日本医療事務協会が主催し認定している民間の資格です。
学ぶ内容は、基礎診療料・投薬・注射・検査・医療保障制度・受付・会計・請求・保険点数・処置・リハビリテーション・医学管理・在宅医療・画像診断・手術・麻酔・請求事務関連など多岐にわたります。
試験は会場だけでなく自宅で行うことも可能です。(2回目以降)
試験中は全ての教材の持ち込みが可能となっています。丸暗記をする必要がないので、試験にむけてしっかりと学習すれば合格へと導かれます。
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医療事務検定の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 医療・心理 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし ※事前に課題の提出が必要 |
試験日程 | 毎月第4日曜日(年12回) |
試験方法 | 学科試験 |
免除科目 | なし |
試験場所 | 全国各地(再試の場合は自宅受験可能) |
受験料 | 7,000円(税別) |
登録・更新 | なし |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 日本医療事務協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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医療事務検定の試験内容
出題形式
学科試験(正誤[20問]・記述[5問])、実技試験(会計欄[2問])
出題範囲
医療保険制度の概要、高齢者医療制度、公費負担医療制度(生活保護)、保険医療機関の受付事務と請求事務、保険診療に関連する法規、診療報酬点数表〔医科〕より、点数算定の基礎について
合格点
非公開
医療事務検定の受験者数・合格率
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2017年 | 5,625人 | 87.8% |
2016年 | 6,414人 | 88.1% |
2015年 | 7,479人 | 87.1% |
2014年 | 4,104人 | 87.4% |
教材の持ち込み可能なことから9割近くの方が合格しています。
医療事務検定の難易度
日本医療事務協会主催の試験は、対象となる講座の内容が身についているかを問うもので、受験生をふるいにかけるものではありません。
こちらは日本医療事務協会のHPから引用した文言ですが、落とすための試験ではありません。
教材を持ち込めるので丸暗記する必要もありませんので、難易度としてはかなり低いです。
医療事務検定の勉強法
試験実施団体である日本医療事務協会が発行している「医療事務ハンドブック
他にも日本医療事務協会のHPで教材テキストの販売をしているので確認して下さい。
日本医療事務協会が実施している「医療事務講座 通学コース」と「医療事務講座 通信コース」では試験に特化した効率的な勉強により最短1ヵ月で資格を取得することが可能です。受講料も通信であれば34,000円なので非常にリーズナブルです。
資格を活かせる仕事
この資格を取得していれば、病院やクリニックなどの医療施設にて、医療事務員として働く際に有利となります。
その他、健診センターや医療関連の団体や、調剤薬局などでもこの資格は活かせます。高齢化社会が進んでいますので、病院を受診する患者さんもたくさん増えていますので、医療事務員の仕事は今後とも需要が高まっていきます。
また、医療事務員の時給は、比較的高く設定されていることも魅力の一つです。飲食店などのパートの時給が1000円未満のエリアでも、医療事務のパートは時給1200円~1500円と、時給が高く設定されています。
この資格は、一度取得すれば更新する必要もなく、全国どこの医療関係でも活かすことができます。ですから、この資格を取得しておけば、結婚や出産後、再就職をする際にも役に立ちます。
資格を取得して、現場を長く離れていたとしても、現在、ほとんどの医療施設はパソコン処理をしていますので、それほど心配をする必要はありません。医療事務の仕事は、正確で素早い対応が必要となります。
それだけではなく、医療機関に来院した患者さんの対応なども行いますし、医療に従事するスタッフとも関わることが多い仕事です。コミュニケーション能力も重要となります。