観光英語検定 – 難易度・日程・合格率など

目次

観光英語検定とは

観光英語検定は、ホテル・空港・交通機関・観光地・レストラン・ショッピングなど、観光や旅行の現場で使われる英語力を測定する検定試験です。外国人観光客に対して、道案内や施設案内、接客、トラブル対応などを英語で行う力を確認できる試験として実施されています。

近年は訪日外国人観光客が増加しており、観光業界では英語でスムーズに案内できる人材の需要が高まっています。単に英語が話せるだけでなく、日本の観光地、文化、交通、宿泊、食事、マナーなどを分かりやすく説明できる力が求められます。そのため、観光英語検定は旅行・ホテル・航空・観光案内・接客業などを目指す人に向いている試験です。

試験区分は1級・2級・3級に分かれています。2級・3級は筆記試験とリスニング試験で実施され、観光・旅行に関する語彙や表現、実際の場面を想定した英語理解力が問われます。1級は2020年度から試験形式が変更され、記述式の筆記試験とネイティブスピーカーとの面接試験で実施されています。

出題内容は、空港での手続き、ホテルでの対応、交通機関の利用、観光地の案内、買い物、食事、予約、キャンセル、苦情対応など、実際の観光シーンを想定したものが中心です。観光業界で英語を使いたい人や、外国人観光客と接する仕事に就きたい人にとって、実践的な英語力を確認しやすい検定といえるでしょう。

観光英語検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンル英語・外国語
資格区分1級、2級、3級
受験資格なし
試験日程2級・3級は6月実施、1級は10月実施予定
試験方法2級・3級は筆記試験・リスニング試験。1級は記述式筆記試験・面接試験
免除科目なし
試験場所全国の指定会場。1級は実施会場が限定される場合あり
受験料1級10,500円、2級6,500円、3級5,150円
登録・更新なし
問い合わせ全国語学ビジネス観光教育協会
関連資格通訳案内士
翻訳実務検定
実用英語技能検定
英語応対能力検定

観光英語検定の試験日程

2026年度試験

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試験日申込期間合格発表
第51回2級・3級6月28日4月1日~5月27日8月上旬
第52回1級10月25日7月1日~9月25日12月中旬

観光英語検定の試験内容

空港、ホテル、交通機関、観光地、レストラン、ショッピングなど、外国人観光客と接する場面を想定した問題が出題されます。

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試験内容内容の目安
1級記述式筆記試験・面接試験観光案内や日本文化の説明、トラブル対応などを英語で行う実践力が問われます。面接では、ネイティブスピーカーとの英語でのやり取りがあります。
2級筆記試験・リスニング試験旅行・観光業務で使う英語表現、ホテル・空港・交通・観光案内などの場面理解が問われます。英語での接客対応を想定した内容が中心です。
3級筆記試験・リスニング試験観光や旅行に関する基本的な英単語・表現が出題されます。道案内、買い物、食事、簡単な接客対応など、基礎的な観光英語を確認する内容です。

2級・3級では、筆記試験とリスニング試験を通して、観光・旅行に関する語彙や表現、会話理解力を測定します。
1級では、より実践的な対応力が求められ、英文を書く力に加えて、面接で英語を使って説明・応答する力も必要です。

合格点

科目満点合格点の目安
2級筆記50点30点前後
2級リスニング40点24点前後
3級筆記50点25点前後
3級リスニング40点16点前後

観光英語検定の合格点は実施回によって多少変動しますが、2級は筆記50点満点中30点前後、リスニング40点満点中24点前後が目安です。3級は筆記50点満点中25点前後、リスニング40点満点中16点前後が目安になります。筆記・リスニングの両方で基準点を満たす必要があります。

観光英語検定の受験者数・合格率

第50回試験

受験者数合格者数合格率
1級19名1名5.3%
2級417名241名57.8%
3級958名517名54.0%

観光英語検定の難易度

観光英語検定の難易度は、級によって大きく異なります。目安としては、3級が英検3級程度、2級が英検2級程度、1級が英検準1級〜1級程度とされています。TOEICで考えると、3級は220〜470点程度、2級は470〜600点程度、1級は600〜860点程度が目安になります。

3級・2級については、英語力そのものの難易度はそこまで高くありません。基本的な文法や単語、リスニング力があれば十分に合格を目指せるレベルです。ただし、観光英語検定では、空港・ホテル・交通機関・観光地・レストラン・ショッピングなど、観光や旅行に関する英語表現が多く出題されます。

