日本印刷技術協会が実施している民間資格で、印刷物業界では欠かすことのできないDTP(デスクトップ プリプレス (Desktop prepress) )に関する知識を問う試験です。
受験者の多くは、印刷物業界の仕事に従事しています。
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DTPエキスパート試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | クリエイター・デザイン |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 3月中旬、8月中旬(年2回) |
試験方法 | 筆記試験、課題試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 東京・大阪・名古屋・福岡・仙台(8月のみ)・札幌(8月のみ) |
受験料 | 【DTPエキスパート・マイスター】21,000円 【DTPエキスパート】15,000円 |
登録・更新 | 2年毎に更新の必要あり。 2年間で新たに追加された項目について出題されます。なお、課題試験はありません。在宅試験になりますので、お好きな時間で受験できるほか、参考書などを見ながら回答できるので、よっぽどのことが無い限り落ちることは無いでしょう。更新受験料は7,150円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益社団法人 日本印刷技術協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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DTPエキスパート試験の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年3月15日(日) | 1月7日~2月13日 | 試験の約2か月後 |
DTPエキスパート試験の試験内容
出題形式
【筆記試験】多肢選択形式
【課題試験】出期限内に作品と制作指示書を提出
出題範囲
試験範囲はカリキュラムに準じます。
合格点
【筆記試験】問題を5つのカテゴリに分けて採点し、全てのカテゴリが正解率80%以上
【課題試験】作品と制作指示書を総合的に評価します。100点を満点とし、80点を合否のボーダーライン
DTPエキスパート試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2016年 | 702人 | 45.2% |
2015年 | 752人 | 39.1% |
2014年 | 820人 | 43.3% |
DTPエキスパート試験の難易度
学科試験ではDTPに関する基本的な知識や法令についてだけでなく、色彩や印刷技術、情報システムなどの幅広い知識を問われます。
実技試験では、実際に約4週間かけて制作指示書と印刷用データである作品を制作し、指定された方法で提出しなければなりません。
かなり専門的な知識を求められる内容となっており、未経験者にとっては難易度が高い試験と言えます。
しかし、合格率は50%程度ありますので、きちんと知識が身についていれば未経験者でも合格が目指せます。
一方で、受験料が約2万円必要になることや、資格認定期間が2年間のみで、更新試験が定期的に行われると言う点は、資格に対する難易度を上げている要素でもあります。
- 印刷会社で働いているのでそれほど難しいとは思いませんでした。ある程度DTPに関する知識をお持ちの方は、参考書での独学で十分合格することができます。
- 実技はやっぱり難しかった・・・。
DTPエキスパート試験の勉強法
勉強法としては、当協会が発行している「DTPエキスパートカリキュラム」を参考に、自分のレベルに合った勉強法を見るけることが大事です。
これからDTPの勉強を始められる方は、スクールや通信講座を利用した方が無難です。
資格を活かせる仕事
印刷業界で活躍することが可能です。
印刷業界の収入
印刷業界の平均年収は500万円程度と高水準です
会社によっては資格手当の対象になるので、更なる収入アップを見込むことができます。