労働衛生コンサルタント試験とは
事業所における衛生水準が仕事をするうえでふさわしい状態なのかどうかを判断する資格で、事業所の依頼を受けて診断やアドバイスを行う国家資格となります。
昭和47年に労働安全衛生法に基づいて誕生したコンサルタント業務でよりよい職場環境に整えていくため、職場環境による問題をおこさないためには必須となります。
事業所に資格を持っている人がいれば良いですが、いない場合は外部委託する事になります。資格を持っていると転職でも有利になるでしょう。
試験は筆記試験と口述試験があります。労働衛生一般に関する問題、労働衛生関連法に関する問題は択一式になっていて、健康管理や労働衛生工学については記述式となります。
労働者の安全を守るための資格ですので、ご自身の職場環境を知るためにも受験資格があれば取得しておくと良いでしょう。
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目次
労働衛生コンサルタント試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(名称独占資格) |
ジャンル | 保安・技術 |
資格区分 | なし |
受験資格 | 衛生に関する実務経験などが必要 |
試験日程 | 年1回実施 【筆記試験】10月中旬 【口述試験】1月中旬(大阪)、1月下旬~2月上旬(東京) |
試験方法 | 筆記試験、口述試験 |
免除科目 | あり |
試験場所 | 【筆記試験】北海道、宮城、東京、愛知、兵庫、広島、福岡 【口述試験】東京、大阪 |
受験料 | 24,700円 |
登録・更新 | 登録手数料:20,000円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
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労働衛生コンサルタント試験の試験日
2019年度試験
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
筆記試験 2019年10月29日 口述試験 大阪:2020年1月15日~1月16日 東京:2020年1月28日~1月30日 | 筆記試験 7月8日~8月7日 口述試験 11月1日~11月15日 | 筆記試験 12月19日 口述試験 3月下旬 |
労働衛生コンサルタント試験の試験内容
出題形式
筆記試験(択一式、記述式)、口述試験
出題範囲
筆記試験 | 労働衛生一般、労働衛生関係法令 |
---|---|
口述試験 | 健康管理と労働衛生工学のいずれか |
合格点
【筆記試験】総点数のおおむね60%以上で、尚且1科目40%以上の正解率
【口述試験】4段階評価の上位2ランク
労働衛生コンサルタント試験の受験者数・合格率
筆記試験
実施時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 358人 | 27.3% |
2017年 | 325人 | 35.1% |
2016年 | 328人 | 32.9% |
2015年 | 309人 | 27.2% |
口述試験
実施時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 388人 | 42.8% |
2017年 | 386人 | 49.7% |
2016年 | 386人 | 48.2% |
2015年 | 292人 | 45.5% |
労働衛生コンサルタント試験の難易度
試験対策を立てればそれほど難しい試験ではありません。