発破技士試験の難易度・合格率・試験日など

目次

発破技士試験とは

発破作業で火薬類を取り扱い、岩石やコンクリートなどを爆破する作業に必要な国家資格です。採石場、鉱山、トンネル工事、ダム工事、土木工事などで行われる発破作業では、火薬類の知識だけでなく、装てん、結線、点火、安全確認、退避、事故防止に関する正確な判断が求められます。

試験は公益財団法人安全衛生技術試験協会が実施する労働安全衛生法に基づく免許試験の一つで、作業主任者・発破技士・潜水士試験の区分に含まれています。試験では、火薬類の知識、発破方法、電気発破、関係法令など、発破作業を安全に行うための内容が問われます。

発破を伴う現場で必要とされる専門資格のため、建設会社、採石業、鉱山、土木工事会社、解体工事関連などで活かせます。日常的に求人が多い資格ではありませんが、発破作業を行う現場では法令上必要になるため、該当業務に携わる人にとっては実務性の高い資格です。

発破技士試験の基本情報

資格種別国家資格(業務独占資格)
ジャンル保安・技術
資格区分なし
受験資格試験の受験自体に年齢・学歴などの制限はありません。ただし、免許申請時には発破作業に関する実務経験、または発破実技講習の修了などが必要
試験日程年複数回。各安全衛生技術センターごとに実施日が異なります
試験方法筆記試験。五肢択一式で実施
免除科目火薬類取扱保安責任者免状の所有者などは、一部科目が免除される場合があります
試験場所各地区の安全衛生技術センター、または出張特別試験会場
受験料8,800円
登録・更新試験合格後、免許申請を行い、発破技士免許の交付を受けることで資格者となります
問い合わせ公益財団法人 安全衛生技術試験協会 
関連資格労働安全コンサルタント
労働衛生コンサルタント
非破壊試験技術者

発破技士試験の試験内容

発破技士試験は、火薬類を用いた発破作業に必要な知識を問う国家試験です。せん孔、装てん、結線、点火、発破後の処理など、発破作業に関わる安全管理と火薬類の取扱いについて出題されます。

出題範囲

出題範囲は、発破の方法、火薬類の知識、火薬類の取扱いの3分野です。発破の方法では、発破作業の手順や安全な作業方法、点火・結線・退避・後処理などが問われます。火薬類の知識では、火薬や爆薬、雷管などの性質を扱い、火薬類の取扱いでは、運搬、装てん、保管、使用時の注意点などが出題対象になります。

試験科目と出題数

試験は学科試験のみで、試験時間は2時間です。発破の方法から10問、火薬類の知識から5問、火薬類の取扱いから5問が出題され、合計20問で構成されています。導火線発破技士または電気発破技士の免許を持っている場合は、火薬類の知識と火薬類の取扱いが免除されることがあります。

合格基準

合格には、各科目で40%以上、かつ全体で60%以上の得点が必要です。科目ごとの基準もあるため、合計点だけでなく、発破の方法、火薬類の知識、火薬類の取扱いの各分野で一定以上得点する必要があります。

発破技士試験の受験者数・合格率

年度受験者数合格者数合格率
2024年度423人260人61.5%
2023年度447人250人55.9%
2022年度480人289人60.2%
2021年度468人318人67.9%
2020年度336人225人67.0%

発破技士試験の難易度

発破技士試験は、火薬類や発破作業に関わった経験がある人であれば理解しやすい一方、未経験者には専門性を感じやすい試験です。難関資格というほどではありませんが、火薬類を扱う危険作業に関する資格のため、法令・火薬類の性質・発破作業の安全管理を正確に押さえる必要があります。

特に重要になるのは、発破作業で起こり得る事故を防ぐための知識です。火薬類の取扱い、装てん、点火、退避、合図、不発時の処理、飛石や爆風への対策など、作業手順を誤ると重大事故につながる内容が多く含まれます。

また、火薬類の性質や発破方法に関する理解も必要です。爆薬、雷管、導火線、電気発破、発破器などの役割を整理し、現場でどのように使われるのかをイメージできないと、用語だけの暗記になりやすいでしょう。

法令分野では、労働安全衛生法や火薬類取締法に関係する内容も出てきます。発破作業を安全に行うための作業基準、作業者の配置、保安距離、点検、合図、立入禁止措置など、現場管理に直結する知識を理解しておくことが大切です。

建設工事、トンネル工事、採石、砕石、鉱山、解体工事などで発破作業に関わる人は、実務と結びつけながら学習しやすい資格です。一方で、火薬類や発破作業に触れた経験が少ない人は、道具の名称、作業の流れ、安全措置を具体的に理解する部分で負担を感じやすいでしょう。

発破技士試験の勉強法

発破技士試験は、火薬類を使った発破作業に必要な知識、安全管理、関係法令などが問われる試験です。まずはテキストや問題集を使い、火薬類の性質、発破方法、点火・結線、保安管理、火薬類取締法などの全体像を整理しましょう。

勉強では、火薬、爆薬、雷管、導火線、電気雷管、発破器などの種類や特徴を押さえることが大切です。単に名称を覚えるだけでなく、どのような作業で使われ、どのような危険があるのかを結びつけて理解すると覚えやすくなります。

特に重要なのは、発破作業中の災害防止です。装てん、結線、退避、警戒、点火、不発時の処置、飛石防止、周囲への合図などは、実務でも試験でも中心になる分野なので、作業の流れに沿って整理しておきましょう。

関係法令では、火薬類取締法や労働安全衛生法に関する内容が問われます。火薬類の取扱い、貯蔵、運搬、消費、発破作業時の安全措置などは数字や条件が多いため、問題集を使って繰り返し確認することが大切です。

発破技士試験は、現場経験がある方でも火薬類の性質や法令を試験向けに整理する必要があります。基本的には、テキストで基礎を確認し、過去問や問題集を繰り返し解き、火薬類の性質・発破作業の手順・不発時対応・関係法令を重点的に復習する勉強法がおすすめです。

発破技士試験のお勧めテキスト

発破技士 過去問題・解答解説集 2025年10月版

発破技士試験の直近10回分の公表問題を収録した問題集です。火薬類の知識、発破方法、電気発破、関係法令などを本試験形式で確認できます。過去問演習を中心に対策したい人の仕上げ教材として使いやすいです。

発破技士 資格試験教本

発破技士試験の基礎知識を整理したい人向けの試験対策教材です。発破作業、火薬類の性質、発破器具、保安管理、関係法令などを学ぶ際に役立ちます。過去問に入る前のインプット教材として活用しやすい一冊です。

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資格を活かせる仕事

発破技士とは、建設現場や採石現場等において、ショベルカー等の機械では崩せない固い岩盤や稀には建造物をダイナマイト等の火薬を使用して破壊するのが仕事です。具体的には発破をする際の火薬の装填、点火、処理等を行います。

トンネル工事や採掘現場において、ダイナマイトなどの火薬を使って岩などの障害を爆発させたり、建物の解体を行ったりする仕事がメインになります。

海外ではよく建造物を崩す映像を見ますが、日本は地震が多いので建築基準法が厳しい為、ダイナマイトでもビル等が壊れない事が多いのです。

ダムを造る時や、採石場では時にダイナマイト等火薬を使って岩盤を崩す事があります。発破技士は火薬の専門的な知識や能力を活かして、発破の作業が安全に行えるように火薬の種類や量を調整します。ダイナマイトを使うだけに、怪我人を出したりする事が無い様に最大限の配慮が必要となります。

その専門性から、発破技士には手当てが付く事が多いです。

資格を広めてくれると嬉しいです!
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