グリーンセイバー資格検定試験とは
植物や生態系に関する知識を体系的に学び、自然保護や環境活動に活かすための民間資格です。森づくり、里山保全、自然観察、環境教育などに関わる人が、正しい知識をもとに自然と向き合う力を身につけることを目的としています。
検定はネイチャー、カルチャー、マスターの区分に分かれています。ネイチャーでは植物や生態系、自然保護に関する知識、カルチャーでは植物と人の暮らし、栽培、環境保全の制度などが扱われます。マスターは上位区分で、ネイチャーとカルチャーの知識を踏まえ、自然との共生や環境教育に関する理解が問われます。
自然学校、環境教育団体、森林・里山保全活動、造園・園芸関連、地域の自然保護活動などで活用しやすい資格です。法令上の独占業務がある資格ではありませんが、植物や自然環境への理解を深め、環境活動や自然体験の場で知識を活かしたい人に向いています。
グリーンセイバー資格検定の基本情報
| 資格種別 | 民間資格 |
| ジャンル | 環境・自然 |
| 資格区分 | マスター、アドバンス、ベーシック |
| 受験資格 | ネイチャー・カルチャーは特になし。マスターはネイチャーとカルチャーの両方を取得した人、または旧ベイシック・旧アドバンスなど所定の取得条件を満たす人 |
| 試験日程 | ネイチャー・カルチャーはCBT試験、マスターは記述式試験で実施 |
| 試験方法 | 【マスター】筆記試験(小論文を含めた記述式を含む) 【アドバンス・ベーシック】筆記試験 |
| 免除科目 | なし |
| 試験場所 | ネイチャー・カルチャーは全国のCBT試験会場。マスターは東京・大阪などの指定会場 |
| 受験料 | ネイチャー:6,000円(税込)/カルチャー:6,000円(税込)/マスター:9,000円 |
| 登録・更新 | 合格するとグリーンセイバー資格が授与されます。登録・更新に関する詳細は実施団体の案内に従う必要があります |
| 問い合わせ | 特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会 |
| 関連資格 | グリーンアドバイザー ビオトープ管理士 環境カオリスタ検定 NACS-J自然観察指導員 |
グリーンセイバー資格検定の試験日
2026年度試験
マスター検定
| 試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
|---|---|---|
| 2月ごろ | 公式ページで確認 | 公式ページで確認 |
ネイチャー検定・カルチャー検定
| 試験日 | 申込期間 | 合格発表 |
|---|---|---|
| 8月1日~8月14日 | 5月11日~7月17日 | 10月ごろ |
グリーンセイバー資格検定の試験内容
植物や自然環境に関する知識をもとに、生態系の保護・育成、自然との共生、植物文化、自然保護制度などを理解しているかが問われます。
ネイチャーとカルチャーは、どちらからでも受験できる基礎・専門区分です。ネイチャーは植物や生態系を自然科学の視点から扱い、カルチャーは植物の利用、栽培、文化、制度などを人との関わりの視点から扱います。マスターは、ネイチャーとカルチャーの内容を前提に、自然の捉え方、自然評価、植生調査、自然保護に関する考察力が問われます。
出題範囲
マスター
ネイチャーとカルチャーの内容に加えて、自然の捉え方、自然との共生、自然の学び方、自然評価、植生調査、自然保護、持続可能な循環社会などが出題されます。
小論文を含む記述式問題で実施されるため、自然環境に関する知識をもとに、自分の考えや見解を文章で整理する力が問われます。植物や生態系を単独で理解するだけでなく、人の暮らし、地域社会、環境保全活動との関係も含めて考える内容です。
ネイチャー
植物の基礎知識、生態系、分類、進化、自然史などが出題されます。
植物の各部の働き、植物の生活史、植物の分布、光合成、繁殖、種子、森林や草地などの生態系の仕組みを理解する内容です。自然を科学的に見るための基礎知識が中心になります。
カルチャー
植物の栽培方法、人と植物との関係、植物文化、歴史、自然保護に関する法律や制度などが出題されます。
園芸、農業、緑化、植物の利用、暮らしの中の植物、地域文化、自然保護制度など、人間社会と植物の関わりを理解する内容です。植物を育てる技術だけでなく、植物が文化や生活、環境保全の中でどのような役割を持つかが問われます。
試験科目と出題数
ネイチャー検定とカルチャー検定は、CBT方式で実施されます。出題形式は、択一選択式、多肢選択式、○×式で、各100問、試験時間は120分です。
マスター検定は、小論文を含む記述式問題で実施されます。ネイチャーとカルチャーの両方に合格している人など、所定の受験資格を満たした人が受験対象になります。
合格基準
ネイチャー検定とカルチャー検定は、各区分で所定の基準を満たすことで合格となります。具体的な合格点は、試験実施団体の判定基準により決定されます。
マスター検定は、記述式問題や小論文を通じて、自然環境に関する知識、自然の見方、評価・調査に関する理解、考察力などが総合的に判定されます。
グリーンセイバー資格検定の受験者数・合格率
資格取得者の累計は3,500人以上
マスターの合格率は40~50%、アドバンスとベーシックの合格率は50~60%
グリーンセイバー資格検定の難易度
グリーンセイバー資格検定試験は、自然環境や植物に関心がある人であれば取り組みやすい資格です。環境系・植物系の資格の中では極端に難しい試験ではありませんが、級が上がるほど生態系や植物、自然保護に関する理解が深く求められます。
負担になりやすいのは、植物単体の知識だけでなく、自然環境全体を関連づけて理解する点です。植物の種類や特徴、生育環境、生態系の仕組み、里山、森林、湿地、外来種、自然再生、環境保全など、幅広いテーマが関係します。
初級にあたる区分では、自然や植物に関する基本的な知識が中心になるため、初学者でも比較的取り組みやすい内容です。一方で、上位区分では、自然観察や環境保全活動の経験がないと、用語や考え方を具体的にイメージしにくい部分があります。
植物観察、ガーデニング、自然保護活動、環境教育、里山保全などに関心がある人は、学習内容を日常の活動と結びつけやすい資格です。ただし、単に植物名を覚えるだけではなく、植物と環境、人の暮らしとの関係まで理解する必要があるため、上位区分ではやや専門性を感じやすいでしょう。
資格を活かせる仕事
グリーンセイバー資格検定合格後、すぐに活躍できれば良いですがなかなか活動が難しいケースもあります。
そこで検定で得た知識を活かせるようにグリーンセイバー登録を推奨しています。登録すると人材募集情報などを提供してもらう事ができます。他にも活動の場を提供してくれているので、参加することでどのような活動が行えるのか具体的に分かってきます。
自然体験イベントや森づくり体験といったイベントに実際に活躍しているグリーンセイバーとともに参加できます。
体験を重ねていく中で、ご自身で子供向けの自然体験プログラムを提案したり企画の運営や実行などにも携われるようになります。
資格侍自然を守るため、美しい地球を守るために活躍できるグリーンセイバー資格検定は、自然に興味がある人、子供や大人に自然の美しさやすばらしさを伝えていきたい人に向いている資格です。

