自転車安全整備士試験 – 難易度・合格率・試験日など

目次

自転車安全整備士試験とは

自転車の点検・整備や、安全利用に関する知識と技能を評価する資格試験です。自転車販売店や整備店などで、自転車を安全に利用できる状態に整備し、利用者へ正しい乗り方や点検の大切さを伝える役割があります。

自転車安全整備士は、TSマーク制度とも関係の深い資格です。TSマークは、自転車安全整備店で点検整備を受けた自転車に貼付されるもので、傷害保険や賠償責任保険が付帯します。

自転車店、スポーツバイクショップ、ホームセンター、自転車整備・販売に関わる仕事を目指す人に向いています。自転車整備の実務経験を活かして、利用者に安全な自転車を提供したい人に役立つ資格といえるでしょう。

自転車安全整備士試験の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル車・船・航空
資格区分なし
受験資格18歳以上で、自転車の点検・整備・安全利用指導に関する実務経験2年以上
試験日程年1回、例年7月〜9月頃
試験方法実技試験・学科試験・面接試験。学科はマークシート方式
免除科目前年度の科目合格者は、該当科目を翌年度のみ免除
試験場所札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡など年度により異なる
受験料28,600円 ※全科目受験の場合
登録・更新合格後、自転車安全整備士之証を交付。更新制度の詳細は公式確認
問い合わせ公益財団法人 日本交通管理技術協会
関連資格自動車検査員
自転車技士
駐車監視員資格者

自転車安全整備士試験の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
7月22日(水)5月19日~6月1日10月26日
8月4日(火)5月19日~6月1日10月26日
8月6日(木)5月19日~6月1日10月26日
8月20日(木)5月19日~6月1日10月26日
8月27日(木)5月19日~6月1日10月26日
9月1日(火)5月19日~6月1日10月26日
9月3日(木)5月19日~6月1日10月26日
9月16日(水)5月19日~6月1日10月26日

自転車安全整備士試験の試験内容

実技試験、学科試験、面接試験で構成されています。実技試験では、自転車の分解・組立・点検整備の技能が確認されます。学科試験では、自転車の構造、機能、点検整備、安全利用の指導、道路交通に関する知識などが問われます。

面接試験では、自転車の安全利用について利用者に適切に説明・助言できるかが確認されます。自転車安全整備士試験は、実技試験、学科試験、面接試験のすべてに合格する必要があります。(tmt.or.jp)

出題範囲

実技試験

受験用自転車を使い、分解・組立・点検整備の技能が審査されます。各部品を正しく取り外し、指定された状態に組み立て、ブレーキ、変速機、車輪、ハンドル、サドル、ペダルなどが安全に機能するよう調整できるかが問われます。

審査は減点方式で行われ、組立精度や固定状態、安全性に問題がある場合は減点対象になります。不合格に該当する項目がある場合は、実技試験全体が不合格になります。

学科試験

自転車の構造、機能、性能、組立、検査、整備に関する知識が問われます。自転車の種類、各部名称、部品の役割、組立手順、完成車としての機能確認などを理解しておく必要があります。

安全利用に関する知識も出題範囲に含まれます。道路交通法、自転車の通行方法、事故防止、点検整備済TSマーク制度など、自転車を安全に利用するための知識を整理しておくことが大切です。

面接試験

質問事項の理解度、安全利用についての指導・助言力、言葉遣い、態度などが評価されます。自転車の点検整備を行うだけでなく、利用者に対して安全な乗り方や注意点を分かりやすく説明できるかが確認されます。

試験科目と出題数

試験科目は、実技試験、学科試験、面接試験です。実技試験では、受験用自転車の分解・組立・点検整備を行います。学科試験は、自転車の構造・機能・性能、組立・検査・整備、安全利用に関する知識などから出題されます。

学科試験の具体的な出題数や試験時間は、年度の受験案内で確認する必要があります。令和8年度の受験者心得では、実技試験で不合格と思った場合でも、午後の学科試験と面接試験を受けるよう案内されています。

