格率が平均60%前半となっていますので、難易度としてはやややさしいと推測されます。
一級においては、記述の合格率が平均で30%台ですので難易度はやや高いとみて良いでしょう。
ただし、記述合格者が受験できる口述試験の合格率は95%以上となっていますので難易度は非常に低くなります。
三級から二級の場合、一種養成施設を卒業した方の合格率はほぼ100%近い合格率となっていますので、非常にやさしい試験だと言えそうです。
一級においてはその限りではありません。
自動車整備士の仕事
自動車整備士を活かせる仕事は、自動車ディーラーやバイク販売店などが主です。
自動車整備士を持っている人材はともて少ないため、仕事の需要は見込めるものの、二級では基本的な整備しか担当をすることができませんので、強みとなるのは二級以上の資格です。
二級を取得していればほとんどの仕事を担当できるレベルとなりますので、取得していると就職や再就職に有利に働きます。
これまでは二級を持っていれば自動車整備としては十分と言われていましたので、一級取得者は少なかったのですが、昨今は電気自動車やハイブリッド車などの車が主流となって来ていますので、一級のスキルを求められることが多くなっています。
一級を取得しておくと就職に非常に有利になります。