安全衛生技術試験協会が実施している国家資格で、建築物に取り付けられてるの空調設備や、給湯に使われるボイラーの取り扱いに関しての知識を問う試験になります。
取り扱うボイラーの大きさによって「特級」「1級」「2級」に分かれています。
特級を取得すれば、全てのボイラー取扱作業主任者の業務を行うことができます。
ボイラー技士試験取得者のほとんどが2級受講者で、2級しか持っていなくても実務で十分活用することができます。
労働安全衛生法の基づき、ボイラー技士の仕事をするには、必ず資格を取得して免許を交付してもらわなければいけません。
そういった背景もあり、多くの技術者が取得している資格の一つになります。
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ボイラー技士試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(業務独占資格) |
ジャンル | 保安・技術 |
資格区分 | 特級、1級、2級 |
受験資格 | 下記参照 |
試験日程 | 開催場所により異なる(年1回実施) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | 科目免除あり |
試験場所 | 北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州の安全衛生技術センター |
受験料 | 6,800円(全区分共通) |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 |
【総合評価】(2級)
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
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ボイラー技士試験の受験資格
1級を取得し、5年以上の取り扱い経験、もしくは3年以上のボイラー取扱作業主任者の経験など
ボイラー技士試験の試験内容
出題形式
筆記試験(択一式、記述式)
出題範囲
ボイラーの構造に関する知識(6問)、ボイラーの取扱いに関する知識(6問)、燃料及び燃焼に関する知識(6問)、関係法令(6問)
合格点
科目ごとの得点が40%以上で、尚且合計点が60%以上
ボイラー技士試験の受験者数・合格率
2016年
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
特級 | 580人 | 19.0% |
1級 | 5,911人 | 60.7% |
2級 | 27,211人 | 58.5% |
2015年
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
特級 | 574人 | 23.9% |
1級 | 6,094人 | 58.0% |
2級 | 28,060人 | 60.4% |
ボイラー技士試験の難易度
2級に関しては、それほど難しくありません。
ボイラー技士試験の勉強法
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ボイラー技士試験の通信講座
2級であれば独学でも十分取得可能ですが、通信講座を受講するのも一つの手です。
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資格を活かせる仕事
工場、ホテル、病院や温泉、ビル管理(設備)会社、銭湯施設などで活躍することができます。危険物(乙4種以上)や電気工事士も一緒に取得することにより、活躍の場は更に広がるでしょう。