合格基準

実技試験、学科試験、面接試験のすべてに合格する必要があります。実技試験または学科試験のどちらかが不合格となった場合は、総合不合格になります

実技試験は、審査基準に従って審査項目別に減点方式で採点されます。ただし、審査基準のうち一つでも不合格に該当する項目がある場合は、実技試験は不合格となります。

自転車安全整備士試験の受験者数・合格率

年度受験者数合格者数合格率
2024年1,692人828人48.9%
2023年1,773人934人52.7%
2022年1,720人971人56.5%
2021年1,930人1,200人62.2%

自転車安全整備士試験の難易度

自転車の点検整備や安全利用に関する知識・技術を問う資格なので、自転車店や整備業務に携わっている人であれば、実務経験を活かしながら対策しやすい試験です。日頃から自転車の組立や点検、修理に関わっている人にとっては、まったく未知の内容ばかりではありません。

一方で、実技があるため、知識を覚えるだけでは合格しにくい試験です。自転車の構造を理解しているだけでなく、限られた時間内で正確に整備できる技術が必要になります。普段から整備作業に慣れていない人や、自己流で作業している人は、思ったより難しく感じる可能性があります。

また、安全整備士は、整備済み自転車の安全性を確認し、利用者に安全利用を指導する立場でもあります。そのため、単に作業ができるだけでなく、安全に関する考え方や、利用者へ分かりやすく説明する力も求められます。

総合的に見ると、自転車安全整備士試験は、実務経験がある人でも油断できない資格です。難関資格というほどではありませんが、実技・知識・安全指導の理解が必要になるため、日頃の整備経験に加えて、試験向けの準備をしっかり行う必要がある試験といえるでしょう。

自転車安全整備士試験の勉強法

学科対策では、まず受験案内や試験範囲を確認し、自転車の構造、ブレーキ、変速機、タイヤ、ホイール、灯火装置、道路交通法、安全利用に関する知識を整理しましょう。問題集や過去問形式の教材を使い、よく出る用語や整備基準を繰り返し確認することが大切です。

実技対策では、正確さと作業スピードの両方が重要になります。ホイール組み、ブレーキ調整、変速調整、各部の締付け、点検整備などを、試験の手順に沿って繰り返し練習しましょう。自己流ではなく、受験者心得や審査基準を確認し、減点されやすいポイントを把握しておくと安心です。

面接試験では、自転車の安全利用に関する知識や、利用者に対する指導・助言力が見られます。面接は1人5分程度で、質問の理解度、安全利用についての指導力、言葉遣いや態度などが審査されると案内されています。

独学でも学科対策は可能ですが、実技は練習量が結果に直結します。基本的には、学科は問題演習で知識を固め、実技は実際の整備作業を繰り返し、面接は安全利用について自分の言葉で説明できるようにしておく勉強法がおすすめです。

資格を活かせる仕事

自転車販売店、サイクルショップ、ホームセンターの自転車売り場、スポーツバイク専門店、自転車修理店、レンタサイクル事業、シェアサイクル運営会社、学校や自治体の自転車安全点検業務などがあります。特に、自転車の販売前点検、修理、部品交換、安全点検、利用者への整備説明を行う仕事では、資格で学んだ知識を実務に活かしやすいでしょう。

自転車は日常的に使われる乗り物ですが、整備不良が事故につながることもあります。そのため、ブレーキやタイヤ、ハンドル、チェーンなどを正しく点検できる知識は、自転車を扱う店舗やサービスで重要です。電動アシスト自転車やスポーツバイクの利用も増えているため、整備技術を持つ人材は一定の需要があります。

この資格は、自転車販売・修理の仕事では実用性があります。一方で、一般企業への就職・転職で幅広く評価される資格ではありません。活かせる業界は自転車販売、修理、レンタサイクル、関連サービスに限られます。

自転車安全整備士試験は、自転車店で働きたい人や、自転車整備の専門性を高めたい人に向いている資格です。仕事でしっかり活かすには、資格だけでなく、実際の修理経験、接客力、スポーツバイクや電動アシスト自転車への知識もあわせて身につけるとよいでしょう。

資格を広めてくれると嬉しいです!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次