インバウンドビジネスのリーダーとしての能力の向上のために実施されている試験です。
インバウンドとは、海外からの観光客の事を指します。ご存知の通り近年海外、特に中国、韓国、台湾等アジアからの観光客の数はうなぎ登りです。
勿論、欧米豪からの観光客も年々増える傾向にあります。インバウンドという言葉が、日本を訪れる外国人旅行者のためのサービスや市場を指して、よく使われるようになりました。
訪日外国人の人数は増加しており、それに伴ってサービスも拡大しています。インバウンドビジネスはとても幅広く、百貨店や土産物店などの小売、ホテルや旅館などの宿泊施設、飲食店だけでなく、公共交通機関なども含まれます。
訪日外国人向けのサービスをいかに充実させるのか、が今後の業界の成長のためにも注目されています。
試験に合格すると合格証書と合格カードが手に入り、さらにロゴの使用ができるようになります。
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インバウンド実務主任者認定試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | サービス・販売 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 年4回ほど実施 |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | 特定の資格を持っていれば総合点に+6点が加算される |
試験場所 | 全国各地の大学など20会場 |
受験料 | 10,000円(税抜) |
登録・更新 | 認定カードは2年ごとの更新が必要。更新料は3,000円。 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般財団法人 全日本情報学習振興協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
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インバウンド実務主任者認定試験の内容
出題形式
筆記試験(マークシート方式)
出題範囲
観光総論、インバウンド総論、インバウンドの現状と動向、インバウンドと消費、インバウンドとビジネス、インバウンドとニューツーリズム、訪日外国人の理解、訪日外国人への対応、インバウンドの集客、インバウンドとテーマ別観光まちづくり、テーマ別選択問題
テーマ別選択問題では、英語・中国語・韓国語・インバウンド関連法規・ウェブプロモーション・インバウンドに関する時事から1つを選択して回答。
合格点
88点の80%以上で70点
インバウンド実務主任者認定試験の受験者数・合格率
受験者数・合格率共に非公開
インバウンド実務主任者認定試験の難易度
インバウンドの基礎的な知識と様々な国の文化や宗教、国別の消費行動への傾向やそれぞれの国の施策、関連法令についての知識が問われるため、非常に幅広い範囲を学習する必要があります。
既にインバンド事業等に携わっている場合には比較的難易度は低いと言えますが、合格基準は総得点の80%以上とかなり高いレベルが求められます。
ただし、外国語検定取得者は加点制度使うことで6点加算することができるので、試験の難易度を予め下げることもできます。
まだ比較的新しい検定資格ですが、公式テキストや関連書籍は多くあります。
訪日外国人数など最新データが必要となる場面もあるので、できるだけ新しい情報が掲載されているものを選ぶようにしましょう。
- 普段から新聞を読んだり、インバウンドに関する予備知識がある方でしたら、さほど勉強しなくても合格できるレベルまでもっていけると思います。(40代男性会社員)
全日本情報学習振興協会のHP内にある「サンプル問題」をみて実際の難易度を確かめてください!
インバウンド実務主任者認定試験の勉強法
公式テキストがあるので対策は立てやすいですが、受験料が10,000円(税抜)となかなか高額なので一発で合格を目指したいですね。
試験は全てマークシート4択になるので、全てを完璧に覚える必要はありません。まずは過去問を解いてみて、理解できない点を公式テキストで重点的に覚えていきましょう。
テキストの紹介
要点がまとめられておりお勧めですが情報が古い
公式過去問ですが過去1回分のみと少々物足りない
具体的な事例が豊富でお勧め
対策セミナー
勉強に自身の無い方は、全日本情報学習振興協会が実施している「インバウンド実務主任者認定試験 実践対策セミナー」を受講してみても良いかもしれません。
インバウンド実務主任者認定資格を活かせる仕事
インバウンドビジネスは今後も成長が期待されているために、人材の育成は急務になっており、現在では、地方活性化の為にも、特に観光業で必要とされている職業です。
インバウンド実務主任者認定試験はインバウンドビジネスに関わっていきたい人や関わっている人にとって、能力の向上を目指せる試験です。今後、オリンピック開催などもあり、日本を訪れる外国人旅行者への対応をすすめたい、という企業や団体は多いでしょう。
まだ企業認知度の低い資格にはなりますが、インバウンド実務主任者認定試験の合格は、インバウンドビジネスの基本的な知識があることを証明することになるので、就職や転職の際にアピールできることになります。また社内での新規事業の立ち上げや、研修の講師などにインバウンドビジネスの知識を生かすことができます。
インバウンドビジネスでリーダーシップを発揮したい人に役立つ試験です。