デザインや印刷などのDTP業界にて最も利用されている、画像編集ソフトのAdobe製品「イラストレータークリエイター(Illustrator)」に関する知識とグラフィックコンテンツの制作能力を問う試験です。
ドキュメントデザイン技術に関する知識を有し、Illustratorを駆使して、提示されたテーマ・素材から、仕様に従ってコンテンツを制作する能力を認定します。
認定基準は、指示道理に作業を行うことを目的とする「スタンダード」と、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる「エキスパート」に分かれています。
これまでに、延べ8万人が受験しており、WEBクリエーターを中心に人気のある資格と言えるでしょう。
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イラストレータークリエイター能力認定試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | クリエイター・デザイン |
資格区分 | エキスパート、スタンダード |
受験資格 | なし |
試験日程 | 各試験会場によって異なる |
試験方法 | 知識、実技、実践 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国主要都市 |
受験料 | 【エキスパート】8,600円 【スタンダード】7,600円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 株式会社サーティファイ |
【総合評価】(スタンダード)
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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イラストレータークリエイター能力認定試験の試験内容
出題範囲
- 知識:Adobe Illustrator®およびDTP、Web デザインに関する知識
- 実技:Adobe Illustrator®の操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
- 実践:Adobe Illustrator®の操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
合格点
【エキスパート】
知識問題・実技問題の得点率65% 以上で、かつ実践問題の得点率70% 以上
【スタンダード】
実技問題の得点率65% 以上で、かつ実践問題の得点率70% 以上
イラストレータークリエイター能力認定試験の受験者数・合格率
- 累計受験者数は80,369名(2019年3月31日)
- 合格率は70.4%(2018年度平均合格率)
イラストレータークリエイター能力認定試験の難易度
スタンダードとエキスパートの2種類に分けられており、難易度はスタンダードの方が低めです。
共に実技問題と実践問題に分かれて出題され、その合格点は、実技問題の得点率65%以上、実践問題の得点率70%以上で合格となります。
PC教室や通信講座でも勉強できるため、しっかりとイラストレーターの理解をすることができれば一発合格も可能です。
どちらも合格率は65%程度を推移しており、それほど難易度は高くない資格でもあります。
また、合格するためには実際に手を動かし、素早くデザインする技術も求められます。
- イラストレーターとしての実務経験があったので簡単でした。学生でもスタンダードであれば2週間ぐらい勉強すれば合格できるレベルです。
- スタンダードを受験しましたが難しいとは思いませんでした。Illustratorの操作経験があれば特に対策を立てなくでも大丈夫だと思います。
イラストレータークリエイター能力認定試験の勉強法
イラストレータークリエイター能力認定試験の資格講座
資格を活かせる仕事
この資格を持っていると、イラストレーターとしてイラストを制作し、提供する仕事に就くときに役に立ちます。
イラスト制作というと、ポスターや、商品のパッケージ、雑誌などの挿絵イラストや、Webサイトなどのイラストなどが一般的です。
つまり、出版社や広告代理店、印刷業など、制作会社やプロダクションのデザイナーとして働くことに活かせます。
企業に所属して働く以外にも、フリーランスとして働くときにも、この資格が役に立ちます。資格を持っていれば、クライアントからの信頼感も高まるのが理由です。
これらの一般的なイラスト以外にも、工業製品などのマニュアルに掲載されているイラストや、医療関係の書籍などに掲載されているイラストなどを描く仕事にも、この資格を活かせます。
これらのイラストを描く仕事であれば、工業製品を扱っているメーカーや、薬や医療機器を取り扱っている医療関係の仕事にも、この資格が活かせます。
オンライン時代の昨今、ゲームのキャラクターやアバターなどのイラストを描ける人材も需要があります。
この場合は、ゲーム会社やネット事業を行っている企業などの就職に、この資格が役立ちます。