助産師とは、妊娠や出産に関する看護業務のスペシャリストで、妊婦の出産に立ち会って医師の補助をする他、妊産婦の相談役や指導、出産後の育児相談などを業務として行います。
ちなみに、助産師の資格は女性しか取得することができませんので、男性の助産師は存在しません。アメリカやオーストラリアでは男性の助産師も存在するんですがね。
助産師になるには、看護師の免許を取得もしくは受験する資格があって、尚且つ、助産師養成系学校を卒業しなければいけません。
合格率は、90%以上を推移しており、学校でしっかり勉強すれば合格できるレベルです。但し、助産師養成学校に入学するにはかなりの狭き門になりますので、助産師になるためには、相当の覚悟が必要になります。
助産師の試験に合格しても、看護師の試験に落ちてしまった場合は、助産師の免許を交付してもらうことは出来ませんので注意して下さい。
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助産師試験の基本情報
資格種別 | 国家資格(業務独占資格) |
ジャンル | 医療・心理 |
資格区分 | なし |
受験資格 | ・文部科学大臣指定の学校で1年以上助産学科で勉強 ・厚生労働大臣指定の助産師育成所を卒業 ・外国の助産師学校を卒業、もしくは外国で助産師の免許を取得している ※看護師免許は必須 |
試験日程 | 2月下旬(年1回) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | – |
試験場所 | 北海道、青森県、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県 |
受験料 | 5,400円 |
登録・更新 | 登録免許税:90,000円 |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | 厚生労働省 医政局医事課試験免許室 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
【関連資格】
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助産師試験の試験日
2019年度試験(第103回)
試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年2月13日(木) | 11月15日~12月6日 | 3月19日 |
助産師試験の試験内容
出題範囲
基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健、助産管理
合格点
総得点134点中81点以上
助産師試験の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年度 | 2,105人 | 99.6% |
2017年度 | 2,230人 | 98.7% |
2016年度 | 2,053人 | 93.0% |
2015年度 | 2,008人 | 99.8% |
2014年度 | 2,037人 | 99.9% |
2013年度 | 2,079人 | 96.9% |
2012年度 | 2,113人 | 98.1% |
2011年度 | 2,132人 | 95.0% |
2010年度 | 2,410人 | 97.2% |
助産師試験の難易度
各年度の合格率を見て頂ければ分かると思いますが、助産師としての適性を試すための試験なので、助産師の勉強をキチンとしていれば問題無く合格することができます。
助産師試験のテキスト
資格を活かせる仕事
助産師の多くが病院や助産所に勤めています。
その他にも保健所や母子保健センターに勤務している助産師も少数ながら存在します。
看護師に比べて、知識及び経験、精神的負担も大きくなりますし、分娩に関しては医師と同等の責任がかかりますので、助産師になるには、それなりの覚悟が必要です。
助産師は、看護師の上位資格として認識されていますので、看護師よりも給料水準は高くなります。また、助産師の資格を持っていることで資格手当を支給してもらえる病院もあります。
受験者の口コミ評判
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4.0 ハル 40代会社員
4.5 ぴりぴり 30代会社員
3.0 ミーチャン 30代会社員