正式名称は「旅程管理主任者」で、旅行会社が企画する旅行やツアーに同乗して、旅行計画に従って旅行者が安全に快適に楽しめるように、交通機関や施設との調整を行い、旅程を調整する業務を行うために必要になる公的資格になります。
試験区分は、旅行業務取扱管理者と同様に「国内」と「総合」に分かれており、国内では国内のみ添乗可能なのに対して総合では海外も添乗することができます。
受験資格はなくいくつかの研修を受講することで取得することができますので、18歳以上であれば誰でも取得することができます。
スポンサーリンク
ツアーコンダクター試験の基本情報
資格種別 | 公的資格 |
ジャンル | サービス・販売 |
資格区分 | 国内、総合 |
受験資格 | 18歳以上で、日本添乗サービス協会会員の添乗員派遣会社に登録していること |
試験日程 | ほぼ毎月実施 |
試験場所 | 札幌、仙台、東京、静岡、名古屋、大阪、広島、岡山、福岡、鹿児島、沖縄 |
受験料 | 10,200円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 一般社団法人 日本添乗サービス協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
スポンサーリンク
ツアーコンダクター試験の受講内容
【国内旅程管理研修(2日間)】
法令約款
国内添乗実務
【総合旅程管理研修(3日間)】
法令約款
国内添乗実務
海外添乗実務&添乗英語
次のいずれかを経験
- 実際のツアーに補助添乗員として同行
- 手配旅行に添乗員として同行
- 登録会社の研修ツアーに参加して研修
- 協会主催の研修ツアーに参加して研修
【実務経験の回数】
次のいずれかを経験。
- 旅程管理研修修了日の前後1年以内に1回以上
- 旅程管理研修修了日から3年以内に2回以上
ツアーコンダクター試験の難易度
研修を受講すればほぼ100%合格できる
ツアーコンダクターを活かせる仕事
ツアーコンダクターの資格を取得すると、パッケージツアーや団体旅行などを販売している旅行会社への就職に有利となります。
企業を定年退職された方々や、年配の女性グループ、年配のご夫婦などには、個人旅行よりもパッケージツアーが人気です。
昨今のパッケージツアーは、個人では入れない施設やイベント、かなりお得な値段設定のもの、などがたくさんあります。お得なパッケージツアーとしてメディアでも多々取り上げられることがありますので、パッケージツアーの人気は高まっています。
パッケージツアーは、大手旅行会社でも主力商品として販売されていますので、ツアーコンダクターとしての需要は期待できます。
旅行会社に就職をするだけでなく、ツアーコンダクター専門の派遣会社に登録をし、フリーランスとして働くときにも、この資格が役立ちます。フリーランスのツアーコンダクターは、定年もありませんし、休みを自分で決められるなど、自由度が高いことが魅力です。
その他、ツアーコンダクターとして添乗するのではなく、ツアーの発案や組み立てなど、企画をする仕事にも活かすことができます。