高圧ガス保安協会が実施している国家試験になり、実務経験や学歴などの縛りがなく、誰でも受験することができます。
液石法と呼ばれてる法律において、危険な作業が伴うLPガス供給設備などの液化石油ガス設備工事を行う際は、液化石油ガス整備士でなければ業務を行うことができません。
液化石油ガス整備士の資格を取得するには、国家資格に合格する他、液化石油ガス設備士講習を受講して筆記試験に合格することでも取得することができますので、勉強に自身の無い人は、講習を受講した方がてっとり早いです。
筆記試験を合格しなければ技能試験に進むことができません。
業務独占資格になりますので、資格を取得しなければ液化石油ガス整備士としての業務を行うことができません。
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液化石油ガス整備士試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(業務独占資格) |
ジャンル | 保安・技術 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 11月~12月(年1回実施) |
試験方法 | 筆記試験、技能試験 |
免除科目 | 筆記試験に合格してその後に技能試験が不合格だった場合は、次回試験で筆記試験は免除される |
試験場所 | 各都道府県 |
受験料 | 20,700円 |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 高圧ガス保安協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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液化石油ガス整備士試験の試験内容
出題形式
筆記試験(択一式)、技能試験
出題範囲
- 法令
-
供給設備及び消費設備の保安に関する法令及び関係法令
- 配管理論等
-
液化石油ガスに関する基礎知識、液化石油ガス設備工事に必要な機械、器具又は材料に関する知識、配管理論、配管設計及び燃焼理論、液化石油ガス設備工事の施工方法、供給設備及び消費設備の検査の方法
合格点
【筆記試験】満点の60%ほど
【技能試験】満点の60%ほど
液化石油ガス設備士講習
講習の種類
- 第一講習(実務未経験が対象)
- 第二講習(LPガス設備工事の経験1年以上の人が対象)
- 第三講習(建築配管技能士等の関連資格保有者等が対象)
講習期間
3日間(講義は19時間 実習は2時間)
※第三講習は実習なし
講習料金(第一、第二、第三共通)
- 筆記試験:13,400円
- 技能試験:16,200円
液化石油ガス整備士試験の受験者数・合格率
合格率は筆記試験で40%程、技能試験で70%程
液化石油ガス整備士試験の難易度
液化石油ガス設備士はLPガスの配管工事を行うのに必須の資格です。
試験範囲としては、液化石油ガスに関しての基礎知識を始め、設備工事に必要な機械、器具又は材料の知識、配管理論、設計といったものが筆記試験であり、講習も行われているので、講習と過去問の復習でまず合格点には達すると思います。
ただ、この試験は実技試験があり、ねじ切り旋盤と工具を使って配管をくみ上げていきます。
実技対策は、ひたすら練習するしかないのですが、私の場合は業務の合間に練習する時間を作っていました。
配管設備関連の業界で練習環境がないと練習は難しいかもしれません。
実技の関係で、難易度は少し高めのような気がします。
資格を活かせる仕事
ガス関連企業で活躍することができ、業務としては、LPガスの家庭用・業務用消費者の配管工事をメインに行います。また、業務を行う際は、液化石油ガス設備士の免状を常に携帯しておかなければいけません。
また、液化石油ガス整備士に限らず、ガスに関する現場作業をする際には、常に危険と隣り合わせになりますので、資格手当が支給される企業もあります。ガス関連企業の平均年収が約650万円というデータがありますので、それに近い収入を得ることができます。