イラストレータークリエイター能力認定試験 – 難易度・合格率・試験日など

Adobe Illustratorを使ったグラフィック制作の知識と操作スキルを評価する民間資格です。ロゴ、イラスト、印刷物、Web用素材などを制作する際に必要な基本操作、図形作成、文字編集、配色、レイアウト、データ作成などの実践的な能力が問われます。

資格区分は、エキスパートとスタンダードに分かれています。エキスパートは、Illustratorの機能をより深く理解し、目的に応じたコンテンツ制作ができる人向けの上位区分です。スタンダードは、基本操作を理解し、指示に沿って制作物を作成できる力を確認する区分です。

デザイン会社、印刷会社、広告制作、Web制作、DTP、ECサイト運営、企業の広報・販促部門などで活かしやすい資格です。独占業務がある資格ではありませんが、Illustratorの操作スキルを客観的に示せるため、デザイン制作の基礎力を証明したい人に向いた資格といえます。

目次

イラストレータークリエイター能力認定試験の基本情報

資格種別民間資格
ジャンルクリエイター・デザイン
資格区分エキスパート、スタンダード
受験資格なし
試験日程個人受験は随時試験または公開試験、公開試験は年2回の実施案内あり、団体受験は実施会場ごとに異なる
試験方法実技試験を中心としたCBT系の試験、公開試験はリモートWebテスト、随時試験は認定会場で受験
免除科目なし
試験場所公開試験は在宅または在社受験、随時試験は全国の認定会場、団体受験は所属団体施設など
受験料スタンダード 8,100円、エキスパート 9,100円
登録・更新なし
問い合わせ株式会社サーティファイ
関連資格フォトショップクリエイター能力認定試験
トレース技能検定
画像処理エンジニア検定
WEBデザイナー検定

イラストレータークリエイター能力認定試験の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
スタンダード:7月5日4月21日~6月21日7月29日
エキスパート:7月5日4月21日~6月21日7月29日

イラストレータークリエイター能力認定試験の試験内容

Illustrator®クリエイター能力認定試験は、Adobe Illustrator®を使ったグラフィックコンテンツ制作能力を測る試験です。区分はスタンダードとエキスパートの2つで、どちらも学歴・年齢の制限はありません。

出題範囲

スタンダードは、Illustrator®の基本操作を使って、指示どおりにDTPファイルやWebデザインパーツを作成する力が中心です。エキスパートは、それに加えて、DTPやWebデザインに関する知識を踏まえ、目的に応じた機能選択や表現ができるかも問われます。

試験科目と出題数

スタンダードは第1部の実技と第2部の実践で構成され、第1部は40分、第2部は90分です。第1部はテーマ別の大問が7〜9問程度、第2部は1テーマの作品制作です。

エキスパートは第1部の知識・実技と第2部の実践で構成され、第1部は知識と実技を合わせて50分、第2部は90分です。第1部の知識・実技はそれぞれテーマ別の大問が4〜6問程度、第2部は1テーマの作品制作です。

合格基準

エキスパートは、知識問題と実技問題の得点率が65%以上で、さらに実践問題の得点率が70%以上必要です。スタンダードは、実技問題の得点率が65%以上で、さらに実践問題の得点率が70%以上必要です。

イラストレータークリエイター能力認定試験の受験者数・合格率

  • 累計受験者数114,713名(2024年3月31日)
  • 合格率は72.0%(2024年度平均合格率)

イラストレータークリエイター能力認定試験の難易度

Illustrator®の基本操作に触れたことがある人なら取り組みやすい試験です。公式では、提示されたテーマ・素材を、仕様に従ってIllustratorで制作できるかを認定する内容になっており、知識だけでなく実際に手を動かす力が重視されます。試験はスタンダードとエキスパートの2区分で、在宅・在社で受けるリモートWebテスト形式です。

つまずきやすいのは、機能名を知っているだけでは足りず、実際の制作手順まで整理しておく必要がある点です。公式教材には模擬問題が用意されており、本番に近い環境で対策できる構成になっていますが、これは逆にいえば、実務に近い操作精度が求められる試験だといえます。

スタンダードは基礎的な制作力を確認する内容で、デザインやDTP、Webの入門として使いやすい区分です。エキスパートは、クライアントのニーズに合わせて機能を選び、表現できることが求められるため、単なる操作練習より一段深い理解が必要になります。

Illustratorを日常的に使う人や、Web・DTP・デザイン業務に関わる人は取り組みやすく、未経験者はツール操作とレイアウト感覚の両方で少し負担を感じやすい試験です。

資格取得者に難易度を聞いてきた
  • イラストレーターとしての実務経験があったので簡単でした。学生でもスタンダードであれば2週間ぐらい勉強すれば合格できるレベルです。
  • スタンダードを受験しましたが難しいとは思いませんでした。Illustratorの操作経験があれば特に対策を立てなくでも大丈夫だと思います。

イラストレータークリエイター能力認定試験の勉強法

Illustratorの基本操作をしっかり身につけることが最優先です。まずは選択、文字入力、図形作成、ペンツール、塗りや線の設定など、頻出の基本機能を一通り使えるようにしておくと安心です。操作方法を覚えるだけでなく、実際に手を動かしながら、どの機能でどんな仕上がりになるのかを確認していくと理解しやすくなります。

そのうえで、サンプル課題や過去問題に近い練習を繰り返し、限られた時間の中で正確に仕上げる練習をしておくことが大切です。ショートカットやパネル操作にも慣れておくと、作業効率が上がります。知識問題だけでなく実技の流れも意識し、見本どおりに再現できるかを意識しながら練習すると、合格に近づきやすくなります。

資格を活かせる仕事

グラフィックデザイナー、DTPオペレーター、広告制作会社、印刷会社、Web制作会社、看板制作会社、パッケージデザイン、ECサイトの商品画像作成、企業の広報・販促部門などがあります。特に、ロゴやアイコン、チラシ、パンフレット、POP、バナーなどを作成する仕事では、資格で学んだIllustratorの操作スキルを活かしやすいでしょう。

Illustratorは、デザイン業界では使用頻度の高いソフトの一つです。図形や文字を組み合わせて見やすいデザインを作る力は、紙媒体だけでなく、WebバナーやSNS画像、店舗販促物などでも役立ちます。

一方で、Illustratorクリエイター能力認定試験だけで就職・転職が大きく有利になるとは言いにくいです。デザイン職では、資格名よりも実際に作った作品、ポートフォリオ、デザインセンス、PhotoshopやInDesignなど他のソフトのスキル、実務経験の方が重視されます。

この資格は、就職・転職の決め手というより、Illustratorの基本操作や制作スキルを身につけていることを示す補助的な資格です。デザインや広告、印刷、Web制作に関わりたい人は、資格取得に加えて、実際の制作物をポートフォリオとしてまとめておくことで、より仕事に活かしやすくなるでしょう。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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