原子炉主任技術者試験とは
原子力規制委員会が実施している国家資格で、原子炉の運転に関する保安や管理をする技術者になる為の知識を問う試験になります。
原子炉の設置事業者では、原子炉主任技術者の設置が義務付けられており、有資格の中から選出されます。
試験は、筆記試験と口答試験で構成されており、一次試験に合格することで二次試験に進むことができます。
尚、一次試験の受験資格はありませんが、二次試験は実務経験など、所定の条件を満たす必要がありますので、注意して下さい。
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目次
原子炉主任技術者試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(必置資格) |
ジャンル | 保安・技術 |
資格区分 | なし |
受験資格 | 【一次試験】なし 【二次試験】一次試験合格者で尚且、原子炉の運転に関する業務に6か月以上従事、もしくは指定された講習課程を修了 |
試験日程 | 年1回実施 |
試験方法 | 【一次試験】筆記試験(択一式) 【二次試験】口答試験 |
免除科目 | – |
試験場所 | 東京 |
受験料 | 52,100円 |
登録・更新 | – |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 原子力規制委員会原子力規制庁総務課 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
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原子炉主任技術者試験の試験日
【試験日】
<一次試験>3月
<二次試験>8月
【申込期間】
<一次試験>1月上旬~中旬
<二次試験>6月中旬~7月上旬
【合格発表】
<一次試験>5月中旬
<二次試験>8月中旬
原子炉主任技術者試験の試験内容
出題範囲
- 原子炉理論
- 原子炉の設計
- 原子炉の運転制御
- 原子炉燃料及び原子炉材料
- 放射線測定及び放射線障害の防止
- 原子炉に関する法令
合格点
各科目100点満点中、全科目の平均が60点以上であり、科目毎の得点が60点未満が2科目まで、50点未満が1科目までで、かつ40点未満がない
原子炉主任技術者試験の受験者数・合格率
一次試験
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2016年 | 222人 | 8.5% |
原子炉主任技術者試験の難易度
難しい試験です。
資格を活かせる仕事
この資格を取って原子炉設置場所で働くには、当然ながら非常な専門的知識と、責任の重さが伴います。
原子炉主任技術者は原子炉の運転に関して保安の監督を行う責任者です。原子炉では絶対に安全性が保たれなくてはなりません。その為絶えず原子炉の一番近くで勤務する事になります。又、原子炉の運転に従事する者は、原子炉主任技術者の保安の為の指示には従わなければならない決まりとなっています。
就職先としては、原子力発電を行っている電力会社が一般的です。就職後に実務経験を積んだ後に原子炉主任技術者の試験を受ける事になります。原子炉を設置する会社は、原子炉主任技術者を置かなければならない法律上の規定があるので、会社としても育成には力を注いでいます。
受験者の口コミ評判
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5.0 コジマ 20代会社員
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