観光英語検定 – 難易度・日程・合格率など

観光英語検定は、旅行や観光に関する英語の知識とコミュニケーション能力を測る検定試験です。ホテルでのチェックイン、空港での案内、交通機関の利用、観光名所の紹介など、一般的な英語学習とは異なる実践的な表現が出題されます。

試験は1級・2級・3級に分かれており、3級では観光英語の基礎、2級では旅行・観光業務に必要な英語、1級では専門性の高い実務英語が求められます。

観光業界への就職を目指す方だけでなく、海外旅行や外国人旅行者との交流に役立つ英語を身につけたい方にも関連性の高い検定です。

目次

基本情報

資格種別
民間資格
資格区分
1級・2級・3級
受験資格
2級・3級は制限なし。1級は受験条件あり
試験日
年2回(6月・10月)
試験方法
会場筆記
試験内容
1級
  • 観光・旅行業務で使用する専門的な英語
  • 予約変更、苦情対応、観光案内などの実務表現
  • 各国の文化、習慣、国際儀礼
2級
  • ホテルや交通機関、空港などで使用する英語
  • 予約、出入国手続き、機内放送など
  • 旅行・観光に関する基本的な英語表現
3級
  • 観光や旅行で使用する初歩的な英語
  • 時刻、数字、案内表示、パンフレットなど
  • 観光名所、祭り、日常会話など
合格点・合格基準
1級:筆記試験・面接試験による総合判定。合格基準点は要確認
2級(2026年6月実施)
  • 筆記:50点満点中33点以上
  • リスニング:40点満点中24点以上
3級(2026年6月実施)
  • 筆記:50点満点中29点以上
  • リスニング:40点満点中22点以上
※2級・3級は筆記とリスニングの両方で、それぞれの合格基準点を満たす必要があります。基準点は実施回によって変わります。
免除科目
なし
試験場所
1級:東京・大阪
2級・3級
  • 6月:東京・名古屋・大阪
  • 10月:札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇など
※実施回によって会場が異なります。
受験料
1級:10,500円
2級:6,500円
3級:5,150円
※全国語学ビジネス観光教育協会の会員料金は別途設定されています。
登録・更新
資格の有効期限・更新制度なし
問い合わせ全国語学ビジネス観光教育協会 観光英検センター
おすすめ対象者
大学生・専門学生社会人全般

試験日程

2026年度

試験区分試験日実施級申込期間
第51回6月28日(日)2級・3級4月1日~5月27日
第52回10月25日(日)1級・2級・3級7月1日~9月25日

難易度

3級は高校中級程度の英語力を基礎としており、基本的な文法や単語を理解していれば比較的取り組みやすい試験です。ただし、観光地の名称や旅行中の会話表現など、一般的な英語学習ではあまり扱わない知識も求められます。
2級では高校卒業程度の英語力に加え、ホテルの予約、空港での手続き、交通機関の案内など、より実務的な英語表現が出題されます。リスニング対策も重要となり、英語の基礎力がある方でも観光分野に特化した学習が必要です。
1級は専門的な観光英語を使いこなす能力が求められる難関レベルです。記述式の筆記試験とネイティブとの面接があり、正確な英語表現だけでなく、観光事情や文化、国際儀礼について説明する力も問われます。
特に1級は受験者数が少なく、合格率の変動も大きいため、過去の合格率だけで難易度を判断せず、出題内容と求められる英語力を確認して対策を進めることが重要です。
1級
★★★★☆
勉強時間の目安:約500時間
2級
★★☆☆☆
勉強時間の目安:約150時間
3級
★★☆☆☆
勉強時間の目安:約80時間

※勉強時間は、関連する知識や実務経験がない方が、合格を目指して学習する場合のおおよその目安です。学習経験や理解度、学習方法などによって必要な時間は異なります。

合格率・受験者数

1級

試験回受験者数合格率
2025年19人5.3%
2024年14人28.6%
2023年26人7.7%
2022年13人15.4%

受験者数の推移

合格率の推移

2級

試験回受験者数合格率
2025年628人72.0%
2024年462人56.7%
2023年638人58.2%
2022年687人54.4%

受験者数の推移

合格率の推移

3級

試験回受験者数合格率
2025年1,201人55.0%
2024年904人53.8%
2023年881人58.9%
2022年1,158人45.0%
2021年1,598人51.0%

