個人情報の適切な管理・運営をするための知識を問う試験で、これまで累計11万人以上の受験者がチャレンジしています。
試験内容は大きく分けると課題Ⅰと課題Ⅱに分かれています。
試験に合格したら認定カード交付してもらえますが、認定カードの有効期限は2年間になりますので、更新するには更新講習会もしくは、WEB上での更新テストに参加して講習を受講して、更新料を支払う必要があります。
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個人情報保護士認定試験の基本情報
資格種別 | 民間資格 |
ジャンル | 事務・ビジネス・経営 |
資格区分 | なし |
受験資格 | なし |
試験日程 | 3月上旬、6月上旬、9月上旬、12月中旬(年4回) |
試験方法 | 筆記試験 |
免除科目 | マイナンバー実務検定1級、もしくは2級合格者は、課題Ⅰのマイナンバー法の理解が免除 |
試験場所 | 全国各地 |
受験料 | 11,000円 |
登録・更新 | 認定カードの有効期限は2年間(任意) |
主な対象者 | 小学生
中学生
高校生
大学生
専門生
社会人
その他 |
問い合わせ | (財) 全日本情報学習振興協会 |
【総合評価】
人気 : | 将来性: |
就転職: | 難易度: |
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個人情報保護士認定試験の日程
2020年度試験
試験日 | 申込期間 |
---|---|
2020年6月14日(日) | 2月6日~5月7日 |
2020年9月13日(日) | 5月14日~8月6日 |
2020年12月13日(日) | 8月18日~11月5日 |
2021年3月7日(日) | 11月12日~1月28日 |
個人情報保護士認定試験の内容
出題形式
筆記試験(択一式)
出題範囲
試験は大きく「課題Ⅰ」と「課題Ⅱ」に分かれています。
- 個人情報保護の総論
-
人情報保護法の理解(40問)、マイナンバー法の理解(10問)
マイナンバー実務検定1級(2級)に合格していれば、マイナンバー法の理解は免除になります!
合格点
正解率が80%で尚且つ480点以上(免除の場合は400点)
個人情報保護士認定試験の合格ライン
第49回試験より、当協会の「問題作成委員会」が認定試験合格者の水準の向上をめざして、設問形式と出題内容の改善を行っており、それに伴い合格基準の調整を行うものです。
公式サイトから引用
ただし、問題の難易度により調整し、正答率70%以下でも合格とする場合があります。
これは、合否判定につきまして、合否判定委員会が各回試験の難易度と正答率を検証し、衡平性を保つため、従来試験の合格者数と乖離しないように調整する場合があるためです。
この文面を見る限り、70%以上を必ず取らなければいけないという訳でもなさそうですね。
個人情報保護士認定試験の合格率
近年の平均合格率は37.3%
2018年度試験から合格ラインが80→70%以上に低くなったので、合格率がアップしているかもしれません。また最新の合格率が発表されたら更新します!
でもマイナンバーの試験科目が加わって試験範囲が広がっているので、実際はそこまで変わらないかもしれませんね。そもそも合格ラインが下げられたのも出題範囲が広がったことで難易度があったことが影響しているので・・・
そもそもよく考えたら70%以上の正解率でも通常の資格試験に比べるとやや高めですよね。80%の正解率に設定している資格試験ってほとんど見たことないような・・・。
個人情報保護士認定試験の難易度
合格率を見る限りでは難しい試験かと思われるかもしれませんが、問題の半数は世間一般的な問題が出題されますので、合格率ほど難しい試験ではありません。
個人差はありますが毎日1~2時間の勉強時間で2ヶ月程度の勉強期間があれば十分合格に達することができます。
- 試験の難しさは、日商簿記3級程度だと思います。合格率も高くて、法律の初学者であっても、市販の公式テキストをしっかり読み込み、問題集を2回転すれば合格できました。(30代男性 会社員)
- 個人情報保護法やマイナンバー法等の法律的な分野と、ウィルス等の情報系の分野から出題されるので、双方の知識が必要な試験です。情報系に疎い方は少し苦戦するかもしれません。(30代男性 会社員)
個人情報保護士認定試験の勉強法
「個人情報保護士認定 公式テキスト
個人情報保護士を取得するメリット
近年では、個人情報が流出する事件が多くなり、企業でも個人情報の管理に対して力を入れています。ほとんどの企業では個人情報をパソコンで管理していますが、ウィルスなどで情報が流出をしてしまうと、一瞬にしてネット上に個人情報が出回ってしまい、これを完全に消すことは不可能です。
企業は社会的な信用を失い、業績不良、最悪の場合は倒産になる可能性があります。大切な個人情報を流出しないことは、企業の存続にかかわる事柄ですので、個人情報の取り扱いの管理・監督・運用のための知識は必須です。
ですから、個人情報を適切に管理・監督・運用ができるスキルは、企業内において求められています。個人情報保護士認定士として認められれば、社内・社外において信頼をもたれる人材となりますので、こういうことから資格を取得するメリットはあると言えるでしょう。
個人情報保護士を活かせる仕事
人材派遣会社のコンサルティングであったり、企業における個人情報を扱う部署であったり活躍できる場所は多数あります。
この資格を取得すると、企業が持っている個人情報に管理方法を導入して、企業が情報漏洩を起こす事が無い様に指導する事が出来ます。
現在、個人情報の保護が何より重要になっている為、個人情報保護士は需要が高くなっています。
中でも個人の消費者を対象として販売事業を行っている企業は、もし個人情報の漏洩があれば、社会的信頼を失う恐れがあります。その為、個人情報保護士は企業の中の個人情報を扱っている部署で、個人情報を管理・監督する任務に当たります。
又、パソコンでデータを管理している企業が殆どですから、パソコンのセキュリティー強化や、データの扱い方に対しても具体的な指導を行っていきます。
企業の社員全員に、個人情報保護に付いての意識改革、危機意識の向上を教育する事も個人情報保護士の大切な仕事の1つです。
企業における個人情報のあり方については、今後の課題になる項目の一つになるので、いずれ個人情報保護士認定取得者が脚光を浴びる日が来るかもしれません。
受験者の口コミ評判
タップ(クリック)で口コミが見れます
簡単
5.0 名無し 20代会社員
個人情報保護士認定試験公式テキストと、過去問題を5回解きなおして1カ月で合格できたよ。割と簡単だから、受かりやすい試験だと思う。資格マニアの人にはおすすめだよ!(2019年2月)
有益な学習ができた
5.0 ヒルコ 20代会社員
個人情報の取り扱いがマイナンバー制となったことと、顧客情報漏えいの防止のため、社内で取得を推奨されました。こちらの試験は民間資格ですので、これを持っているからと言って特定の仕事に活かせるわけではありません。ですが自分としては、個人情報の適切な管理方法や運用補法などを知ることができて有益な学習だったと思います。(2019年1月)
メリットに思うこと
4.5 nana 20代会社員
個人情報の取り扱いが多い人事部に配属されることになり、こちらの試験を受けるべく勉強を始めました。マイナンバー法の理解が追加された初めての試験だったので、マイナンバーに関する知識をしっかりと学びました。メリットと思うことは、個人情報に関する知識がつき、社内でも評価が上がったことを感じます。(2018年11月)