そのため、一般的な英語力だけでなく、観光に関する知識も必要です。日本の文化、歴史、地理、行事、マナーなどを英語で理解したり説明したりする力が問われるため、観光分野にあまり詳しくない人は難しく感じるかもしれません。

1級になると、難易度は一気に上がります。記述式の筆記試験に加えて、面接試験も実施されるため、英語を読んで理解するだけでなく、自分の考えを英語で説明する力が必要です。観光地の案内、日本文化の説明、トラブル対応、面接官との自然なやり取りなど、実践的な英語対応力が求められます。

特に1級では、英語力に加えて、観光業で使われる専門用語や独特の言い回しにも慣れておく必要があります。2級・3級は基礎的な観光英語を学べば合格を目指しやすいですが、1級は実務レベルの英語力と観光知識が必要になるため、しっかりとした対策が欠かせません。

資格取得者に難易度を聞いた

どの級も出題形式は筆記とリスニングのみとなっており、初級である3級は初歩的な英語や日常会話ができればそれほど難易度は高くないでしょう。ただし、英語力以外に観光関連の知識が求められるため、空港やホテルなど様々なシーンを想定した問題や、国内外の文化や地理等についても多く出題されます。(2級取得 40代男性)

観光英語検定の勉強法

観光英語検定は、観光・旅行分野に特化した英語検定です。そのため、英検やTOEICのように一般的な英語だけを幅広く勉強するよりも、観光英語に絞って対策することが大切です。

まずは、公式テキストや過去問、模擬問題を使って、出題傾向を確認しましょう。空港、ホテル、交通機関、観光地、レストラン、ショッピングなど、実際の観光シーンを想定した問題が多く出題されるため、よく使われる単語や表現を重点的に覚えると効率よく対策できます。

2級・3級では、筆記とリスニングの両方が出題されます。筆記対策では、観光案内や予約、道案内、買い物、食事などで使う英語表現を確認しておきましょう。リスニング対策では、旅行会話や接客英語の音声を繰り返し聞き、場面ごとの会話の流れに慣れておくことが大切です。

1級を受験する場合は、記述式の筆記試験と面接試験の対策が必要です。日本の文化、歴史、観光地、交通、マナーなどを英語で説明できるように準備しておくとよいでしょう。特に面接では、観光案内やトラブル対応を想定した受け答えが求められるため、声に出して練習しておくことが重要です。

観光英語検定は、専門分野がはっきりしている試験です。やみくもに英語を勉強するのではなく、公式教材を中心に、観光・旅行でよく使われる表現を繰り返し学習することが合格への近道になります。

資格を取得するメリット

観光英語検定で学ぶ英語力は、自分自身が海外へ旅行した際に役立てることができますし、外国人へ観光のガイドをしてあげることにも役立てられます。

また、ホテルや旅館、レストランや交通関係、旅行業などの観光分野の仕事に就いている方にとってはスキルアップを狙うチャンスとなることからメリットはあると言えるでしょう。

この資格では観光案内に必要となる国内外の文化・歴史・地理などの知識を身に付けることができますので、これから観光分野の仕事に就きたいと考えている方や、現在在籍中の方には有利な資格だといえます。

旅行業では、とくにこの資格を重視している大手企業もありますので、TOEICや英検などの一般向けの英語資格よりも、こちらの資格を取得していた方が有利の場合もあります。

この資格では、空港や現地の宿泊施設や観光地などのシチュエーションで問われる英語力を勉強しますので、海外旅行を趣味としている方には非常に役立てられる資格です。

資格を活かせる仕事

観光英語は外国人を案内するだけでなく、自分が海外へ旅行する場合や一般の観光業界に勤めている人にも持っていると良い資格です。

観光業や旅行業などで国際的に活躍することが可能ですが、社会的認知度はかなり低いので、この資格を取得したからと言って就活で有利になったり、資格手当が支給されて給料がアップすると言ったことは考えにくいです。

ステップアップとして、国家資格の通訳案内士の資格を取ってフリーの通訳ガイドとして活躍する方法もありますが、安定した仕事ではありませんのでそれなりの覚悟が必要です。

旅行業に携わる人はもちろん、海外旅行によく行く方で自分で旅行プランを立てて旅行したい方にもお勧めできる資格です。

また、日本文化や歴史への理解の他に、外国の文化への理解も必須です。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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