自転車の組み立て、検査、整備について、適正な技術と知識を有する人材を自転車技士として認め、消費者に安全・安心な自転車を提供することを目的として、一般財団法人日本車両検査協会が実施しています。
自転車は、メーカーからは七分組、または未組立で販売店に送られてくることが多く、販売店できちんと検査及び整備されて消費者に渡されます。
従って、販売店には、組立や検査、整備技術に長けた自転車技士の存在が不可欠となります。
自転車は「JIS表示制度」「SGマーク制度」「BAAマーク制度」の認定品目であり、これらを表示するには、自転車技士の有資格者が整備しなければなりません。
安全な自転車を販売する為に、また自転車等機械いじりが好きな方にもお薦めの資格です。
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自転車技士試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 車・船・航空 |
資格区分 | なし |
受験資格 | 18歳以上で尚且つ自転車の整備や組立、検査などに携わる実務経験が2年以上 |
試験日程 | 8月(年1回) |
試験方法 | 筆記試験、実技試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 北海道、宮城、埼玉、東京、千葉、茨城、愛知、滋賀、大阪、広島、香川、福岡 |
受験料 | 22,190円 |
登録・更新 | 5年ごとに更新が必要 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 日本車両検査協会 |
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自転車技士試験の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2019年8月8日・22日・29日 | 5月21日~6月3日 | 10月1日 |
自転車技士試験の試験内容
自転車の構造・機能の知識、自転車の整備の知識、自転車の構造・性能の知識、自転車の点検整備の知識、自転車の組立・検査の知識、工業標準化法、自転車・同部品の日本工業規格・消費生活用製品安全法の知識
自転車技士試験の受験者数・合格率
2018年度試験
– | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
実技 | 1,708人 | 63.4% |
学科 | 1,752人 | 66.3% |
自転車技士試験の難易度
試験難易度としては決して簡単ではありませんが、受験するのに自転車の整備などに関わる2年以上の実務経験が必要になるので、受験する人からしてみればそれほど難しく感じることはないかもしれません。
一般的に3ヶ月程度の勉強期間で合格することが可能と言われています。
資格を活かせる仕事
自転車販売店やホームセンターやスポーツ店など、自転車を販売する職場で活躍することが出来ます。
収入に関しては、某大手自転車販売会社の平均年収は430万円程度になります。
決して他の業界に比べて劣っている訳ではありませんが、今や自転車も通販で購入する時代になっているので、今後、この業界が伸びていくのかと言われれば疑問に思う所もあります。
手に職を付ければ独立も夢じゃない仕事なので、頑張り次第で収入アップを見込める職種でもあります。