受験者数の推移

合格率の推移

観光英語検定で身につく実践的な英語力

観光英語検定の特徴は、一般的な英語力だけでなく、旅行や観光の現場で実際に使われる英語表現を学べることです。

例えば、ホテルのチェックインや予約変更、空港での搭乗手続き、交通機関の乗り換え案内、観光名所の説明など、旅行者とのやり取りを想定した内容が出題されます。

また、英語の知識に加えて、海外の文化や習慣、観光地に関する知識も求められます。特に上位級では、旅行中のトラブルや問い合わせに適切に対応するための表現力も重要です。

観光業界への就職を目指す方はもちろん、外国人旅行者への接客や案内に携わる方にとっても、実務につながる英語を体系的に学べる検定といえるでしょう。

観光英語検定と一般的な英語検定の違い

観光英語検定と英検・TOEICの大きな違いは、旅行・観光分野に特化した英語力を評価する点です。

英検は日常生活から社会的な話題まで幅広い英語力を測り、TOEIC L&Rは日常生活やビジネスで使用される英語の聞き取り・読解能力を評価します。一方、観光英語検定では、ホテルや空港、旅行会社、観光施設などで使われる英語表現が中心となります。

例えば、ホテルの予約変更や観光地への道案内、飛行機の乗り継ぎ、旅行中のトラブルへの対応など、実際の旅行場面を想定した問題が特徴です。

また、観光英語検定では語学力だけでなく、観光地理や文化、習慣などに関する知識も重要になります。英語が得意な方でも、旅行・観光分野特有の用語や表現に慣れていなければ、十分な得点につながらない場合があります。

そのため、幅広い英語力を証明したい場合は英検やTOEIC、観光業界で活用できる専門的な英語を学びたい場合は観光英語検定というように、目的に応じて選ぶとよいでしょう。

観光英語検定で覚えておきたい観光英語の特徴

観光英語検定の対策では、一般的な英単語や文法に加えて、旅行中のさまざまな場面で使用する専門的な表現を覚えることが重要です。

特に、ホテル・空港・交通機関・観光案内の4つは、観光英語を学ぶうえで押さえておきたい分野です。

ホテルで使われる英語

ホテルでは、宿泊予約やチェックイン、客室設備の案内、宿泊客からの問い合わせなどに関する表現が使われます。

例えば、reservation(予約)、vacancy(空室)、check-out(チェックアウト)などは、基本的な語彙として理解しておきたい単語です。

また、予約内容の変更や設備の不具合など、通常の接客だけでなく、問題が発生した場合の対応表現も重要になります。

空港・航空機で使われる英語

空港では、搭乗手続きや手荷物の預け入れ、出入国審査、乗り継ぎなどに関する英語が使用されます。

boarding pass(搭乗券)、connecting flight(乗り継ぎ便)、baggage claim(手荷物受取所)など、旅行者が実際に目にする案内表示や専門用語を覚えることが対策につながります。

特に、飛行機の遅延や欠航、手荷物の紛失といったトラブルに関する表現にも慣れておくとよいでしょう。

交通機関で使われる英語

鉄道やバスなどの交通機関では、乗車券の購入、運賃、乗り換え、目的地までの経路案内などに関する表現が重要です。

one-way ticket(片道乗車券)、round-trip ticket(往復乗車券)、transfer(乗り換え)などの語彙は、旅行中のさまざまな場面で使用されます。

単語の意味を覚えるだけでなく、目的地までの行き方を英語で説明できるようにしておくことも効果的です。

観光案内で使われる英語

観光案内では、名所旧跡や歴史的建造物、伝統文化、祭りなどを外国人旅行者に紹介するための表現が求められます。

shrine(神社)、temple(寺院)、World Heritage Site(世界遺産)などの基本的な語彙に加え、日本の文化や習慣を英語で説明する力も重要です。

特に上位級では、観光地の名称を英語で覚えるだけでなく、その場所の歴史や文化的な特徴を理解し、適切な言葉で伝えるための学習が役立ちます。

観光英語検定では、英単語を単独で暗記するよりも、実際の旅行場面と結びつけて覚えることが効果的です。 ホテルの予約から空港での手続き、観光地の訪問まで、旅行の流れを意識して学習すると、語彙や会話表現を整理しやすくなります。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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