自転車の点検整備と安全利用の指導について専門的な技能を問う試験で、「学科試験」「実技試験」「面接試験」の3つの科目があります。
18歳以上で自転車の点検及び整備、自転車の安全利用に関する指導を2年以上経験していることが条件となっています。
自転車販売店などで勤務勤務される人、自転車修理を行う人、自転車の部品を取り扱うメーカーに勤務する人などが取得する試験です。
全国にある自転車安全整備店で自転車の点検を受けると、TSマークという自転車向け保険のシールを貼ることができます。
自転車整備士が点検した自転車という事で損償責任補償や損害補償が補償されます。
このシールを貼るためには全国各地にある自転車整備士がいる自転車安全整備店で点検を受けなければいけません。
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自転車安全整備士試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 車・船・航空 |
資格区分 | なし |
受験資格 | 18歳以上で尚且つ自転車の安全、点検、整備などの実務経験が2年以上 |
試験日程 | 8月(年1回) |
試験方法 | 筆記試験、実技試験、面接試験 |
免除科目 | あり |
試験場所 | 北海道、宮城、埼玉、東京、千葉、茨城、愛知、滋賀、大阪、広島、香川、福岡 |
受験料 | 22,190円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益財団法人 日本交通管理技術協会 |
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自転車安全整備士試験の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2019年8月8日・22日・29日 | 5月21日~6月3日 | 10月1日 |
自転車安全整備士試験の試験内容
出題範囲
自転車の構造及び性能に関する知識、自転車の点検整備に関する知識、自転車の安全、利用の指導に関する知識
合格点
筆記試験:100点満点中70点以上
実技試験:100点満点中70点以上
面接試験:非公開
自転車安全整備士試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2016年 | 2,210人 | 59.1% |
自転車安全整備士試験の難易度
試験難易度としては決して簡単ではありませんが、受験するのに自転車の整備などに関わる2年以上の実務経験が必要になるので、受験する人からしてみればそれほど難しく感じることはないかもしれません。
一般的に3ヶ月程度の勉強期間で合格することが可能です。
自転車安全整備士試験の勉強法
当協会が発行している「自転車組立、検査及び整備マニュアル」と「自転車技士試験過去問題集」をきちんとこなしましょう。
資格を活かせる仕事
自動車の整備士の様に資格を取得しなけれ業務が出来ない資格ではありませんので、実際には自転車安全整備士の資格を持たずに業務をしている人も大勢います。
逆に考えれば、この資格を持つことで差別化されるので、自転車業界に限って言えば、就職や転職の際の大きな武器になります。この資格を取得したと言うことは、最低でも2年以上の実務経験があるのでその点でも有利になりますよね。
収入に関しては、某大手自転車販売会社の平均年収は430万円程度になります。
決して他の業界に比べて劣っている訳ではありませんが、今や自転車も通販で購入する時代になっているので、今後、この業界が伸びていくのかと言われれば疑問に思う所もあります。手に職を付ければ独立も夢じゃない仕事なので、頑張り次第で収入アップを見込める職種でもあります。