速記技能検定 – 難易度・合格率・試験日など

目次

速記技能検定とは

話された言葉を速記符号などで素早く記録し、その内容を正確な文章に反訳する技能を評価する検定試験です。会議、講演、インタビュー、議会、裁判、記録作成など、発言内容を正確に残す場面で役立つ知識と技術が問われます。

資格区分は、1級、2級、3級、4級、5級、6級に分かれています。1級が最上位で、プロとして活用できる高度な速記・反訳能力が求められます。下位級は、速記を学び始めた人や基礎技能を確認したい人向けの区分です。

議会事務局、会議録作成、文字起こし、ライター、記録業務、報道・出版関連などで活かしやすい資格です。独占業務がある資格ではありませんが、聞き取った内容を正確に記録し、読みやすい文章にまとめる力を示せるため、記録作成や文章処理に関わる人に向いた検定といえます。

速記技能検定の基本情報

資格種別民間資格
ジャンルクリエイター・デザイン
資格区分1級、2級、3級、4級、5級、6級
受験資格なし
試験日程年4回。例年2月・5月・8月・11月ごろに実施
試験方法朗読された文章を速記し、指定時間内に反訳する形式で実施
免除科目なし
試験場所東京、大阪、その他の指定会場で実施。回によりIBT方式で実施される場合あり
受験料1級 6,000円、2級 5,000円、3級 4,000円、4級 3,000円、5級 2,500円、6級 2,000円
登録・更新なし
問い合わせ公益社団法人 日本速記協会
関連資格テープ起こし技術者資格
校正技能検定
レターライター
毛筆書写検定

速記技能検定の試験日

2026年度試験

試験日申込期間合格発表
5月31日4月1日~5月10日試験日から約1か月後
8月30日7月1日~8月10日試験日から約1か月後
11月下旬予定公式ページで確認試験日から約1か月後
2月下旬予定公式ページで確認試験日から約1か月後

速記技能検定の試験内容

朗読される文章を速記し、その内容を普通の日本語の文章に反訳する力を確認する検定です。日本速記協会が実施しており、入門者向けの6級から、プロとして活躍できる水準の1級まで6段階に分かれています。

出題範囲

試験では、朗読された文章を聞き取り、速記符号などで記録し、その後、反訳して読みやすい文章に仕上げる技能が問われます。単に速く書くだけでなく、聞き取りの正確さ、反訳時の誤字・脱字の少なさ、意味を正しく文章化する力が評価されます。

級が上がるほど朗読速度が速くなり、反訳する文章量も増えます。1級・2級は実務に近い高度な速記力、3級・4級は中級程度の速記力、5級・6級は基礎的な速記力を確認する内容です。

試験科目と出題数

試験は、朗読音声を聞いて速記し、その内容を反訳する形式で行われます。1級は分速320字、2級は分速280字、3級は分速240字、4級は分速180字、5級は分速120字、6級は分速80字程度の朗読速度が目安です。

1級・2級は10分間の朗読を速記し、反訳時間は130分です。3級から6級は5分間の朗読を速記し、反訳時間は級に応じて設定されます。問題数で分かれる試験ではなく、1つの朗読課題を正確に速記・反訳する実技型の検定です。

合格基準

採点では、誤字、脱字、余分な字、判読できない字、同音異字、誤訳、脱訳、未訳などが減点対象になります。送り仮名や漢字・仮名の表記ゆれなど、社会的に慣用のある表記は原則として失点になりません。

合格には、級ごとに定められた正確度を満たす必要があります。上位級ほど基準が厳しく、1級・2級では非常に高い正確さが求められます。速記した内容を速く書き取るだけでなく、反訳後の文章を正確に仕上げる力が重要です。

速記技能検定の受験者数・合格率

2023年度は4回実施され、合計で志願者198人、受検者192人、合格者57人、合格率29.7%でした。2022年度は志願者260人、受検者244人、合格者92人、合格率37.7%、2021年度は一部試験中止の影響があり、受検者76人、合格者21人、合格率27.6%でした。

速記技能検定の難易度

下位級であれば速記に興味がある人でも取り組みやすい一方、上位級ではかなり高い実技力が求められる検定です。知識を覚える試験というより、聞いた言葉を素早く記録し、それを正確な文章に戻す技能が問われます。

この検定では、朗読された文章を速記し、あとから普通の日本語の文章に反訳します。級が上がるほど朗読速度が速くなり、1級では分速320字の朗読を10分間速記し、130分以内に反訳する力が求められます。反訳の正確度も1級・2級では98%以上が基準とされており、スピードだけでなく正確さも重要です。

難しく感じやすいのは、聞き取り、記録、反訳のすべてを安定して行う必要がある点です。聞いた内容を速記符号で追い続ける集中力に加えて、あとから読み返して正確な文章に戻す力も必要になります。速く書けても反訳で誤りが多いと得点につながりにくく、逆に丁寧に書きすぎると朗読速度についていけなくなります。

手書きのメモや文字起こしに慣れている人でも、速記では専用の符号や省略の考え方に慣れる必要があります。文章を聞きながら瞬時に処理する力が求められるため、語彙力や日本語の理解力、集中力も影響しやすい検定です。

事務、議事録作成、会議録、文字起こし、ライター業務などに関心がある人は内容を理解しやすい一方、聞き取りながら書く作業に慣れていない人は、実技面で負担を感じやすいでしょう。特に上位級では、単に速く書く技術だけでなく、長時間正確に聞き取り続ける安定感が求められます。

速記技能検定の勉強法

話された内容を正確に聞き取り、決められた速記方式で素早く記録し、読み返せる形にまとめる力を身につけることが大切です。まずは、基本となる速記符号や略記のルールを覚え、短い文章から確実に書けるように練習すると学習しやすくなります。

この試験では、ただ速く書くだけでなく、聞き取った内容を落とさず、後から正しく反訳できることも重要です。そのため、最初からスピードだけを意識するのではなく、符号の形を安定させること、書いた内容を自分で正確に読み直せることを優先して練習すると効果的です。慣れてきたら、徐々に音声の速度を上げ、制限時間内で書き取る練習に移ると無理なく力を伸ばせます。

勉強を進める際は、毎日短時間でも継続して手を動かすことが大切です。速記は知識の暗記だけでは上達しにくく、反復練習によって手の動きと聞き取りの感覚を身につける必要があります。新聞記事やスピーチ文、ニュース原稿などを使って練習し、書き取った後は必ず反訳して、聞き漏らしや符号の乱れを確認すると実力が定着しやすくなります。

資格を活かせる仕事

速記・テープ起こしの専門会社で活躍することは可能です。

速記技能士は、講演やインタビュー等を特殊な速記専用の符号で即座に書き留め、それを後に反訳して日本語として記録に残すのが仕事です。

就職先は速記専門会社となります。又、そこから派遣されて、自治体や官庁のミーティングや、一般企業、マスコミ等から依頼され、会話や会議内容を速記文字で書き留めます。会話を正確に記録し、原稿に起こして提出するまでが速記技能士の仕事です。

現在ではICレコーダーの普及に依り、速記の将来性が疑問視されていますが、ICレコーダーの使用が認められていない場合も多いので、まだまだ速記技能士は必要な存在です。

又、会社等で電話の用件を聞き書きする時も速記の能力を持っていると、間違える事無く相手の一言も漏らさずに記録出来るので便利です。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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